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Gift 3 アメリカの医療費

アメリカの医療費は高いことで有名ですね。
国からの補償がないので、自分で保険に加入します。
うちの場合は、主の勤めている会社から提供される保険に加入していますが、わりと家庭環境などによって選べるそうです。(全て夫任せです汗)

例えば、現在我が家は、体の保険とは別に歯の保険と目の保険それぞれに入っています。
私は数年前歯の矯正をしたので、矯正がカバーされるちょっと高めの保険を選びました。
視力も悪いので、目の保険も入っていますが、コンタクトは保険に入っていても実費がかかるので、個人的にあんまり必要なくてもいいかな、とは思います。
眼科に比べて請求が恐ろしいのが体と歯の病院にかかった時です。

数年前、ある日突然夫が解雇され、保険がない時期がありました。
できるだけ病気にかからないように、次の仕事が見つかるまで気をつけなきゃ、と過ごしていましたが、私は長男の歯に黒い点があるのを見つけてしまいました。。。

あー歯医者に連れていかなきゃ、と重い腰をあげ、まずした事は歯医者数件に電話して保険なしの見積もりを聞く。歯のクリーニングと検査で大体どこも$120-140だった覚えがあります。その中で一番安かったところに連れて行きました。検査の結果、虫歯は1個だけではなく4個も見つかり、軽々と10万円を超える額が飛んでいきました〜泣

と、前置きが長くなりましたが、現在の息子のがん治療も本来ならば治療にものすごく高価な費用がかかります。治療費の募金を募るページを見かけたり、実際私も「(金銭的に)何か手伝いたいんだけど、募めてたりするの?」と何度も聞かれました。日本でも「アメリカで手術を行うため、募金に協力お願いします!」という情報を見た記憶もあります。

うちの場合、この件についてはとても幸運で、保険がほぼカバーしてくれます。実費で出す分は年間1,500ドルでした。最初の頃、一回の入院が$250請求されていたので6回分の入院費ですが、あっという間に上限に達しました。$1,500を超えた分は薬代も含め病院には払っていません。

保険のことだけではなく、不幸中の幸いというか運がいいな、と思うことは多々ありました。
すぐに発見できて治療開始できたこと
通っている病院が提携している病院でアメリカでベストと言われるドクターに見てもらえること
痛みも訴えず笑顔でいられること
病院といえどホテルのような部屋で過ごせること(見晴らし付き!)
家族・友達がサポートしてくれること
たくさんの人に応援してもらえること
などなど感謝でいっぱいです。

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幸運の持ち主

このままぐーんと治療を乗り越えて行きたいです。

つづく

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現在息子はLAで、強い抗がん治療と髄液移植を終え、体(白血球)の回復を待っているところです。

もし同じように子どもの闘病生活を頑張っている方がいたらぜひメッセージをください。応援のメッセージもとても嬉しいです!!


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