小1ASD@授業への意欲の課題
「まちがえて持って帰ってきちゃった」と学校に置いておくノートを持ち帰ってきたので、中を見せてもらいました。
「このとき、ひらがなやりたくなかったん?」
「うん。なんでわかったん?」
「イヤだなぁの気持ちが、紙グチャグチャと鉛筆でぐるぐるで表現されてるから、そうやろうなぁと笑。でも、その後消してあるやん。あかんなと思って頑張ったん?」
「うん。でもそれで疲れてもう文字は書かれへんかった」
「そっかぁ。それは大変やったなぁ。工程数だけ増えて終わらんかったら、君の大好きな『合理的』とはかけ離れちゃうね」
「そうやねん。すごく困る」
「今日持って帰ってきたのも何かの縁やし、一緒にやろか」と50音プラス先生が付箋をつけてくださってるやり残しのページを終えました。
『先取り学習』という言葉がありますが、息子には毎日の『予備学習』が必要です。とは言っても息子に何かさせるのではなく(先取りしたらつまらなさが増すだけ)、母が事前に準備するもの。
興味のないことに取り組むのが死ぬほど苦痛な息子が、次の授業を『興味をもつ』状態にしておく。これが息子にとっての予備学習。
例えば、算数。
知的が高く、教えてもいないのに分数の計算を理解している息子にとって、一桁の足し算を繰り返すことは「つまらない」ことで興味は持てない。
その結果、文章の読みとばしや、そもそも取り組まないので「お家で授業分を取り組んでおいてください」とメモが挟まっていることも。
他人の気持ちを想うことが特性的に難しい息子にとって「〇〇さんが〜個ほしい」という内容は「しらんがな」の押し付けで非常にしんどい。なので、付箋で主語を息子にとって興味のある「お母さんが」「お隣の猫が」に変えたものをつけています。
夕方、息子の放課後デイに合わせて仕事を終えて、デイでは宿題を拒否してるので息子と横並びに座って宿題を見つつ、予備学習の資料を作って貼る。支援ノートに情緒的な課題があればそれも息子にヒアリングして先生に返事を書き、必要があれば支援グッズを用意して、翌日不安で動けなくならないように配慮する。
なんとも忙しい、頭フル回転の充実した毎日を過ごしています。
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