中小企業の重要性について

私は中小企業と言われるところのことをあまり知りません。
なのにこのタイトルを書くには、思うことがあるからです。そもそも中と小を1セットにしていることにすら、?という感じを持っています。その定義として、個人的には事業が継続している年数を指せば良いのかと思ってしまっています。(ここにご批判がある方は別途ご指摘いただければ大変勉強になりますので、コメント欄にお願いします。)

さて、どういう思いがあるのかというと、例えばIT企業は、それこそ有名な企業から無名な企業まで最近は多くの企業が存在すると思います。そう感じております。それはITの重要性があるから。でも日本の企業でどこまでITで進出しているでしょうか。

今後の日本は世界を相手にやっていくことが必要です。なぜなら国内の人口が減るから今よりは少なくとも、売る相手が減るからです。そして周りは増えていく。インドネシアの人口を見ると日本より多いんです。人口が多ければ、その分ものを売る機会も多い。じゃあ日本はITでインドネシアにアプローチを掛けている企業がどこまであるでしょうか。

私の勝手なイメージですが、中小企業と言われている企業の中には、世界を相手に商売している会社があります。あると思います。
そういった会社は可能性があります。日本はまだ金持ちなので、これを展開できる可能性もあるのです。でもこれからは段々と機会を失っていく。それが素人目にも分かるのに、中小企業は軽んじてみられがちなイメージです。好き好んで倒産リスクの高い企業に就こうとする人間はあまりいない。これって問題だと思うんです。だって企業の事業規模だけが重要ではないのですから。アメリカの現存する企業の相当な割合が今後事業を継続することが難しいと聞きました。それが現実なんでしょう。シェールガス革命もそうですが、我々が感じている以上に世界はグローバルで、国内だけで成立する先進国の経済状況は稀です。世界を相手にしないとやっていけない。そしてそれを見据えてる国は少ない。北欧は早いと思います。IKEAなどの身近な企業で、実は世界進出が完全にできている企業なんですよね。ユニクロは衣服メーカーになっていますが、衣服は事業展開が難しいと思います。世界中で必要とされすぎているから敵が多すぎるんです。

日本の文化は好きです。世界にも通用するところはあると思います。でも文化で食っていっている国は果たしてあるのでしょうか。日本が復興できたのは車産業が大きいと思います。結局その時の世界のニーズに合致したからなんです。今は物が溢れている時代。ニーズは変容しています。新しいアイデアが充分に含まれたモノの販売や、サービスと金融の新たな展開が求められています。

半永続的にニーズのある事業を探す。これを行えている企業に目を向けるべきです。そこに大企業だけがやれているとは思えません。フランスのwithingsという会社は健康デバイスとして小企業(スタートアップ)なのにNokiaに買収されました。(今はまた売り出されて独立することになってしまいましたが。)

健康や安全、ネットの新たな活用方法の提案や、物流のスマートな方策、日本の資源を最大限に活用したモノの展開。ネットが普及した時代に方策は様々です。どうか中小企業がニーズを作り出せるよう、皆様がそこに目を向けられるような世の流れを作っていって欲しいと切に願います。私は団体員としてやれるベストを尽くす所存です。ご賛同いただければ幸いです。

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