フッと糸が切れそうになる。

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フッと糸が切れそうになる。

みんな、ツイッター見て無駄な時間を過ごしてくれ、インスタでもフェイスブックでもいい。

みんな、ゲームをしてテレビを見て、無駄な時間を過ごしてくれ。

みんな、今この瞬間を、ダラダラと流されて適当に過ごしてくれ。満たされない孤独と向き合わずに自分のしていることの意味をわからないまま、無駄な時間を過ごしてくれ。

その間に俺はこの世の全てに通ずる何かを見つけようと、イキイキと傷つきながら前に進んでいく。あんたたちが無駄な時間を過ごしている間に俺は、俺は、俺は、俺は。

お前らのことなんてごぼう抜きにしてやる。いや、もうすでに抜いていて遥か彼方にきているんだけどな。

じゃあなんで俺はこんなに虚しい気持ちになっているんだろう。色んなことを考えて、書いて、実行して何が変わるというのだろう。何かを変える必要なんてないんだ、とか言うやつは俺の前から消えてくれ。というかそういう存在は全て自然淘汰されてきた。俺が消えてくれなんて言わなくても変わらないやつが消えるのは歴史が証明している。あれ、変える話をしていたのに変わるかどうかの話になってしまった。これはきっと同じことなんだ。何かを変えることは自分が変わることと同じなんだ。でもだ、でもやはり自分の行動で何か世界が変わらねければならないのだ。自分が楽しければそれでいい、とか言うけれど、そんなやつも今は消えて欲しいと心の底から思う。楽しむことなんて前提であってその先の話をしているんだ。楽しいの先には苦しいがあって、その先には虚無があって、その先にはきっと最初の楽しいの尻尾があるんだ。自分が楽しむためには自分が世界を、自分の外部を楽しませているという実感がないといけない人間はどうすればいいのか。世界を楽しませればいい、まぁそういうことなのだけれど、もしここまで考えてきたことが何にも身を結ばなかったら?また次の企画を考え、実行すればいい。それだけのことなはずなのにそんな勇気も体力も全て粉々に打ち砕かれてしまわないだろうかと不安になる。フッと自分の存在を支えている全ての糸が切れて奈落の底に向かって永遠に落下し続けるんじゅないかと不安になる。

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