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4.27.

予定通りに来る生理がこないことがストレスだったし、
生理痛のようなお腹の張り、痛みで、普段とは違うことを
自分でも感じていた

やっぱりおかしい、6日遅れた時、不安に思い過ぎて、
出先だったのに勢いで妊娠検査薬を買って、すぐに検査
結果が出るまで、1分と書いてあったのに、
10秒ではっきり結果がでた 陽性

喜べなかった

本当に最低だと自分で思う
相手はわかっていたけれど、付き合ってなかった
誰に相談していいかわからない
どうするか考えないといけない

でも、出産することが出来ないことはすぐに頭の中で理解した
理由は、3つある
付き合ってないから 
今すごく仕事を頑張りたい
母親から、順序だけは守りなさい、
それが出来なかったら絶縁 と言われていたから
最後の理由が3つの中で1番私の中では大きかった

両親にも話せない、1人で考えるには重すぎる
とりあえず、病院にちゃんと行こう
それを考えながら、相手には連絡しようどんな反応だとしても言わなきゃと思い、検査薬が陽性だったと連絡し、明日病院に行きますだけ送った

次の日、病院に行った
問診票には、妊娠可能性ありに丸をするとその下に、
出産希望 中絶希望 と書いてあった
丸をするのを躊躇したけれど、自分の中では
決めてきていたので、中絶希望に丸をした。 

名前が呼ばれて診察室に入ると、
エコー、妊娠5週、、初めて見るエコーになみだが
止まらなかった
自分の中に、小さな命があることが本当に
言葉にできないなんともいえない気持ち
先生からは「本当に産まなくていいのか?」と
聞かれて、なにも答えられず、「決めてきたんだね」と
言われ、頷くだけ、、

どんどん進む中絶手術の書類、日程決め
怖くてたまらないけど、体感はあっという間に
診察が終わってしまった

そこから3週間後の手術まで、
今まで味わったことのない体調不良、
気持ち悪さに、ご飯が食べられず、
毎日誰にも言わず、仕事に行き、普通にやり過ごす
この日々は言葉にするものではなくて、
自分の中で忘れず覚えてないといけない日々

手術の日、
相手に送迎してもらい、午前9時から病院へ、
最終エコー、1センチまで成長して妊娠8週
「これで本当に終わってしまう」と思いながらも
付き添いなし、自分でこの気持ちを抑えながら
手術に、静脈麻酔、本当に怖かったトラウマ
でもそれ以上に、赤ちゃんが1番しんどくて
怖かったと思う
だから、辛いとは思っちゃいけない



いろんな選択があった中で、私たちは
中絶という選択を選んでしまったけれど、
赤ちゃんも自分たちもみんなが幸せになる選択を
選べる環境で、周りに相談できる人がいたら
もっと違ったと思う

それでも、私たちのことを選んできてくれたのに、
幸せにしてあげられなかった

4月27日は、絶対に忘れてはいけない日

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