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半世紀少年

本日、気がついたら50歳だ。大昔は人生50年と言われ、もう寿命かと思いつつ、いや、今は人生100年時代とマスコミがつくったバズワードを信じ、まだ50年もあると安堵した一日。
それより企業人としては実質50歳を定年としている会社もある。今の会社の創業者も50歳定年説を説き自ら社長の座を引き渡している。
そうでなくともあと夏を10回経験したら定年退職だ。

しかし、まだ全然やりきった満足感はなく、富野由悠季や庵野秀明のように中二気分が抜けない困った50歳。
子供の頃思い描いていた50歳とは随分違う。
これはたぶんいくつになっても言い続けるのだろう。

そして、本日事件が起こった。会社のノートパソコンが沈黙。IT部門に見てもらうとSSDが壊れたらしい。なんとか復元してほしいものだがおそらく壊滅だと思う。ローカルにあるデータがすべて飛んだ。3日ぐらいかけて作った資料も白紙。今まで気づいたことを書き留めてきたメモがなくなったのが一番痛い。

でもなぜか清々しい。

まっさらになった気分で50歳を迎えた。
あと半世紀、また白紙にもどってこれからもやりたいことをやっていく。

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