ユダヤ人の自己紹介

私たちはふだん、自己紹介をする時に所属している組織を筆頭にすることが多い。しかし、それって実は何もあなたのことについて語っていない。さらにいえば、あなたがどんなことをしているのか、ということも実はあなたについてほとんど語っていない。というか、ほとんどの人の自己紹介はほとんどその人について何も語っていない。

何を語るかよりも、どう語るのか、の方が雄弁にその人について語っている。

と、ここまでは当たり前の話。この後にだから自己紹介の時に楽しそうに生き生き話している人っていいよね。というのもまだ当たり前の話。今日は当たり前の話しか出てきませんね!

あ、自己紹介について素敵な話を一つ。
ユダヤ人が自己紹介をする時は所属している組織や、仕事について話すのではなく、おじいちゃんは何をしているのか、何をしてきたのか、おばあちゃんはかつてどこに住んでいたのか、お母さん、お父さん、、と自分の家族の変遷を語る、とどこかで読んだことがある。そこにはほとんど自分の話はないのだけれど、なんだかとってもその人のことがわかった気がした、とその人は書いていた。

家族、という自分にかけがえのないものを語る時の口調はその人の人間性をもろに表出するのだと思う。あなたに切実である対象を語る時、その人が垣間見える。うん、そんな気がする。

なんだか消化不良の文章になってしまったけれど、たまにはそんな日があってもいいよね。だって今日、雨だしね。

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