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Summer add depth to 7/4~

これは、なんの変哲もない日常の記録。
↓先週↓

7/4 (Mon) アマプロがお怒りだ

以前にも触れたかもしれないが、私の勤務先は日本各地に事業所を構えており一つのプロジェクトを複数拠点で分散して稼働させていたりする。現在配属しているのもその例に漏れず国内3拠点に分散されている訳だが、なんと先日より通常案件しか対応していなかった他拠点が特殊案件も対応するようになった。
……が、相変わらず対応品質が悪い!ただでさえ通常案件でも粗が目立っていたというのに、それがより顕著に出ている。これには私が配属する前から活躍していた同僚(対応力に定評があり個人的にはプロと呼んでいる)もお怒りの様子。たまたま近くにいた管理者との会話は「あぁ、私が最も恐れていた事がついに起こってしまった……」から始まり、その辛辣極まりない言葉の数々はワイドショー番組に出演する御意見番と同等かそれ以上。案件の進捗状況や顧客からの要望によっては拠点間を問わず担当が変わって対応する場合もままあるので、どうか、どうかプロの逆鱗に触れないことを願うばかりだ。

7/5 (Tue) 救急の深夜勤とは訳が違う

今日明日と遅番勤務で、先月末からの繁忙状態に入ってからは初めてになる。それまでの遅番といえば1時間に1案件来るかどうかという閑散ぶりで、医療ドラマに出てくる救急の夜勤みたいな状態だった。それが一転して先日以降は案件がひっきりなしで、定時が近くなると後詰めに管理者メンバーも入って捌ける範囲で捌いている。
この日は女性のような名前故に(親しみを込めて)ちゃん付けで呼んでいる男性の同僚と隣席。「これが医療現場だったら、お互いブッチ退職してないかな?」「うわぁ、有り得そうっすね~」なんて軽口を叩きながら仕事をこなした。まぁ、こんな話を気兼ねなくできるうちは大丈夫なんだろうな、きっと。知らんけど。

7/6 (Wed) 身体も財布も気遣う

昨日同様に遅番勤務で、後半は"明日は非番"と自分自身に言い聞かせることでモチベーションを維持しながら定時までやりきった。早番ならともかく遅番の日には特にこの手の自己暗示もどきが有効で、しばらくの間はこんな調子が続くかもしれない。

退社するとともに駅まで歩くと、改札口の前に人だかりができていた。まさかと思いながら電光掲示板を見ると『人身事故の影響により運転見合わせ』という旨の表示があって、発生時刻も少し前だった。
これはしばらくの間は電車が停まったままだろうと思い、ほぼ日課のウォーキングも兼ねて帰路についた。母に連絡を入れると途中までは車で迎えに来てくれるというので、数駅先までは徒歩で行くことにしてピックアップ場所を決めた。
今回こういう判断になったのには(大前提として)雨が降っていなかったことが挙げられるが、それでも少し前までの私ならばその場から動かずに迎えが来るのを待つとか、もしくは運転再開まで近くの店で時間を潰していたかもしれない。家での夕食は諦めてどこかで食べるとか、そういう選択肢もあった中で敢えて"行けそうな所まで歩く"というのを選んだ私は順調にウォーキング沼に嵌っている。

そういえば、連日ひたすら歩いていたせいで4月に購入した靴の底面が擦り減って穴が空いた。この日履いていたのは新たに購入したばかりの靴だったので軽快そのものだったが、毎日しっかり歩いているとしても3ヶ月で消耗してしまうのは少し勿体ない。今回穴が空いたのは靴の中心付近なので、歩き方を見直した方が良さそうだ。ちなみに本来は踵のやや外側からつま先にかけて擦り減るのが理想的らしい。
物を長く使うために正しい使い方を心得て、結果より健康体になれるなら一石二鳥じゃないか。

7/7 (Thu) 因んでるのに曖昧

あまり知られていない(※独自調べ)が、一部地域では七夕の日が通常のそれ(7月7日)と異なっている。北海道は8月7日で「旧暦に因んで~」というもっともらしい理由があるのだが、実は本当に旧暦に因むと正しいのは8月20日頃なのだ!

意味が分からないよ……。

朝起きた時には既に窓から青空が広がっていて、しかしのんびりしていたせいで外へ出た頃にはもう昼前だった。結果的に昼食も兼ねての外出になったのだが、日が高く昇っていて暑い。比較的涼しい朝やピークを過ぎた昼過ぎの活動を心がけた方がいいのだろうか。
昔からあるイタリアンの店で明太子パスタを食べたり、ふと目に留まった景色や建物を撮ったり、海沿いのカフェで(日記も含め)地道に文章を書き進めたり……。

海近(左奥)、川近(手前)、ホームは一部橋の上

自分のペースで、自分と世界に向き合うみたいな時間が心の底から好きなのだ。一昔前まで知る由も無かったけれど、私は私が思っている以上に旅人気質なのかもしれない。

7/8 (Fri) 見えない、じゃなくて、見てない

近くの食堂で昼食をとった後、時間が余っていたので会社の休憩室に入った。部屋の一角に据え付けられたテレビが緊急速報を流していて、ただこの時点ではまだ発生して間もないためか、同じ内容を何度も繰り返し放送していた。

ハノイでの5年余り、住環境に日本のテレビはなくせいぜいNetflixやAmazon prime程度だったのでニュースやバラエティからは遠ざかっていた。特に今のご時世になってからは一時帰国も無かったので、内閣の構成は変わっていたし、流行りのタレントやカルチャーなども1~2周はしていた。その上で今後の行く末に多くの人々が意識を向けている最中、本来起こり得ないような出来事がこうもあっさりと起こってしまった。
変な安心感みたいなものがあったのかもしれない。今まで当たり前の様に過ごしてきたこの国で、突如として発生した未曾有の事件に対して色々な意見や考察が飛び交う。そしてそれを眺めたり聴いたりする程に、『一体いつからこんな風に、こんな社会になったんだったか』と考える。当然答えなんて出ない。出るはずがない。海外在住者として一歩引いた目で見ていたのでなく、そもそもよく見ていなかったのだから。

7/9 (Sat) まるごとメロンパン

昼休憩に外へ出歩くと、見覚えのある車が停まっていた。

手前には自転車も

テレビ局の催事だかでいくつかテントが並んでいて、その一角に『MIU404』*1に登場したメロンパンの車が停まっていたのだ。どうやらキャラバン企画だかで日本各地に回っているらしい。
近くには展示場や物販もあったのだけど、長い海外生活の中で物欲の無いオタクになった私には響かなかった。劇中にも登場する機動捜査隊のジャンパーも、以前なら飛びついて買ったかもしれないが、今は一瞥して終わりだ。

7/10 (Sun) 在りし日の勇姿雄弁

一昨日の出来事は、その経緯や反応などを日毎に明らかにしていく。
一方の私はというと、かの御仁を改めて知ろうと思って在りし日の姿を求めて動画を見漁った。長きにわたって日輪を背負い、世界の列強を相手に立ち回った一人の人間の姿勢や言葉に感心する。
そう、人間なのだ。私や私の周囲にいる多くの人々と同じ、一人の人間に過ぎない。生まれ育った環境や仕事は少々特殊だったかもしれないが、根本的な部分は何も変わってはいない。

ある者が『政治家は子どもがなりたい職業第141位だ』という調査結果を挙げれば、『自分も気になって調べたら140位が刺青師』『創作物では大体悪役、息子もろくでなし』と笑いを取りつつも率直な所見を述べる。そこにいるのは、間違いなく私たちと同じ人間なのだ。

*1 星野源と綾野剛のW主演による刑事ドラマでバディもの。

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