好きなものを公開する勇気

最近、自分の内面や自分の好きなものを自分の名前でネットとか公の場に公開するよう努力し始めたんだけど、これが意外と難しい。

実名だから自分の知り合いも見るわけで、もし批判されたらとか考えると後悔することが怖いのだ。

発信を素直にしようと思ったのは理由がある。コロナで人との出会いが制限されたのと、人に自分の人となりを誰かに知ってもらう機会が減ったからだ。

今までは気恥ずかしかったしネットにデータが残るのが嫌でSNSを触ってこなかったけれど、自分の好きなものを発信することで誰かに共感してもらえたり話すきっかけになればなあと思って始めた。

そこで思ったのって、誰に何を言われても自分を貫ける人って強いなあということ。特に芸能人なんて毎日のように批判されるだろうけど、もし自分だったら二度とSNSやらないか、攻撃的になってしまうかもなんて思う。

そんな風に考えを巡らせていて、思い出したことがある。

私の高校の友達に、可愛い子とばかり仲良くなりたがる子がいた。

私は正直少し馬鹿にしていたけど、実際段々と仲良くなって可愛い子たちのグループに入っていたし、心の中では色々考えていたのだろうけど、何か言う外野を気にせず一生懸命仲良くなろうとする姿勢は貫いていた。

別にその子が私にに冷たかったわけじゃないから不利益があったわけじゃないんだけれど、それでも馬鹿にしていたのは、少し妬ましかったからかもしれない。

自分の好きな物や理想に正直じゃなく、かっこつけていたから、自分を出せる他人を妬んで失敗を望んでいたのでは。

「これ好きって言ったらどう思われるかな…」とか考えず、自分の好きなものを好きと言うことは精神衛生上もいい。

多少他人に白い目で見られたとしても、自分を偽るよりはよっぽどいいなと思えるからだ。

ありのままの自分で生きるのは、裸を見せているようですごくいたたまれない気持ちになることもあるけれど、それでも素直になれる強さを持ちたいと思った。