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元プロサッカー選手が森保采配の矛盾に迫る。

サッカーWカップが始まり、面白くなってきました。日本代表は初戦でドイツ代表を撃破し、続くコスタリカ戦ではまさかの敗戦。残るは無敵簡単スペイン、とても難しいと状況に直面している状態です。

さて、今回私が書きたいことはコスタリカ戦の森保采配についてです。今回の敗戦の要因の全ては、森保氏の采配にあります!!

私は選手については誰一人悪くないと思っています。適切なタイミング、ポジション、組み合わせで使わなければ選手が実力を発揮するのは難しいのは当たり前です。今回のコスタリカ戦では、堂安、相馬、上田、山根など、本来の実力からは程遠いできで、批判の的となっているようですが、彼らについて言及する必要はありません。まずは腐ったみかんである森保采配についてしっかりと掘り下げなければならないのです。

①なぜターンオーバー制をここに持ってきたのか。

ドイツに勝った日本の後半メンバーは最高でした。おそらく今まで見てきた森保Japanにおいて、いや歴代の日本代表を見ても最高の戦いだったと思います。しかし、それは理論的に作り上げたものだけではなく、自然発生的な幸運によるものでもあったと思います。いわゆるサッカーの神様からのプレゼントがあったのです。サッカーにおいてこういうことは時々あるのですが、それをモノにすることでチームはとんでもない偉業を成し遂げるのです。では森保Jはどうでしょうか。ドイツ戦は勝ちましたが、コスタリカ戦ではなぜか4-5人のノーマルな選手を先発に抜擢してしまいました。ドイツ戦の前半は良くなかったとはいえ、ドイツ戦の後半スーパー日本代表になれたのも、前半の選手たちのチャレンジや試行錯誤があったからです。森保氏は幸運にも成功パターンを見つけたのにも関わらず、意味のわからないターンオーバーという謎の采配をしてしまいました。ドイツ戦の勝利を自らの力と過信してしまったのでしょう。サッカーの神様が用意してくれた道筋が見えなかったのでしょうか。

私の経験上、外国人の監督であれば絶対に森保氏のような采配はしないでしょう。さらに外国人選手も同様です。こんな采配に納得する選手はいません。選手たちが各々に意見を言い出し、チームが分解してもおかしくありません。辛うじてそうなっていないのは、きっと今の日本代表には良い子ちゃんしかいないのでしょう。   

②南アフリカWカップの教訓が活かされていない

日本代表は南アフリカWカップで何を学んだのでしょうか。今回のWカップはあの時と似ていると思います。下馬評は最悪でしたが、本番では大業を成し遂げる。そしてそのチームを変更せずに使い続ける。当時で言えば、軸となった、本田、大久保、松井、遠藤、長谷部、阿部、長友、闘莉王、中澤、駒野、川島はほとんど変えずに先発で使い続けましたよね。だからあそこまでやれたし、正直パラグアイ戦にPKで負けて悔しかったけど、監督や選手への憎しみは全く湧いてきませんでした。あのPKで勝っていれば、ベスト4まで進めたかもしれません。

では、今回の代表はどうですか。せっかくあの時の代表チームが素晴らしい道筋を見せてくれたのに、なぜその道筋を利用しようとしないのでしょうか。あの時の先発メンバーは4試合戦う力を十分ありました。休ませる必要なんてなかったと思います。そういうエビデンスを残してくれたのです。今回のメンバーだって同じです。森保氏はなぜ三笘、伊東、久保を使い続けないのでしょうか!?相馬、南野、堂安は彼らが怪我した時、疲れた時に投入で良いでは。それがサッカーじゃないのでしょうか?三笘、伊東、久保からすればなぜ大切なWカップの試合に、自分より下の選手が先発で出てるのか、疑問をもつでしょう。それをターンオーバーやチーム力という便利な言葉で丸め込んでるだけじゃないのではないですか? 

③森保の矛盾

森保氏は「プロセスは間違ってなかった、ただ結果が伴わなかった」と敗戦後にうまい言葉を発していたが、プロセスが間違っているから結果が伴わないのです。結果が伴った時にこそ、初めてプロセスは間違っていないと言えるんじゃないのではないでしょうか。森保は初めての代表監督なのに、なぜプロセスが間違ってないと言えるんですか!?次のシーズンもあるクラブチームの監督や、育成を目的としているチームなら、結果の伴わないプロセスを評価しても良いでしょう。ただ、森保氏の任されているチームは代表チームです。結果が伴わないプロセスなんて、ほとんど評価されないのです。そこの理解や自覚が欠落してるのではないでしょうか。そうでなければ”ターンオーバー制”という甘っちょろい采配はできなかったはずです。これについてはWcup監督だった岡田監督や西野監督にも聞いてみたいものです。

きっと「えーえーえーえーと始まり語弊の少ない、的を得ない解答を繰り返すのでしょうが」
  
いずれにせよ、スペイン戦は是が非でも勝ってほしいと思います。今回書いたこの文章が全て間違えだったと言わせてくれるような采配を見せてください。どれだけ批判しても、今は森保氏しか頼れる人はいないのだから。

 


       


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