実家に相談できない妊婦の独白

妊娠報告を機に、実家の両親と連絡を取らなくなってしまった。
次は産まれるまで何も連絡しないであろう、と私は一線を引いた。
自分の繊細な心を守るために。
穏やかな妊娠生活を送るために。

でも、心の奥底のインナーチャイルドたる私が、庇護者に頼り、甘え、何でも打ち明けたがっている。

だめだ、だめ。
自分で一度、決めたから。

それに、兄経由で接触を試みようとしたけど、がっかりしただけでしょ?

あの両親の価値観、に取り込まれた、あの家族は、私とコミュニケーションが成り立たない。

期待しちゃ無駄だ。

慰めて、安心をしたいからという理由で
「〇〇が不安なの。大丈夫?」
と聞くと、
「もっと怖いことも起こるかもよ」
と脅かされる。

自分たちで、ここまでできたよ!褒めてほしいな!という動機で、
「〇〇に決めたの。〇〇してきた」
と事後報告すると、
「そう。△△は禁止よ。〜〜をしなさい」
と禁止事項と命令を伝えられる。

もう何も相談できない。したくない。
共感がほしいだけなのに、共感はもらえないから。

さびしい。

孤独が胸の内で強くなりすぎて、張り裂けそうになる。

さびしい、さびしい、さびしい!

と、書いてみることで、自分の気持ちをいったん、認めてみる。

報われない努力?

うん、

どうせ分かりあえずに過ごすなら、
この人たちに認められるためだけに過ごしてきた監視された年月、
この人たちの希望で過ごした人に言えない場所とイニシエーション、
これらは、
世間一般には価値のない、マイナスにしかならない経験・教育だった。
自立できず、世間のタブーに触れていた。
それが親の喜ぶことだった。


この人たちへの未練と葛藤を書いた匿名の文章の数々…。
書くことで逆に私に親を忘れ去ることを難しくしている!

それでも、書く。

書き出さないと、眠れないから。
思い出しすぎない程度に、でも書くことで、
昇華できる。

そしてこの心のモヤモヤが、書く一番の動力源だから!