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学校でのいじめに悩んでいるあなたに伝えたいコト

いじめでつらい思いをしていませんか? 学校には自分とは違う考えや気持ちの感じ方が違う人がいて、みんな同じではありません。いじめとは、暴力や差別、言葉、嫌がらせなどで追い詰めること、苦しめることとされています。では自分と違う人を、仲間はずれにしたり、無視したり、悪口を言ったり、気にいらないからといっていじめてもいいのでしょうか。いじめられて当然という人はいません。いじめは人が誰しも持っている人権を侵害することで、人として決して許される行為ではないのです

いじめの様々な種類

いじめといっても、様々な種類があります。仲間はずれや無視、暴力といったいじめから、ネットいじめといった目に見えにくいいじめもあります。暴力を伴わないいじめでも、繰り返されたり、集中的に行われることで心身ともに大きなダメージを受け深刻な問題に発展することがあります。ここでは、いじめには主にどんな種類があるのか見てみましょう。

1. 言葉のいじめ
冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、いやなことを言われる。
2. 暴力を伴ういじめ
軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする。
3. 無視されるいじめ
仲間はずれ、口を聞かない、集団で無視される、教室に入ると急に話をやめて離れたりするといった、仲間はずれにしていることを印象づけるような態度をとられる。
4. モノを壊されたり、汚される
持ちものを取り上げたり、靴やカバンを隠される。教科書やノート、机などに落書きをされる。
5. 強要するいじめ
友達をいじめることを強制される、万引きをさせられる、物を買わせる、金銭を要求される。
6. ネットを使ったいじめ
掲示板に悪口を書き込まれたり、見られたくない写真や動画、個人情報などを許可なく投稿される。無料通話アプリのグループから外したり、自分だけグループチャットで無視されたり、グループからはずされる。

自分がいじめられたら

いじめは、どんな人の心も大きく傷つけます。自分が考えている以上に学校生活が苦しいものになっていく可能性もあり、自信を失い、体調が悪くなり、やる気を起こすのが難しくなってしまいます。

ひとりで悩みを抱えるのはとてもつらいことです。友達でも両親や先生でもかまいませんので、信頼できる人に今、自分のつらい気持ち、悲しい気持ちを話してみましょう。自分の気持ちを日記やメモとして書いておくのもおすすめです。相談したり、悩みを伝えたいときに役に立つでしょう。

また、ストレスを抱えることで、身体に症状が現れることがあります。ケガをした時だけではなく、夜眠れなかったり、食欲がないなど、体調がよくないときは病院に行ってみましょう。

いじめの悩みの相談先

両親や先生、友達などに相談できない・しづらい場合は、相談窓口を利用してみてください。また、どうしてもつらい時には、学校を休んだりすることもできるということを忘れないでください。

1. チャット相談窓口

あなたのいばしょ
誰かに話を聞いてもらって、悲しい、苦しい、つらい気持ちを吐きだしましょう。「あなたのいばしょ」では24時間365日、年齢や性別を問わず誰でも無料・匿名でチャット相談ができます。

2. 電話相談窓口

子どもの人権110番  
0210-007-110(全国共通フリーダイヤル・受付時間:平日8:30〜17:15)
いじめ、虐待など、子どもの人権問題に関する専用相談電話です。子どもの保護者など大人が利用することもできます。
24時間子供SOSダイヤル 
0120-078-310(なやみいおう)
いじめで困ったり、自分や友達の安全に不安があったりしたときに、全国どこからでも、夜間・休日を含めて24時間いつでも電話で相談できる窓口です。保護者も利用できます。
各教育委委員会が設置している相談窓口一覧(文部科学省)
ここでは児童生徒本人から相談できる窓口、保護者が相談できる窓口の対面相談・電話相談・SNS、メール相談できる一覧が都道府県別にみることができます。

都道府県警察の少年相談窓口(警察庁)
いじめや犯罪の被害に遭い悩んでいる子ども自身や、お子さんのことで悩みを抱えているご家族のために、都道府県別に少年相談窓口の電話番号が紹介されています。

3. メール相談窓口

子どもの人権 SOS eメール(法務省)
パソコンや携帯電話からインターネットで相談を受け付けています。

参考:
「いじめ」しない させない 見逃せない(政府広報オンライン)
令和元年度・児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(文部科学省)
いじめに対する施策(文部科学省)