うつについて

素敵な写真があった。hiroyuki_fさん使わせていただきます。

ありがとうございます。


あれから5年が経った。どうしてぼくは書くのを辞めたのか忘れたし、はたまたどうしてまた書きたくなったのかはわからないけど。

心は存在している。はっきりとわかる。

胸の中か、お腹の中か、頭の中なのかは人ぞれぞれ。
ぼくの場合は胸のなかにあると感じる。みんなはどう?

うつについて考えよう。


ぼくの心に穴が空いた。

月並みな表現だけど、ほんとに穴が空いちゃったみたいに感じるんだ。
心のバケツにばこっ、て大きな穴が空いて、
そこから心の中の全ての水が流れ落ちた。

心の水はどこにもたどり着かず、決して届かないどこかに消えた。

おいしいはずのもの
大好きだったはずの音楽

行きたかったはずの場所
楽しかったはずのゲーム

愛する人の励ましも、誰かのポジティブな言葉も

汲んでも汲んでも流れちゃうんだ

何も感じない
砂を噛むみたいに味がしない

どうしてぼくはダメなんだろう、こんなに皆んなが気をつかってくれてるのに、
やらなくちゃいけないのに、体が動かない。ぼくにはできない。

何のために生まれてきたんだ?生きる喜びは何だ?
眠れない、でも明日になってほしくない。

だんだん、心の水がまた流れてしまうのが恐ろしくて、
何かを見たり聞いたりしたくなくなってしまう。これ以上傷つくのが怖くて。

うつ病がこんなにつらいなんて、経験しないとわからなかった。

今ならわかる、うつと戦う人の気持ちも。
霞がかかった中を、裸足で歩くような感覚だよね。わかるよ。

心の傷は決して治らない。血はどくどくと流れ続ける。

ぼくは運が良くて、たくさんのいい人に出会えたから変われたけど。


ぼくは存在している。ぼくの心も確かに存在している。
そしてぼく以外のすべてのものも確かに今、存在している。

受け取るものは、与えられたものだよ。

ひとつのことは全てと繋がり、全てのことはひとつのことと繋がっている。

慌てなくていい。焦らなくていい。
逃げてもいいし、休んでもいい。
いつか必ず気付く。君は君を愛している人たちに囲まれてるんだってことにね。

うつはそのことに気付くための試練なんだ!

今日はこのへんで。


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