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【鉄日】24/05/30. 狼生きろ、豚は死ね。

おつかれ5月。
さっきワークマン行って爆買いしてきた。
つってもですね、エプロンや虫除けパンツ、レインコートとかで仕事用なのです。
川に入るコトもあるので長靴も探したけれどいいのが無くて、まぁ雪用長靴で事足りるか。
ホントは靴、一足しっかりしたワーク靴やトレッキング靴を探してるのですが、なかなか折り合いがつかず、結局は前職で支給された安全靴でやり過ごしてる。
コト足りてるんだからそれでいいんだけど、飽くなき物欲てやつはどんどん押し寄せてきて困りもんです。
同じ用途の物が幾つもあっても仕方がないので、入れたら出していく。
in out in out ...  入れたり出したり、そうやって生業は回っていく。

本日も虐殺仕事、僕の手は緑色の血で染まってる。
施設内にある外ピロティの草刈り作業。
"ピロティ"て言葉、ものすごく懐かしく小学時分の学校校舎を思い出す。
ピロティ集合、とか何の疑問も抱かずに言ってたけれど、遠い昔のそれと今のそれが近くて遠い。

ピロティ(フランス語: pilotis)
柱列のことをいうが、フランスの建築家、ル・コルビュジエは、建築物自体で都市をつくることを提案し、建築物をもち上げ、そこにできる吹放ちの空間を利用しようと試みた。現在では、その吹放ちの空間を指すことが多い。

wiki

コルビュジエかいっ!
出典を知らずして使ってる言葉は多い。

野外では、刈っても刈っても雑草と呼ばれる種は、そんな人を嘲笑うかの如く触手を伸ばす。
家庭では、育てよう育てようと鉢植えで水やりと肥料を山ほど与えても、そんな人を嘲笑うかの如く枯れていく。
野生は強く、飼い慣らされた畜産物は脆い。
皮肉なものであるが、どうやら自然に太刀打ちできるコトなんて烏滸がましいのかも知れない。
花屋でせっせとお金を落とし、入れては出して、その短く去勢されたお花を愛でるくらいが関の山、ぢゃなかろうか、人間なんてらららららら〜ら〜ら。
それにしても雑草(生えなくていいとこに密生する草の意)とことん強い。
僕があんなに酷く傷つけたのに、次の日はケロっとして、燦々と伸びている。
右往左往してるのは、それに依存してる虫たちなのかも知れない。
蟻なんてそりゃあ大騒ぎ、草を除去すると巣が丸見えになり、緊急事態勃発、彼方此方からアリンコ・ラッシュだ。
虫ってば、お互いにぶつかったりしないのかなァ?
蟻はぶつかる寸前で避けるか、相手を踏み越え、進んでくけどさ。
飛んでる虫がお互い衝突してる場面に出くわしたコトない。
クルマのフロントガラスには始終突っ込んできて、不気味な液体をぶちまけてくけれど。
虫同士には見えないレーダーでもあるのだろうか?
そこでも人てば、ケータイ見てて互いにぶつかったりさ、クルマだって衝突するよなあ、人工物は脆いのかもなあ。

「狼は生きろ、豚は死ね」
なんて台詞を思い出した。
角川映画『白昼の死角(1979)』キャッチコピーですね。
弱肉強食、弱い者は朽ちるがいい。
と思ってたけれど、これの出典はあの石原慎太郎センセ戯曲だそうだ。
"豚"は「既存の体制の上にあぐらをかいた醜い権力者ども」
"狼"が「それを打ち倒す真摯で精悍な若者たち」
今や見事に逆転した意味合いになってしまっていますね。
というよりも、全員が"豚"てとこだろうか。

最後、圧倒的に現在のコンプライアンス的に不適切ではございますが、
マンガ『男組』(1974~9/原作・雁屋哲、作画・池上遼一)神竜剛次の台詞でひとつ。
現代の若人はぜったいこのマンガが足りてないっゾっと!

by.男組

因みに、ブタはいのししを飼育し家畜化した動物。
あしたのジョーにもなれなかったヤツは、俗世間にまみれ、うどん野郎なマンモス西に成り果てるのです。
ASH TO ASH!