日本語教室で役立つ『生活・就労ガイドブック』など政府系資料の紹介
こんにちは。
今回は、文化庁や出入国在留管理庁が作成した在留外国人向けガイドブックなどを紹介します。もうすぐ4月。新しい年度が始まりますから、これらの資料が役立つ場面も多いかもしれません。必要なところや興味あるところを、日本語教室で外国人参加者の人たちと一緒に見てみるのはいかがでしょう。
●『生活・就労ガイドブック』/出入国在留管理庁
https://www.moj.go.jp/isa/support/portal/guidebook_all.html
「日本に在留する外国人が安全・安心に生活・就労できるようにするために必要な基礎的情報を取りまとめ、掲載したものです。図やイラストを使用して、わかりやすく記載しています。」(上記ホームページより)
2024年3月現在、「やさしい日本語」を含め16言語あります。
●『日本語学習・生活ハンドブック』/文化庁
「このハンドブックは,日本語学習の必要性,日本語学習や日常生活に関する情報,及び入門的な日本語の知識等を盛り込んだ冊子で,韓国・朝鮮語,中国語,ポルトガル語,スペイン語及び英語の5か国語のそれぞれと日本語の対訳となっております。」(上記ホームページより)
生活に関する情報は、新しいので出入国在留管理庁の『生活・就労ガイドブック』で確認したほうがいいです。こちらには、『生活・就労ガイドブック』には掲載されていない日本語学習についての内容が、かなりたくさん、そして網羅的に掲載されています。「便利な日本語表現 文字・語彙」は、学校や災害時など場面別の語彙や会話例などもあり、日本語教室でも使えるのではないでしょうか。
余談ですが、目次に「まんが 松本零士」とあるのですが、ダウンロード資料には掲載されていないのが残念…。大人の事情で削除されたのかなあ。
これらのリンクは、以下のリンク集にも入れてありますので、必要なときにいつでもアクセスすることができます。
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また、法務省と出入国在留管理庁から政府の多文化共生関連の取り組みをまとめたパンフレット『HarmoniUP!』が公開されました。ここ数年、目まぐるしく状況が変化しています。いったい今、在留外国人をめぐる状況はどんなことになっているの?と知りたい方は、<やさしい日本語コミュニケーションいばらき>のブログで紹介されていますので、チェックしてみてください!
新しい生活を始めるみなさんにとって、新しい日々が希望あふれたものになりますように!
(山)