4日目?いや、3日目か。

こんばんは。

今日から8月、夏も真っ盛りなはずなのですが、なにせ今は雲南省に隔離されているものですから、朝夜はやけに肌寒くてもう夏が過ぎ去り、秋か冬か?といったような不思議な肌感覚になっています。

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今日は隔離されて4日目のはずなのですが、送られてきたよくわからない連絡によれば、まだ3日目だということです。

あと1週間ここで過ごさなければなりませんが、いかんせん、去年過ごした上海の狭い暗い飯まずいホテルと比較すると大分良い環境なので、助かっててまぁ何とかなるかなと思っています。

日中はおとなしくリモートワークで仕事をして、夕方からは自由時間。とはいえ、あまり何もやる気が起きません。しかし、せっかく隔離されて一人静かに過ごせるわけなので、日本から持ち込んだ本をパラパラとめくり何冊か読んでいます。

いずれも歴史について書いてある本なんですが、戦前戦後とか中国あたりの記述を読みながら、改めて歴史と言うのはなんとも残酷で人間がいかにろくでもないものかと思い知らされます。

読めば読むほど気が滅入る。それが我々人類の歴史です。なので、僕が会社で仕事をするのが嫌になってたり、人間関係にうんざりしてしまうのも、ある意味では当然であり必然であり、そんなことにいちいち悩んでも仕方がないのだと改めて思う次第です。

この世の中はクソ。人類はどうしようもない種です。これは歴史が証明しています。そしてさらに残念なことには、僕が生きている間に人類がクソでなくなることも、どうしようもない種でなくなることもかなわないのです。そう、どっち道クソなんだから、せめて自分の心地よい場所で、やってて楽しいことを意図的に選択して生きていくべきだとそう思い直しました。いやいや好きにもなれない場所で苦痛に耐えながら金をもらえるからと自分の本心を欺き続けるなんていうことが僕にはもうできない、そう思うようになりました。

それはそうと、お昼位に部屋のブラインドを開けて少し外を覗くと、私のモーテルの横のモーテルのところに、なんと救急車が来ていて誰かを連行していきました。どうやらPCR検査で引っかかって連行されていったようです。

のほほんと隔離生活を過ごしているように思われるかもしれませんが、ひとたび間違えれば、同じ飛行機に乗ってきた人があんな目に逢うのだと、なんだか冷静に考えるとぞっとする感じが何とも言えない、不思議なスリリングな感覚です。

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