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【鉄面皮日記】22/09/08.So Precious Down in labor

So Precious Down in labor (ホントは‘Down in New Orleans’ )

この歌を口遊みながら
労働から戻る。
この苦役も4ヶ月が過ぎ、一年の約3分の1を消化したことになる。
指折り数えるはもうすぐ正月と思っていたが、これはまさに服役中の監獄じゃなかろうか。
頭ではなんくるないさと構えているのだが、身体が猛烈に拒否反応をおこしているのがよくわかる。
帰宅してからも少しばかり晩酌しては、汗臭いまま風呂にも入らず寝床にひっくり返り、眠りは深くなく、ただ肢体を横たわらせてもがいているという態であった。
愚痴を云うても始まらぬが、まるでつまらぬのだ、厭ならば辞めればいいのだがつまらぬ意地もあり、つまり詰まらない日常は蛇口が開きっぱなしの水道のように、水はぽたりぽたりと滴り落ち、やがて大海となり溢れ出す。
そこまでいけば大事となるであろうから、蛇口を捻り止める、元栓から閉める等、対策はある。
しかし困りものなのが、ぽたりぽたりであって、見た目にはそれほどに大事ではなく、時を経ていきなり溢れ出す大海原になるまで放っておくという自覚の無さが問題なのである。
それは理由を拵え辞することばかり考えるという時期でもあった。
まだ時期尚早だ。
これを越えた先にまだ何かあるのかも知れない、そうなだめて遣り過ごす。

雲の上、
どんとが考えたそこはどんなんだったんやろ?

そうして相変わらず缶ビールお供に、つらつら町を徘徊し、いつもの桟橋に腰掛けて一服する。
こんなこと長くは続かない(いろんな意味で)
繰り返す繰り返す、いいコトも、やなコトも。
淋しいよって泣いてても、なにももとには戻らない。
欲しいものはいつでも雲の上。