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<翻訳> Vault of the Void アップデート#44 コミュニティコード、チャレンジコイン、そしてCOVID

はじめに

 本記事はSteamで絶賛発売中のVault of the Voidの開発日誌を翻訳した記事です。

 なお、翻訳記事に関してはVotVの開発者であるJosh Bruceさんへ許可を経て作成しております。

<補足説明>" "で表示されているテキストは、日本語翻訳後の名称になります(今後変更される可能性があります。)<補足終了>

元記事はコチラ
以下、本文

 みなさん、こんにちは!
 ようやくここにたどり着きました。正直に言うと、"遠回り"をしていました…ご説明しましょう。

 当初、このパッチを先週末か遅くとも週末にはリリースする予定でした。しかし、人生には別の計画がありました--家族と私をCOVIDの発作で襲うことも含めて!幸いなことに、私の場合は1日か2日の軽い症状で済みましたが、ゲームのアップデートは少し遅れてしまいました。修正に時間がかかってしまったことをお詫びします。本当はもっと早くにリリースしたかったのですが、ローカライズがまだ続いているので、その間にビルドをプッシュするためのブレークポイントを見つけるのは難しいのです。

 しかし、私たちは今ここにいて、本バージョンをリリースすることに興奮しています。翻訳はまだ続いていて(私はまだゲームから糸を引いています!)とても順調に進んでいます。(ゲームは現在、複数の言語でププレイできます。)
多言語対応の合間を縫って本アップデートを行うことができました。早速、見てみましょう。


バグ修正

 まずはつまらないことから始めましょう。バグだ。うげぇ。たくさんのバグがありました。文字列の欠落に関するものが最も報告されていました。これはすべてローカライズに伴う問題であり、本当に申し訳ない。
 Desync”非同期”にツールチップが追加されました。今までのShii”死兆”のようなツールチップではなくなりました。
 私が修正したと記憶しているすべてのバグの完全なパッチノートを記事の最後に掲載します。他にもたくさんあったと思いますが!

カードのスタック機能

 カードのスタック!現在、試作品として動いているものです。Vault of the Voidの最もクールな特徴の1つ(と私は考えていること)は、手札の枚数制限がないことです。しかし、これはHidden Blade”隠しナイフ”のスパムに関して...面白い事になることがあります。プレイするのは楽しいですが、使いこなすのは難しいですね。

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 もう大丈夫。カードのスタックとは、手札に加えたカードをきれいに積み重ねられる機能です。もし問題があれば教えてください。問題がなければ、Banes”厄災”、Dazes”目眩”などのAffliction"ペナルティ"カードにもこの機能を導入する予定です。


ゲームの保存 - 再び...

 セーブゲームファイルの問題に悩まされていたのですが この問題を解決する方法を見つけました。Loop Odysseyの作成者であるValouvalouさんに感謝します。彼らと(そして他の多くの人が)同じような状況で、解決策を見つけたようです。今回のアップデートで同様の修正を行いましたので、もしプロフィールやゲームの保存が消去されてしまった場合はご連絡ください(通常、ブラックアウトやPCのクラッシュ時に発生します)。

 幸運を祈ります🤞

チャレンジコイン

 ローカライズ作業で手が離せない状況ですが、一つだけ追加できることがあります。そう、チャレンジコイン!各クラスに1枚ずつ、計4枚のコインが追加されました。チャレンジコインのアップデートに対する評価は圧倒的です。新しいシステムを楽しんでくれた皆さんに感謝していますし、プレイに時間を割いて知らせてくれた皆さんにも感謝します。
これからも、より多くのコインを追加していく予定です!

 これまでのコインと同様に新しいコインも楽しんでいただけたら嬉しい。

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750 Steam レビュー報酬

 さて、私は心底驚きました。実はすでにレビュー数が750を超えています。(まさに今日達成!)これは幻か?!皆さんには感謝してもしきれません。750 Steam レビュー報酬は、ゲーム内で獲得できます。前回のパッチで実装された新しいシステムをご覧になった方もいらっしゃると思いますが、アンロック時のオルタナティブアートワーク画面です。クールなアートワークのバリエーション、アニメーションカード、テーマに沿ったセットなど、素晴らしい特典を用意しています。

 私はこのシステムにとても期待しています。クールな可能性を秘めているからです。ゲストのアートワークを紹介したり、他のゲームとのクロスオーバーしたり、そんな楽しいことをやってみたい!

 数あるオルタナティブアートのうち、最初の先陣を切るのは、みんな大好きHidden Blade”隠しナイフ”だ!その通り。Soul Knifeはアンロック画面で 「SoulKnife」とコードを入力し獲得できます。フルサイズで、しかもアニメーションです。退屈なHidden Blades"隠しナイフ"ではなく、集めた魂の力を利用する武器を使ってみないかい?

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 クールな報酬やコスメティック報酬のアンロックを作るために少しでも時間を割くことができるのは、とても嬉しいことです。すでに1000 Steamレビュー報酬として、オルタナティブ・アートワーク・カードのセットを作っています。テーマは...その...面白いですよ...

 ああ、プレビューを見たいですか?そうですよね...



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 おいまじか?やったぜ!!!

500 Steam レビュー報酬
(インタラクティブバトルフィールド)

 少し真面目な話をすると...以前に私の記事を読んだことがある人は、500報酬の件で私がどれだけ動揺していたかを知っていると思います。私はこのようなことが起こらないようできる限りのことをしましたが、残念ながら状況の展開は良くありませんでした。しかし、ついに、その準備が整ったことをお知らせしたいと思います。

 まず、ベースのレイアウトを手伝ってくれたアーティストのMengoに感謝します。一緒に作業をして、僕が最終的なレンダリングをして、アニメーションのための準備をして、アニメーターのSanjeevがそれを完成させてくれました。またしてもです。(そのお礼として、近々トレジャーゴブリンのアニメーションを担当してくれるようです。)

 正直に言うと、Discordでも話しましたが、今回の件でかなりナーバスになっていました。どれだけ期限が過ぎているか、それにまつわるドラマ、そして期待感から、失敗して失望させてしまうのではないかととても心配していました。ああ、あれね?って...

 けれど、これまでにテストした人たちは皆、素晴らしいと言っていますので、ぜひ皆さんにもそう思っていただけると嬉しい。

 まず、コードを入力してください。「LateToTheParty」でこの逸品のロックが解除されます。

 ターン終了時、脅威の取得時、モブ討伐時など、行動に応じてボードの要素が反応し、光ります。また、特に音楽が好きな方には、ちょっとした隠し玉を用意しました。CpawsMusicのCodyに大きな拍手を送りたいと思います。(彼はVotVのサウンドトラックを担当してくれています。)ルーンのサウンドで私を助けてくれたの絶対的なレジェンドです。ルーンをクリックするとその偉大さがわかると思います:)

 ルーンで曲を演奏しているビデオを最初に送ってくれるのは誰かな?:D

 最後になりましたが、私はこのようなことが二度と起こらないように誓いたいと思います。期限を過ぎてしまって、本当に申し訳ありませんでした。皆さんはレビューを書いてくれた。私はできなかった。でも、インタラクティブバトルフィールドを楽しんでくれることを願っています :)


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 わお!もう一番下まで来たの?最後に、いつものように、すべての素晴らしいサポートと親切な言葉に感謝して締めくくりたいと思います。少なくとも1日に1回は、誰かがDiscordに参加したり、RedditやTwitter、メールでVaultがどれだけ大切なものか、どれだけ楽しんでいるかを伝えてくれます。ゲーム開発は疲れるものですが、皆さんのおかげでやりがいのある経験ができています。ありがとう!

 次の数週間は、ローカライズの仕事が続きます。そして約束していたバランスパス(翻訳の途中ではできません)と、新しいコンテンツに入ります。

 それでは皆さん、お元気で!それでは!

- Josh

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新しい要素

- The Void戦でポーションを自動使用するオプションがメニューに追加。
-Hidden Blades"隠しナイフ"とSilent Shivs"暗殺ダガー"が手札にスタックするようになりました。これはまだプロトタイプで、いずれ他のカードにも適用される予定。
-コード「SoulKnife」を入力すると、Hidden Bladeのオルタナティブアートを入手できる。(750コミュニティリワード)
-ようやく、インタラクティブバトルフォールドが完成。コード「LateToTheParty」を入力してアンロックできる!
- 4つの新しいチャレンジコイン。
-探索履歴にシードのコピーボタンが追加。
-シードの貼り付けボタンが追加。
-Bane"厄災"、Daze"目眩"、Exhaustion"枯渇"、Infection"感染" 、Remorse"苦悶"に新しいアートワークが追加。
-オプションメニューに、発見ツールチップを表示するオプションを追加。これにより、ゲーム中、「発見」していないアーティファクトやカードには、追加のツールチップが表示される。
-Void stone"虚空石"がコレクションで確認できるようになった。
-またしても、保存ファイルシステムのアップデート。データ消失の問題があればご連絡ください。
-コミュニティ・リワード・トラッカーが1000にアップ!
-トップバーにスペルボタンが追加され、ツールチップで素早くスペルを表示できるようになった。

バグ
-Bruce"暴虐の主"のパッシブアビリティに説明がないのを修正。
-Soul MerchantのVoid Stone"虚空石"が「0」と表示されてしまうのを修正。
-一部のカードでランダムなターゲティングが発生する問題を修正。
-Tight Pockets"小さな財布"をプレイした際のmin priceツールチップを修正。
-Desync"非同期"のツールチップがShii"死兆"のツールチップになっていたのを修正。
-ストアページのNoxiousのTwitterへのリンクを修正。
-コレクションに"Bane"厄災"、Daze"目眩"、Exhaustion"枯渇"、Infection"感染" 、Remorse"苦悶"のカードを追加。
-問題報告された、商人、ボタンのちらつき、Zeal"天意"メニューの不具合を修正。
-Fortitude"障壁"がダメージ予測に影響する問題を修正。
-Treasure Chest"宝箱"のリロール問題を修正。
-immune"無敵"が付与された敵を"Shii"死兆でターゲットする問題を修正。
-Reroute"経路変更"を無視していたTeska Trident"放電トライデント"のDischarge"気力開放"を修正。
-Jewel of the Void"虚無の宝石"のバグを修正。
-Debt Repaid"負債の取り立て"のPurge"パージ"がRage"レイジ"の影響を受けるようになった。
-State of Mind"精神の安定"のパージがレイジの影響を受けなくなった。
-デイリードラフトのPre-FightにあるArtifact Chestを削除。
-Jade Mantis"翡翠のカマキリ"に関する問題を修正。
-Vanguard Shield"護衛の盾"を修正。
-ローカライズのセットアップの為、カードのキーワードを修正。
-コレクションとCard Discoveryの数値の調整。
-「設定」→「デバッグ」から「Community Reward Main Menu」機能を再度有効にすることができる。<補足>メインメニューに表示されていたコミュニティ報酬機能はSteamから"御叱り"を受けたため一時的に削除されています<補足終了>
-Hold to End Turn"長押しでターン終了"がショートカット(Space Bar)に拡張。
-Unholy EffigyがFumble"不器用"に正しく影響するようになった。


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編集後記

 Vault of the voidの日本語翻訳を統括している燻丸です。翻訳記事をお借りして、現在の翻訳進捗を記載していこうと思います。
<補足>VotVの日本語を含む多言語対応は、日本チーム4名を含む総勢32名の有志の人によって進められています<補足説明>

 日本語の進捗ですが、100%を達成!!!!!!!!!!!!!


 まずは有志翻訳に参加してくださってる方々に最大限の感謝を送ります。さて、100%を達成したとは言え、ローカライズはこっからが本番です。(日本語に置き換えた際に見切れていないか、フォントは雰囲気に合っているか、バグがないか、ツールチップは適切に表示されるか….)通称LQAの作業です。

 また、本作は開発途中ということもあり、バグが日本語ではなく英語でのプレイそのものに起因するものもあります。現在まだフォントが埋め込まれていない部分や、ゲームのコードから翻訳するファイルに抜き出されていな文字もあります。それらを開発者であるJoshに報告し、対応していただく。それの繰り返しを行い少しづつですが完成に近づいています。


 すごいのが、これら日々コミュニティと、ローカライズチームから上がってくるバグ報告やIssueをほぼ一人で対応するJoshの人当りの良さと、その胆力です。そしてコードを実装するのもものすごく早い。
通常、ゲームのLQAを行うには、ゲームを数時間プレイして実際の画面をみてようやくテキストの確認をすることになりますが、それではいくら時間があっても気力が持たない。そこで、いわゆる"ゴッドモード"を実装してくださいました。下記の画像は、モンスターの名称とその攻撃を記載した文章。


 こうして開発者と綿密なやり取りを行い翻訳ができるのは、インディーゲームだからこそ、そしてVotVの開発者であるJoshであるからこそなのかもしれない。また、こうした記事に進捗を記載できるのも有志翻訳だからこそなのではないだろうか。


 さて話が長くなってしまったのでこのあたりで切り上げましょうか。

 日本語翻訳が届けられるのはもう少し先になりそうですが、応援してくださるとすごく励みになります。

 次回も進捗等記載していくのでお楽しみに!


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