効率的なソーダ(重曹)ローディングって?
この方法なら従来の方法よりも副作用の可能性が減るかもしれません。
【超訳】
炭酸水素ナトリウム(重曹)の新しい摂取プロトコル
今回試された新プロトコル
それぞれ採血の…
19.5時間前に110mg/kg
11.5時間前に130mg/kg
4.5時間前に160mg/kg
1.5時間前に200mg/kg
計4回を摂取する
副作用
急性投与群(従来の摂取方法)では7名中2名が重度の症状を報告。
新プロトコル群での副作用報告はなかった。
結果
新プロトコルは従来の摂取方法(急性投与)よりも血清重炭酸塩濃度を上昇させた。
個人的な意見
炭酸水素ナトリウム(重曹)を使ったソーダローディングは、高強度運動を何度も繰り返すような運動を含む競技のアスリートには結構効果的だと思ってます。
なのでこの新しい摂取方法を試してみるのはいいかもしれません。
ただ27%がナトリウムなので、かなりの量のナトリウムを摂取する事になります。
その為、健康面から考えて、継続的にずっと摂取するというより試合に向けて戦略的にピンポイントで摂取する、みたいな使い方になるのでは無いでしょうか。
過去に関連する質問があったのでこれも一緒に
トレーニングの60分〜90分前くらいに摂取するのが血中の重炭酸塩濃度を高めるには効果的なようです。
ただし、筋肥大を目的としたウエイトトレーニングに関してソーダローディングを行うのは個人的には否定的です。
※ここでいうソーダローディングは"大量の"重曹を摂取する事を指しています。
重曹とそれに伴うナトリウムの摂取量が多くなりすぎます。
そもそも筋肥大を目的としたウエイトトレーニングにおける代謝性アシドーシスを緩和するのが本当に+になるのか?という話もあります。
アスリートにとっては、運動誘発性の代謝性アシドーシスが発生する事によるマイナスが緩和される事は、よりパフォーマンスを持続出来る、というメリットになり得ると思うので、ここは勝負の日!というポイントでソーダローディングする、というような戦略になるのではないでしょうか。
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