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「サステナビリティ」をどう経営戦略に取り込むか? ~一歩目としてのマテリアリティ特定のためのツールキット~

i&i Impact Editorial Board
31 May, 2022


2015年に国連加盟国が全会一致で採択した国連総会決議に盛り込まれた持続可能な開発目標(SDGs)の認知度が高まり、「持続可能性(サステナビリティ)」に対する人々の関心が高まっています。企業にとっても、サステナビリティへの取組が企業価値に直結する時代となり、様々な企業が経営戦略や中長期計画にサステナビリティの要素を融合させ始めています。

一方で、一定規模の企業であっても、どのようにサステナビリティを考えればよいか困惑し、企業内で突然担当者に任命され、苦労する人も多いのが実情です。そこで、「企業戦略の中にサステナビリティを取り入れよ」と指示された担当者が実務上活用できる資料として、企業が経営戦略や中長期計画などにサステナビリティの視点を取り入れる最初のステップとなることが多い優先課題設定のためのツールキットを公開します。企業にとって優先的に取り組むべきサステナビリティにも関連した「重要課題」や「判断軸」は、「マテリアリティ」とよばれますが、企業担当者がマテリアリティ策定に向けた社内議論をリードすることを想定し、可能な限り作業の垣根を低くし、それでいてしっかりとした内容を検討できることを意識したものです。

ツールキット自体は、オリジナルのものですが、起案者が実際に大手企業などでマテリアリティを特定するために活用してきたものであり、実務上のプロセスも記載しています。


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