茨城言友会21年5月オンライン例会(ダイジェスト)

茨城言友会21年5月度オンライン例会概要

開催日:21年5月16日(日)
参加者:4名
場所:オンライン(Zoom利用)

近況報告

・2月の退院以来付けていたコルセットが外れた。自分の筋力が落ちたのを実感している。
『100分DE名著(Eテレ)』で三島由紀夫の『金閣寺』を番組テキスト付きで読んでいた。体罰などの戦争中の教育、軍隊の存在が戦後70年を経た今でも残っていることを感じる。
金閣寺の放火事件の犯人が吃音であった事が犯罪との関連で話題になることがある。小説の中で、三島由紀夫は戦争にまつわる自分の苦労した体験を、言いたいことが言えずコンプレックスを感じていた吃音者にみていたかもしれない。そして犯罪の要因を個人ではなく、自身も苦労した社会の中にあると考えていたのではないだろか?
・家にいるばかりで何の変化もない。
病院スタッフの勤怠を確認する機器が故障していたので大慌てしたので、給与計算の作業での機械側ミスは誰も発見できない以上はどうするか?という意味でタイムカードは重要だなと感じた。
→IC化の問題は本人にはわからない。
体が不自由になった以上は、余計なところに筋肉がかかりすぎている、という事を身をもって理解する。体に余計な負担をかけないことが重要であると実感。
・早朝覚醒の際にradikoで聞いた『NHKラジオ深夜便』(5/11付:朝4時台)で人間の顔の認識とマスクについての話題が放送されていた。ゲスト曰く「人間は毛皮の代わりに社会性と顔認識を得た」という捉え方には納得できるものがあった。
「マスクの受容と人間の顔認識の変化」というのは、Covidショック収束後に論文か新書辺りで出そうなので、それに期待したいところ。
「歌うように話す」発話法は効果があるところにはあるとはいえ、全員に通用するわけではない。
・中古の耕運機のキャブレターの交換がうまくいったので、調子に乗って整備し続けている。
考え込まないでとにかく発声練習、というものの人と話す機会が少ないので意識したいところ。

話題提供:イメージトレーニングと心理療法

突拍子もない、普通にはない(ありえない)イメージの連続で記憶を覚える。
大学で教えていた時期、学生の描いた絵が同じお題でも「他人とのイメージが違う」ことこそ重要になってくる。
絵を描くときにどのようなアイディアを浮かべるかを柔軟に行うのが重要になってくる。絵が完成するか、というよりも絵を描く「過程」が重要になってくる。
(それには絵の上手・下手は関係がない)
吃音者にとっての「心理療法」とは何かを考えるべきでは?
吃音の症状に対してのマインドフルネスは心理的に役に立つ部分があるのでは?
(自分の状態に向かい合う意味でも)

ロゴマーク案・サポート会関連

茨城言友会のロゴマークについての議論

(サイトや名刺等に使うロゴ案など派生を実際に会員がラフを作りながら議論)
吃音とは関係ない「外部の目」から見た吃音イメージのほうが、吃音のイメージが一般に伝わる可能性があるのでは?

サポート会関連

早期のうちに、感謝の気持ちを示すためにサポート会事業者に向けた「何か」を作るべきではないだろうか?
→次回例会までに作っておく必要あり。

次回例会予定
開催日:21年6月20日(日)
場所:オンラインによる開催(Zoom利用)
話題提供:『イメージトレーニングと心理療法(2)』

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