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取材を検討されているメディアの方は読んでいただけると助かります


2024年1月の講演で、アポなしの取材依頼をお断りしてしまいました。
この機会に一度しっかりとメディアの方向けのお知らせを出すことにします。
今後はどんな講演先(プレスリリースを出さない学校や地域など)でも、講演の担当者とメディア対応に関する打合せをしっかり行い、メディアの方が無駄足を踏むことのないようにしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。


取材をしたい時は


もし講演の取材をされたい場合は、必ず事前(少なくとも1週間前まで)に
講演担当者、プレスリリース問合せ先、あるいは田中(tanaka.qra@gmail.com)まで以下の項目をお知らせください。

⓵会社名・団体名
②ご担当者のお名前
③取材したい動機など
④個別取材を希望するか
⇒希望する場合は⑴どのような内容か⑵所用時間
⑤動画・写真撮影・録音の有無
⑥放送・掲載前に田中が原稿等を確認することが出来るか
⑦放送・掲載予定日


なぜこんな手順を踏まなければならないのか気になった方へ


大仰な言い方をしたいわけではないのですが、スッとサッとアポなし取材を受けられないのには1つ1つ理由があります。気になった方はご覧ください。

⓵会社名・団体名 ②ご担当者のお名前 を聞く理由
⇒名乗らない方がまぁまぁな頻度でおられるのでお伺いしています。
私のことは多かれ少なかれ知っておられるとは思うのですが、私はどの会社のどなたかわからない(過去にお会いしたことがあっても忘れていることもあります…すみません)のでお知らせください。

③取材したい動機など を聞く理由
今まで実際に言われたことがあるものを例に挙げると
「上司に行けって言われて来た」という人と、
「とっとり安心ファミリーシップ制度のことをリサーチしていたら田中のnoteに辿り着き、読んでみて、ぜひ1度お話を聞きたいと思った」という人とでは、まったく印象が違うと思うのです。

申し訳ありませんが、私は相手がどんな人であれ自分の考えや思いを100お伝えすることが出来る、というわけではありません。
私の話に興味もない、LGBTが何なのか知らない・調べてもいない人には、まずは自衛優先です。自分の話をする前に、LGBTの基礎知識や現在LGBTが置かれている状況などの説明をする必要があり、説明を受けての反応によっては話すのをやめようと判断するエピソードもあります。

…というとだいぶ刺々しいですが、基礎知識がない人ならばそれ相応の聴きやすく扱いやすいエピソードを用意する必要があるし、もっと中・上級者向け、あるいは当事者向けのエピソードやメッセージもあるので、何を用意すれば相応しいか考えるために、まずはあなたのことを教えてくださいという意図です。

④個別取材を希望するか を聞く理由
⇒時間、内容、そしてメンタルの準備をするためです。
私は記者さんが初見の場合はだいたいメンタルの頓服を飲んでから取材に挑みます。
講演の時も、必要に応じて(3回に1回くらいの頻度で)薬を飲みます。
私が服用している薬は服用後30分程度で効き目が出てくるので、この事情もあってアポなしいきなりの取材対応は厳しいのです。

⑤動画・写真撮影・録音の有無
⇒ややこしいようですが、私の場合「取材OK=撮影もOK」、「撮影OK=寄りの撮影もOK」というわけではありません。確認と打合せをさせてください。
※関連するnoteの記事↓

⑥放送・掲載前に田中が原稿等を確認することが出来るか
⇒間違いがないか確認するためです。事前確認不可の場合は大抵お断りすることになると思います。
もし私の発信したいメッセージと違う内容が発信されてしまったら、それを訂正して回ることが難しいからです。メディアの方はHP等に訂正のお知らせをすれば一応は責任を取ったことにはなるのでしょうが、それが情報の受け取り手全てに届くわけではないと思います。私自身の「手の届く範囲で、ゆっくり、しっかりと活動する」というルールを大事にするために、ご了承ください。

⑦放送・掲載予定日
⇒ゆるしかSNS等での告知・掲載紙の購入・録画予約のためにお伺いします。
放送・掲載予定日が未定の場合もその旨をお知らせください。取材から数か月、半年、1年経ってしまった場合は情報の鮮度がなくなってしまうので、正直使っていただきたくはないです。メディアさんのいろんな事情があるのは想像できるので、「このニュースがアツいから田中の取材分は後回しになるよ」とか「人権月間に使うから〇か月先になりそうだよ」とか「別な企画もひっつけておおごとになってきたから、少しお待ちを!」とか、ご連絡いただけると助かります。
黙って放っておかれると心配だし、申し訳ないけれど印象が減点されていってしまいます。

偏見で言っているのではなく、実例があったのですという言い訳


・名刺やイベントチラシをお渡しして口頭で自己紹介もした上で団体名を間違えられる
・LGBTの基礎的な用語について知らないと言われる
・LGBTの基礎知識、有名なデータについて見たことがないと言われる
・取材後連絡が途絶える

こんなことが実際にあり、そのたびに時間や体力気力を浪費してしまいました。
基礎知識がない方の事例では、いきなり当事者の話を聞いてそれを編集したりまとめたりできるとは思えず、それが気がかりで思うように話せなくなる可能性があります。特に私は言葉選びに神経質で(長所であり短所です)、より細かなニュアンスを理解していただける方と関わりたいと思ってしまいます。
(こういう私個人の情報も事前に知らずに突っ込んでくると、私の面倒臭さに巻き込まれる形になり記者さんも予期せぬ多大なる苦労をすることになります。)

また、これまで受けてきた取材依頼はすべて無償で、おそらくこれからもそうだと思います。無償なこと自体はそれでもいいのですが、大事に扱われないということがあると「無償」もしんどい要素に変わります。

所属する会社それぞれの事情やしがらみもあるだろうし、リサーチをしたり現地で取材に走り回っておられる方は若手だったりボスがいたりなんかして、立場が弱いのかもしれません。でもそれは私には良くも悪くも関係がないことなので、なんでもご相談いただきたいです。会社の愚痴も含めて相談できる1対1の人間として関わっていただけると助かります。

べらぼうに長くなってしまいましたが、終わります。誰が読んでくださるのだろう…?
正直、こんなに書いても読んでくださるのは最初から大事にしてくださる方だけで、読んでほしい層に限って読みゃあしないのは、わかっているんですがね…。でも書き置いておくことに意味がある。お付き合いくださり、本当にありがとうございました。

がんばって書いてます。いいなとかがんばれとか、なにかがあれば、投げ銭していってもらえると励みになります。