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Summer add depth to 6/27~

これは、なんの変哲もない日常の記録。
↓先週↓

6/27 (Mon) めぐり逢ってすれ違う

仕事帰りに電車に乗っていると、ふとある事に気が付いた。
真ん中の通路を隔てて斜め向かいに座っている人に、見覚えがある……気がした。

最初は気のせいかと思った。しかし、よく見れば見るほど、学生の頃にお世話になった先輩にそっくりとでもいうか、『あの当時の容姿から大人になると、まぁこんな感じになるはずだよね』といった風貌。幸いにも先輩の実家の場所は(朧げながらも)記憶していたので、その人がそこの最寄り駅で降りるかどうかを見る事にした。自分の停車駅を過ぎてしまうことなど、この時既にどうでもよくなっていた。
その人は案の定、私が想定していた通りの駅で降りた。超過料金はICカードのチャージ金額でパスできるので、適度な距離を保ってゆっくりと後ろを歩く。「駅舎を出た辺りで声をかけよう」……そう、心に決めていた。
駅舎を出ると同時に歩みを早めるが、しかし向こうは向こうで一台の車へ駆け寄っていった。なんと親御さんと思しき方が迎えに来ていたのだ。せっかくの機会だったのに逃してしまい、痛恨のミスだと悔やみながら帰路についた。

その後しばらくしてから一連の出来事を振り返ると、またある事に気が付いた。その人は改札を通る時に切符を持っていたのだ。考えられる理由としては以下の2つなのだ。

① 実家住まいだが日頃から電車を利用していない
→何かしらの職に就いているとしても通勤手段は電車以外
 →この近辺には地下鉄がないので他の交通手段は車かバスの2択
  →あまり現実的ではない……

② 実家住みではない
→市内で一人暮らしをしており、この日はたまたま実家に用事があった
 →地下鉄沿線住みだとすれば尚更Kitaca*1は未所持
  →まぁまぁ現実的!

案山子の脳内

……とここまで考えを巡らせてから、これ以上は良くないことに気が付いた。一体何が良くないって?度が過ぎて私が段々ストーカーみたくなってしまう事だ(はて、既にストーカー行為に及んでいなかったか?)

話変わって、かつて『人は必要な時に必要な人に出会う』と言っていた人がいた。この世の真理がそうであるならば、今回の邂逅は今の私にとって特に必要ではなかったという事なのだろうか?

真実は誰にも分からない。私にも、その人にも、他の誰にも。

6/28 (Tue) ここをセーブポイントとする

先週注文したすのこベッドが到着した。
出勤日とほとんど変わらない時間帯に起きてから一通り身支度なども済ませ、今か今かと待ち構えていた。自宅の前にトラックが停車した際、ふと時計を見るとお昼前くらいだったので「確かに午前中(指定時間帯)ではあるな」なんて思った。
物自体は場所を取らずに部品も少ないシンプルな構造のものなので、組み立てはスムーズに進んだ。完成してすぐに押入れへ退避させていた布団一式を戻して寝心地を確認していると、今度は雨が降ってきた。

その後はずっと雨だった。時々音を立てる位にはしっかりと降って、それ以外はひたすら小雨が続いた。窓から様子を覗いては、ハノイじゃあるまいし……なんて呟いていた。

いずれにせよ寝床は整えたので、後は永らく放置していた色々な物を断捨離していこうかと思っている。(想定よりも)長い海外生活を経て物欲・収集欲の無いオタクになったので、売れそうな物は順次売っていくことにする。
そんな訳で今後は『ここをセーブポイントとする』*2とともに、無理のない範疇でミニマルな空間にしていきたい。

6/29 (Wed) 旅人願望

(比較的)よく当たる天気予報によれば、午後からは徐々に雨の確率が高まるらしい。元々(祖父が)使用していたベッドは粗大ゴミに出すことに決めていて、この日は回収日なので朝のうちに玄関先に出しておいた。無事に回収されるか見届けようかと思ったが、中々来る気配が無かったので昼前には諦めて家を出た。明日からはまた仕事で、しかもクライアント様の都合によりこれまでとは打って変わって仕事量が膨大になるようなのでしっかりと休めるうちに休んでおきたかったのだ。

雨雲が来ないうちに歩数を稼ぐつもりで、例によって市境の向こう側まで歩くお決まりのコース。駅付近に着く頃にはちょうど正午を迎えたところだったので、近くにあるネパールカレーの店へと入った(写真は取り忘れた)。海が一望できるテラス席に着いて早々、雲の切れ間から日が差してきた。このままいい感じに晴れないだろうかと僅かに期待したものの、現実は天気予報の通りに厚い雲に覆われていった。
食後はすぐ隣のカフェにでも行こうかと思ったが、やはり雨が来る前に距離と歩数を稼いでおきたかったので自宅方面へと歩きながら行きつけのカフェに向かった。

その店を選んだのにはもう一つ理由があった。
実は近頃、その店お手製のハンドバッグをちょっとした外出などに愛用していて、あまりにも気に入っているものだからそれの応用でより大きめのバッグやリュックが作れないだろうかと閃いたのだ。

コーヒー豆が入っていた麻袋を再利用

イメージとしてはロールトップのリュックサック。元の形状を活かせるのでは?と踏んだが、まずは店にある空の麻袋の在庫状況を確認してから実現可能かどうかを検討してくれるらしい。もし難しければ別の……PlanBやPlanCがあるのでそちらに移行すればいいだけだ。

6/30 (Thu) 継戦能力の発揮

2日休んだのも相まって普段より早めに出勤すると、管理者陣もまだ揃っていない頃だった。気合を入れて直近の更新や周知内容を確認する。

始業と共に怒涛の勢いで案件がなだれ込むので、もはや悠長に休憩などと言っている場合でもなかった。こちらは特殊案件の専門部署なので内容自体にはある程度似たような傾向のものが続いているが、通常の案件を扱う部署は(恐らく)もっと酷い状況にあるだろう。昼休憩も近場で軽く済ませ、少し早めに切り上げて作業に戻った。

通常ならば(昼休憩を除いて)8時間勤務だが、こなせどこなせどキリがない。管理者陣からはこのまま遅番勤務と同じ終業時間まで残業できるかと打診があったので二つ返事で了承した。緩みかけた気持ちを切り替えて再び目の前の仕事に臨む。最後に対応した案件が予想以上に複雑だったのも相まって、PCをシャットダウンした時には管理者数人しか事務所に残っていなかった。時計を見ると出社から12時間以上が経過していた……マジか。

仕事の合間、事務所の責任者の方がお菓子の差し入れをしてくれていた。ステラおばさんのクッキー、見るのも食べるのも久々なのだが、なにせ最後の方まで残っていたので余った分まで頂いてしまった。

微妙にピントあってない

合計でステラ*3が5個……後3個で特待生だったのだが。こればっかりはまぁ、やむを得ないか。

7/1 (Fri) 息つく間もなく

昨日に引き続いて物量に追われる。少なく見積もっても直近2~4週間くらいはこんな調子が続くのではないかと見ている。変な話、これまで週末の出勤日に暇を持て余していたのが懐かしいと思える程だ。
これはもしかすると、昨日に引き続き残業の打診があるかもしれない……。そう踏んだ私は昼休憩の際に立ち寄ったコンビニで間食用のプロテインバーを購入した。ちょっとした作業の片手間にでも頬張ればいいのでこういう時には便利だ。
そんな具合で『備えあれば憂いなし』だと覚悟を決めていたら、いざ定時前になると「管理者メンバーでなるべくカバーするので、ひとまずは大丈夫です」と伝えられた。勿論その日のシフト状況等によっては依頼する場合も有り得るのでその際は是非お願いしますということだったので、その点については二つ返事で承諾した。

なお、頬張り損ねたプロテインバーは遅番勤務の同僚にそっとあげた。

7/2 (Sat) もう折り返してた

昨日一昨日と繁忙状態だったがために触れていなかったが、今年も上半期が終わっていた。いや、今日も今日とて忙しいのだがそれは一旦脇に置いておくとする。
先月同様に口座の残高から収支を確認する。こちらの方も今月で折り返しに入り、多少の出費はあったが目標自体は達成していた。引き続きこのペースを維持して9月までの3ヶ月間で一定の金額までしっかり貯蓄する見込みだ。

早いもので、帰国してから4ヶ月も経っていた。
数年ぶりになる日本での生活は(恐らく)違和感なしに馴染んでいて、一方で向こうに住んでいた頃の独自の感覚みたいなものは……徐々に薄れているのだろうか?とりあえず暑さに対する辛抱強さみたいなものはしっかり残っているが。

7/3 (Sun) 変わらず在り続ける

この日は週末だが非番で(日本語が少しズレてる)、午前中は母と一緒に選挙の期日前投票に行った。当然ながら会場及びその付近は撮影禁止なので控えるとして、こういう場面でこういう所に来るのも本当に久々。

その後は近くの店で軽食をテイクアウトして、車内で食べながら先日も訪れた古民家風の喫茶店へ。それなりに天気も良かった(というか割と暑かった)ので身体に染み渡りそうなレモンスカッシュを選んだ。

こういうのでいいんだよな

出てきた時点で口の中に唾液が広がるくらいには酸味に溢れていそうな見た目。味も程よい甘さと酸っぱさが入り混じって乾いた喉を潤してくれた。こういう昔から変わらず残り続けているレシピみたいなものが結構好きで、看板メニューとかスタンダードなゾーンをあえて避けて注文している気がする。この先いくら歳を重ねても、この辺りはきっとずっと変わらないんだろうな……。

今月のシフトは5連勤が2回だけあって、その他は3連勤毎に1日休みとかそんな感じだった気がする。後は遅番勤務が5日くらい。ピーク時を避けつつも日が昇った時間帯の通勤、どっちにせよ蒸してそうだがいい方法はないだろうか?

*1 SuicaのJR北海道版。
*2 あくまで自宅の一室である。決して野営ではないし暑さ寒さの心配もない。
*3 星を意味する勲章で、優秀な成績や栄誉ある功績に対して送られることが多い。逆の場合はトニト(雷)。

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