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再々延長—緊急事態宣言は終わらない 病床数を確保するまでは。

再々延長—緊急事態宣言は終わらない 病床数を確保するまでは。

世界各所で社会的分断が起きている。国民と政府との間に出来てしまった溝は大きくて深い。

 こんにちは。コロナウィルスが日本で猛威を振るうようになってまもなく一年になります。新しい生活スタイルにも慣れてきましたか?私の周りには病院と老人介護施設があります、日夜現場で働いてくれている医療従事者方々への負担は心配です。気づかない中に背負わされている心理的不安からの疲れも出てくる頃でもあります。どうかお身体にはくれぐれもお気おつけてください。私はマスクには慣れましたが、身体全身をつかって友達と一緒にスポーツを思いっきりプレー出来る日がきて欲しいです。

 少し前に2度目の緊急事態宣言が発令されました。幸いなことに、大勢の人たちの協力によってその後の東京都内の感染者数は減少していっています。なので宣言が終わるかとちょっと期待しましたが、東京都はこのまま継続でした。この所、近所の飲食店内ではビールとおつまみで息抜きをされているサラリーマンの姿をよく見ます。幸い日本のウィルスは感染力が弱いのか、向かい合っておしゃべりしていてもヨーロッパのようにクラスターにはなってはいないようです。日本に新型ウィルスがこれ以上拡散するよりも前にワクチン摂取が広まることを祈るばかりです。

 ご存知の通り今回の開催会場は、『アートの射程』と同様に東京都府中市内にあるカフェ・ギャラリーです。やはり緊急事態に呈しては、美術館・画廊と異なる対応をとっていかなくてはなりません。先日「東京都現代美術館のウェブサイトでコロナウィルス感染者のお知らせがアップされました。(https://www.mot-art-museum.jp/info_0128.pdf)様々な感染経路があるので、感染を防ぐにも限界はあります。現在開催出来ている所は感染リスクを承知の上のハズです。緊急事態は3月7日まで、条件は次の通り。ステージ3の基準をもとに総合的に判断と書かれています。最終日までの間に数回政府が見直しを行い、条件が整えば途中でも解除を行います。しかし私たちがその発表を待っていても途方にくれてしまいます。個人事業主でもあるカフェ・ギャラリーオーナーにこれ以上のリスクを負わせられません。東京都・非常宣言下で、イベントをリアルで開催することが感染リスクを伴うので、本来の緊急事態最終日(3月7日まで)「猫」展をこのまま延期とさせていただき、それまでの間は引き続きプレ展を開催致します。

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プレ展『トモローネヴァーノーズ・平時か急事か教えてにゃ~『猫』展ー緊急事態宣言 猫も歌うアートの鳴き声で』について。

 このプレ展開催の意図は主に2つあります。『猫展 アートの意義とか経済とか白黒ハッキリさせてほしいにゃ~』の開催延期のお知らせです。本来行われる予定だった企画内容を文字と写真で紹介しています。もう1つにはアフターコロナ時期をまってからの再開のお知らせです。

 様々な業種の方々がこの困難を乗り越えようと必死です。感染の後遺症に悩んでいる方、約7千名の方々が既に亡くなっています。そんな中アートの社会性について考え直し、再開をする手段を探し続けていることに、少しの罪悪感を感じてしまいます。しかし自粛期間が長引くに従って、このまま黙って過ごすことはしたくない気持ちがふつふつと湧き上がってきています。いまプレ展の壁の一部を使って「猫」展を企画して延期までの経緯を文章にして掲示しました。普段は写真をメインのメディアとして発表しているので、今回のように自分の考えを言語化して出す機会が出来てよかったと思っています。コロナ禍において、大きく揺れ動きながら、悩み、学んでいる様を文字にしています。

むらいじゅん

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