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いびきを引き起こす「11の原因」

いびきに悩んでいる人「自分では静かに寝ているつもりなのに、いつもいびきをかいてしまう・・いびきってなぜ起こるんだろう?」

このような疑問に答えていきます。

✅本記事の内容
・いびきが引き起こる原因は「11個」あります
・自分のいびきの原因をよく理解することが一番重要です
・いびきの原因にはそれぞれ特定の治療法があります

こんにちは、いびき博士です。

自分では静かに寝ているつもりでも、寝ていると大きな音を出してしまういびき問題。

いびきって日常的な問題ですけど、そもそも

「なんで意識してないのに音が出るんだろう。」

そう疑問に思ったことはありませんか?

今回の記事では、いびきが引き起こる原因を「11個に分けて」解説しています。いびきや睡眠時無呼吸症候群に悩んでいる人はチェックリストを確認して、改善すべき問題点を探してみてください!

いびきを引き起こす11個の原因

結論として、いびきの音の原因は何らかの方法で気道が塞がれたおり、息を吸うとその狭い空間を通過する空気が振動して音が出てしまいます。

上記を深掘りしていきます。

「気道が塞がれているから、そこを通過する空気が振動して音になる。」

理屈は簡単ですよね?

しかし、どんな原因で気道が塞がれてしまっているのか、を知ることはそれほど単純ではないありません。

なぜなら、いびきを引き起こす原因は「11個」もあるからです。

まずは、いびきの原因となる11個のリストをみていきましょう。

1)アルコール、鎮静剤、睡眠薬
2)アレルギー
3)喉の筋肉
4)過度の体重
5)鼻詰まり
6)睡眠時無呼吸
7)睡眠不足
8)寝方
9)口を開けて寝ている
10)鼻の構造
11)喫煙

いびきを引き起こす原因となるものは上記11個です。

もちろん、これが全てではありませんし、上記の要素2つや3つが重なっていびきが引き起こっている可能もあります。

しかし、これらが最も一般的ないびきの原因です。

ここからは、これらの原因を一つずつ深掘りしていきます。

理由は下記の通りです。

いびきを一番効率よく治療する方法は、「自分のいびきの原因を知り、その問題を解決する最も自分に合った方法を見つけること」

かなりボリューミーな記事となっているので、心当たりのあるポイントをつまみ読みするようにして深掘りしてみてください。

1)アルコール、鎮静剤、睡眠薬

一つ目の原因は「アルコール、鎮痛剤、睡眠薬」です。

これらがいびきを引き起こしてしまうのには理由があります。

私たちの体には、睡眠中に気道が塞がったり妨害されたりするのを防ぐための自然な防御本能が生まれつき備わっています。

しかし、寝る前にアルコールや鎮痛剤、睡眠薬を飲むと、ある種の覚醒状態に陥り、反射神経や体の機能をある程度低下させてしまうのです。

例えば、アルコールは中枢神経系を抑制し、体内の筋肉を弛緩させるので、最も一般的ないびきの原因である、過度にリラックスした喉の筋肉が気道を塞いでしまう、という状況を引き起こしてしまいます。

それだけではありません。

アルコールには、いびきのもう一つの主な原因である鼻詰まりを引き起こす原因にもなりえます。

アルコールを飲んだ日に特にいびきが酷くなる方は、寝る少なくとも4時間前にはアルコール飲料の摂取をやめてみてください。

それでは、睡眠薬はどうでしょうか?

いびきをかく人の多くは、一晩中十分な深い眠りにつけることを期待して、睡眠薬を使う方が多いです。

しかし、睡眠薬はアルコールと同じように喉の筋肉を弛緩させる効果がありますので実際にいびきをかく原因になってしまう、逆効果となることがあります。

鎮静剤と精神安定剤も同じことが言えます。

なぜなら、これらの薬は僕たちの体を無理やりリラックスできるように設計されているからです。

「アルコール、睡眠薬、鎮痛剤」はあなたの体を強制的にリラックスさせていびきの原因を作り出す可能性があるので十分に気をつけましょう。

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2)アレルギー

アレルギーはいびきの主な原因の一つである「鼻詰まり」を引き起こすため、いびきの原因である可能性は十分にあります。

僕の場合は、このアレルギー性鼻炎が鼻詰まりを引き起こし、いびきをかいてしまっていました。

アレルギーからいびきをかいてしまっている人は、カビ、ダニ、動物のふけなどの一般的なアレルギー要因が原因であるケースが多くあります。

しかし、幸いなことにアレルギー反応からいびきが引き起こっている場合対処するのは比較的簡単だと言えます。

・頻繁に部屋全体、特に寝室に掃除機をかけること

・犬や猫などペットを飼っている場合、ペットを寝室に入れないこと

の二つを実践するだけでも効果が実感出来た人は多くいます。

また、枕がアレルギー反応を引き起こす原因となる可能性も十分にあります。(ホコリやフケから)

ですので、宿泊先でいびきが急に激しくなった時は枕が原因かもしれません。

枕から影響を受けやすい人は、定期的に枕を洗ったり、最低一年に一度は枕を交換することを心がけましょう。

アレルギー反応から引き起こるいびきでは、「鼻詰まり」が治療すべきポイントですので、下記の鼻詰まりを解決するための方法やいびき防止グッズが役に立つと思われます!

関連記事
・鼻ベースのいびきを引き起こす「7つの原因」と「解決法」
・【鼻いびき編】いびき防止グッズを本音でレビュー(ノーズピン、鼻腔拡張器、鼻スプレー)

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3)喉の筋肉

先ほどもお伝えしましたが、最も一般的ないびきの原因は「過度にリラックスした喉の筋肉が気道を塞いでしまう」ということです。

これには今回のテーマである「11個の原因」の様々なものから引き起こる状態なのですが、いくつか対策することが出来ます。

しかし、何度も繰り返すようになりますが、「短期的な解決を目指すのではなく、喉の筋肉を弛緩させている根本的な原因は何なのか?」が重要であることを覚えておいてください。

まず、気道をより開くためには「いびき防止のマウスピース」すぐにいびきを軽減してくれる解決策になるかもしれません。

いびきを防ぐことができるマウスピースにはさまざまな種類があります。

最も一般的で評価の高いものは、MAD(または下顎前進装置)マウスピース、とTSD(または舌安定化装置)マウスピースです。

MADマウスピースは、下顎を前方に移動(または前進)させることで、気道が開いたままになり、いびきを予防または軽減できます。

MADマウスピースは、舌を安定させ前方に保持することで、喉に落ちて気道を塞がないようにします。

また、いびき防止グッズ以外にも舌や口のエクササイズを行うことで、自然に、道具に頼ることなくいびきを改善していくことも可能です。

関連記事
・【根拠有り】舌エクササイズはいびき治療に効果的なのか?

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4)過度の体重

体重が少し増えてからいびきをかき始めたり、いびきが悪化していると感じた場合、あなたのいびきの原因は「過度の体重」だと言えるでしょう。

これは多くの人が抱えているいびきの原因でもあります。

実際、多くの医師がいびき治療の最初に行うのが、体重を減らし、適正体重にできるだけ近づけることなのです。

体に余分な脂肪が増えると、首の周りでも同じように脂肪が増えます。そして、首の脂肪が厚いと、喉の内径が小さくなり、その結果、気道を部分的に閉塞し、いびきをかく可能性が高くなります。

ですので、過剰な体重がいびきを引き起こしている、または悪化させていると思われる場合は、適正体重に戻すことが最優先事項です。

これを、「ダイエットなんてしたくない・・」と難しく捉える必要はなく

シンプルに運動量を増やし、毎日のカロリー摂取量を減らす=

「消費カロリー>摂取カロリー」の状態を続けるだけです。

もちろん努力は必要になりますが、いびき以外にも様々な問題が改善されるので頑張ってみてください!

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5)鼻詰まり

鼻詰まりは、いびきに起因する一般的な原因の一つです。

なぜなら、鼻詰まりは鼻道を狭くし気道の空気の移動を非常に困難にするからです。

例えば、あなたがアレルギーの季節によくいびきをかく場合、または鼻が風邪で息苦しい場合は鼻詰まりが原因である可能性があります。

しかし、安心してください。鼻づまりには多くの治療法があります!

1つ目は、口内充血除去剤および充血除去剤鼻スプレーです。

これらは、鼻詰まりを緩和するために効率的に機能してくれます。

しかし、あまりにも頻繁に使用すると、リバウンド効果が得られ、鼻詰まりが以前よりも悪化する可能性もありますので注意してください。

また、鼻腔拡張器もオススメです。

鼻腔拡張器は、柔らかい医療グレードのシリコンで作られており、鼻孔に挿入すると鼻腔を持ち上げて開き、より鼻呼吸をしやすいように手助けしてくれます。

また、市販の商品や薬を使いたくない場合は、「熱いシャワーを浴びること」でも鼻詰まりを緩和させることが出来ます。

暖かく湿った空気は鼻腔を開く為、鼻呼吸がし易くなります。

しかし、その効果は夜通し持続しないのであくまで一時的な解決策だと頭においておいてください。

また僕の場合は、アレルギー性鼻炎がいびきの主な原因だった為「鼻腔を開いてきれいに保つ」ということがいびき改善には最も効果的な方法でした。

これ以外にも、鼻うがいやノーズピンなど様々な対処法がありますので関連記事で自分に最も合った方法を探してみてください。

関連記事
・鼻ベースのいびきを引き起こす「7つの原因」と「解決法」
・【鼻いびき編】いびき防止グッズを本音でレビュー(ノーズピン、鼻腔拡張器、鼻スプレー)

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6)睡眠時無呼吸(Sleep Apnea)

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、大きないびきを引き起こす原因の一つです。また、OSAは深刻な病状でもあります。

睡眠時無呼吸とは、その名の通り体内に空気が不足した状態が続き、一晩に何十回、重症の人はそれ以上の回数呼吸が止まると状態を繰り返す為様々な健康被害のリスクを抱えています。

家族や彼女に、「寝ている時呼吸が止まっているよ」と言われたことがある方は間違いなくOSAでしょう。

OSAの最も一般的な治療法にCPAPというものがあります。これは「持続的気道陽圧」の略で、ポンプに取り付けられた口に加圧マスクのことをさします。

しかし、多くの方は「マスクを着けて毎日寝るのは嫌だ」と思うのではないでしょうか。

OSAの根本的な原因は下の図のように狭い気道です。

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その為「なぜ自分の気道は狭くなっているのか?」を明確にし、鼻詰まり、鼻の骨格、喉の筋肉など問題に応じた対処を取ることで、マスクを使用せずに治療していくことは可能です。

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7)睡眠不足

「めっちゃ疲れた日の夜はいびきをかいてしまう・・」そう感じたことはありませんか?

奇妙に聞こえるかもしれませんが、疲れすぎていることがいびきの原因の可能性もあります。

空気を入れすぎた風船が口を開くと一気に空気を押し出して萎んでいくように、疲れすぎた日の夜はいつも以上に体全身の筋肉が一気に弛緩してしまうんです。

その結果、気道が部分的に閉塞する可能性が高くなり、いびきをかいてしまいます。

ここでの解決策はとてもシンプルです。

それは、「十分な睡眠をとることで体を回復させること」

いつも以上に睡眠時間を取ることを心掛け、1晩に少なくとも7〜8時間の睡眠をとるべきです。

しかし、次の日の朝が早く、十分な休息がとれない場合は、午後に10〜30分の昼寝をすることも効果的です。

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8)寝方

寝る時のポジションは、いびきをかいたり、いびきを悪化させたりする原因の一つです。

例えば、仰向けになるといびきをかいてしまう理由は、舌の根元と軟口蓋が喉に落ち、気道を部分的に塞いでしまっているからなのです。

また、仰向けに寝ると、重力が喉に影響を与えて実際に気道を狭めているという可能性もあります。

しかし、仰向けに寝ることがいびきの原因である場合、解決策は簡単です。

やるべきことは、仰向けで寝るのをやめて、横向きに寝るだけです。

仰向けで寝ることに慣れている人は急に変えることは難しいと思いますが、体を固定したり、体を仰向けにしないようにしてくれるいびき防止枕を使うのも有効でしょう。

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9)口を開けて寝ている

口を開けて寝ることは、いびきの主な原因の一つです。

睡眠中に口から息を吸うと、吸い込んだ空気が必要以上に喉の奥に当たり、軟部組織が振動していびきを発生させてしまうからです。

これは、もともと寝ている時に口を開いてしまう人、鼻詰まりなど様々な原因から引き起こる状態ですが、

鼻づまり、アレルギー、鼻孔が小さいために口を開いて寝ている場合は鼻拡張器は鼻呼吸を改善し、

単純に口を開けてしまう人は、睡眠中に口を閉じたまま固定してくれるチンストラップが効果的です。

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10)鼻の構造

鼻詰まりが風邪やアレルギー性のものでもなく、また薬用鼻スプレーを使用してもなかなか改善が見られない場合、根本的な原因は「鼻の構造」にあるかもしれません。

生まれつき鼻孔が通常よりも小さい方や、鼻中の仕切りが曲がっている方などは意外と多くいらっしゃいます。

しかし、現在では生まれつきの鼻の構造を手術する方法もありますし、鼻腔拡張器でも改善の余地は十分にあるので安心してください。

*後日、いびきを治療する手術に関しても記事を作成する予定ですので証書お待ちください🙇‍♂️

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11)喫煙

医師がいびきに悩む患者に最初に言うことは、「体重を減らすこと」です。また第2優先事項として、医師が患者が喫煙していることを知った場合、必ず喫煙をやめるようにアドバイスをしています。

なぜなら、タバコの煙は鼻とのどを刺激し、腫れや炎症を引き起こし、いびきを引き起こす原因となる為です。

禁煙の健康上の利点は言うまでもありませんが、それ以上に喫煙をやめた人の多くは、いびきが完全に止まるか、いびきの頻度と重症度が低下していると報告しています。

喫煙すればするほど、喉​​や鼻腔の粘膜が炎症を起こし炎症を起こしますが、喫煙をやめた場合、いびきは確実に改善していくのです。

もちろん「禁煙」を実行するのは難しいものですが、寝る前に3〜4時間は禁煙するだけでも十分効果は感じられてくると思います。

しかし、これは一時的な解決策であり、タバコを完全に放棄するほど効果的ではありません。その為、いびきを本当に治したい方はタバコをやめることを強くオススメします。

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まとめ

今回は、「なぜ寝ている時に音が出るのか?の回答」についてまとめました。

この記事を読んだ少しでも多くの人が、いびき治療への一歩を踏み出せればとても嬉しいです。恥ずかしいことではないので、少しづつ一緒に改善していきましょう!

本記事が役に立ったと思ったら、「スキ❤️」または「コメント」して貰えると励みになります!どうぞよろしくお願いします🙇‍♂️

それではまた別の記事でお会いしましょう!


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