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実は知られていない「隠れいびきの原因」

いびきに悩んでいる人「いびきの原因となる事にはかなり気を使ってるのに、やっぱりいびきをかいてしまいます・・なんででしょうか?他にも何か問題があるのでしょうか?」

こういった疑問に答えていきます。

本記事の内容
・いびきにはアルコールや肥満体型以外にも多くの原因があります
・その主な原因は生活習慣と強く結びついています
・隠れたいびきの原因を解決する方法は3つあります

こんにちは、いびき博士です。

今日はスタバのお気にいるの席でピーチグリーンティーを飲んでいます。

先日、こんな質問をもらいました。

「いびきを引き起こす原因の記事を読みましたが、どれも自分に当てはまっているとは思えませんでした。他にいびきを引き起こす可能性のある要因があれば教えてください。」

この方が言っている「いびきを引き起こす原因の記事」とはこの事ですね↓

上記の記事では、いびきを引き起こす最も一般的な原因とその対策をまとめています。

しかし、そのどれもが彼女には当てはまっていなかったと。。

実は、いびきには無数の原因があり、その複数が複雑に絡まり合っている可能性もあるので「自分のいびきの原因を見つける」という事は意外とかなり難しかったりします。

今日は、そんな人たちが「もしかしたらこれが原因かも!」と思える様な、「あまり気にしてないけど、実はいびきの原因となりうるもの」をまとめていきます。

3つの隠れたいびきの原因たち

1)夕食
実は食事はあなたのいびきに大きく関係しています。 米国の研究でも「夕食を減らす、またはスキップすること、いびきを大幅に減らすことができた実験者は多くいた」と発表しています。

夕食がいびきを引き起こすメカニズムは、腹がいっぱいになると胸に圧力がかかり、呼吸に悪影響を与えると考えられています。(肺と横隔膜が胃と小腸が重なり合っている為)

おなかいっぱい食べたあとに「あ〜苦しい、、息できない」と感じたことがある人も多くいるのではないでしょうか?

胃がいっぱいになると、横隔膜が膨張および収縮するスペースが少なくなります。就寝前に多くの食事をとると、息切れが続き、緊張した呼吸がいびきを悪化させる可能性があります。

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2)脱水
睡眠中に脱水状態になるといびきを悪化させることもあります。 脱水症状がいびきを引き起こすメカニズムは、脱水症状により気道を覆う粘液を通常よりも厚くしてしまうからです。 これにより、気道の反対側の表面が互いにくっつきやすくなり、ノイズの多い閉塞空間が生まれてしまいます。

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3)気候
脱水症状と同じメカニズムで、暖かく乾燥した環境での生活はいびきを悪化させる可能性があります。 

その対策としては、いびきを完治することは出来ませんが、加湿器を使用することで大きく改善されると思います。

しかし、その逆、湿度の高い環境や天気の変化もいびきを悪化させることがあります。

 大気圧の変化により炎症が引き起こり、気道が塞がれて、いびきをかき易い状態が作られてしまいます。

 実際、多くのいびきは天候の変化に影響を受けており、大気圧は睡眠や呼吸に影響を与えることも研究で明らかになっています。(参照7)

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隠れた原因たちの解決策

隠れた生活習慣の多くは鼻詰まりや炎症を引き起こして、いびきを悪化させてしまいます。そんな時にオススメなのが「鼻スプレー」

鼻スプレーには様々なタイプがありますが、その多くは鼻の通りを改善して、いびき治療に大きく役立ちます。また、鼻スプレーは近くのドラッグストアで簡単に手に入るので気軽に試すことが出来るでしょう。

鼻スプレーの種類や効果については関連記事を参考してみてください。

関連記事
鼻スプレーはいびき対策に効果的なのか?

まとめ

今回は、「あまり気にしてない隠れたいびきの原因」についてまとめました。

この記事を読んだ少しでも多くの人が、いびき治療への一歩を踏み出せればとても嬉しいです。恥ずかしいことではないので、少しづつ一緒に改善していきましょう!

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それではまた別の記事でお会いしましょう!

参照資料

1)Wetter DW, et al. Smoking as a Risk Factor for Sleep-Disordered Breathing. Archives of Internal Medicine 1994; 154(19): 2219-2224. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7944843

2)Sun K, et al. Environmental tobacco smoke exposure and risk of habitual snoring in children: a meta-analysis. Journal of Epidemiology and Community Health 2018; 72(11): 1064-1070. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29907705

3)Kashyap R, et al. Higher prevalence of smoking in patients diagnosed as having obstructive sleep apnea. Sleep Breathing 2001; 5: 167-172. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11868156

4)Bloom JW, et al. Risk Factors in a General Population for Snoring. Chest 1988: 93(4): 678-683. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3258226

5)Sanli A, et al. Relationships between smoking and otorhinolaryngological symptoms. Journal of the Ear, Nose and Throat 2016; 26(1): 28-33. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26794332

6)Verma M, et al. Influence of breathing route on upper airway lining liquid surface tension in humans. The Journal of Physiology 2006; 574(3): 859-866. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1817732/

7)Doherty MJ, et al. Do Weather-Related Ambient Atmospheric-Pressure Changes Influence Sleep Disordered Breathing? Journal of Clinical Sleep Medicine 2010; 6(2): 152-156. 20411692

8)Ramey JT, et al. Rhinitis medicamentosa. Journal of Investigational Allergology and Clinical Immunology 2006; 16(3): 148-155. http://www.jiaci.org/summary/vol16-issue3-num52

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