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「ヒノキ」を使ったラケット(シェーク編)


埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!

今回は、攻撃用シェークハンドラケットで「ヒノキ」を使用しているラケットの一部をご紹介したいと思います。

「ヒノキ」を使ったラケットといえば、ペンホルダーの「単板(一枚板)」を一番に思い浮かべると思いますが、シェークハンドでも「ヒノキ」を使用しているものは色々とあります。

シェークも単板はありますが、それはかなり珍しく、9割以上が合板で使用されています。

ただ、「ヒノキ」を使用いているラケットの数は、全体からみるとそこまで多くありませんが、発売しているメーカーの中から一部をいつも通り簡単にご紹介します。

【アンドロ・トレイバー FO OFF/S】

木材5枚合板+TXLファイバー2枚のアウタータイプです。
上板に「ヒノキ」を使用していて、「6.8㎜」と厚めのブレードで高反発ラケットとなっています。
アンドロの契約選手も使用しているラケットです。

【アンドロ・トレイバー FI OFF】

木材5枚合板+TXLファイバー2枚のインナータイプです。
さきほど紹介した「トレイバー FO OFF/S」のインナータイプで板厚も同じですが、使いやすさをプラスしたラケットとなっていますが、インナータイプでも弾みのある方だと思います。

【VICTAS・ヒノカーボンパワー】

木材3枚+カーボン2枚で板厚がなんと「7.0㎜」もある高反発ラケットです。
ただ、木材3枚ということもあり板厚のわりに「85g±」という重さになっています。
高反発ながら、表面の「ヒノキ」が球を持つ感覚を作り出しています。
とにかくスピードを重視したい人にオススメのラケットです。

【XIOM・フィール ZX Ⅱ】

木材5枚+ゼフィリウムカーボン2枚のインナータイプです。
表面に使用している「ヒノキ」には良質な「木曽桧」を使用していて、なんとブレードには「木曽桧」を選別する名人の名前がプリントされています。
インナータイプですが、「6.6㎜」の板厚で高反発な仕上がりになっています。

【XIOM・フィール ZX Ⅲ】

木材5枚+ゼフィリウムカーボン2枚のアウタータイプです。
板厚は、さきほどの「フィール ZX Ⅱ」よりも薄めの「5.6㎜」で弾みも抑えた作りになっています。
アウタータイプながらボールを掴む感覚もあり、弾みよりも回転とコントロールを重視したプレイヤーにオススメのラケットとなっています。

【ダーカー・アクセラスCNF】

「ヒノキ」といえば「ダーカー」といった感じですが、そのダーカーから5月に新たなラケットが発売されます。
それが、木曽桧5枚+アウロ・ヴェールLS2を2枚使用したラケットです。
ちなみに「アウロ・ヴェールLS2」はセルロースナノファイバー(CNF)をシート状に加工した最新素材で、高い反発がありながら柔かいという特徴があります。
ダーカーにはこの他にも「ヒノキ」を使用したラケットが多くあります。

ちなみに、CNFが知りたい方は以前の記事を読んでみて下さい。

【 卓球ラケットに使用されている注目の新素材、CNFとは? 】

【ニッタク・セプティアーフィール】

木曽桧7枚+FEカーボン2枚のアウタータイプのラケットです。
上板だけではなく7枚全てにヒノキを使用していて、「ヒノキ」の持つ弾力のある打球感とカーボンの弾みを活かした作りのラケットです。

【ニッタク・セプティアー】

木材7枚合板で、全てに木曽桧を使用したラケットです。
「ヒノキ」の弾力を活かしたラケットで、回転をかけやすく初級者から使えるバランスのよいラケットです。

今回ご紹介したラケットは一部で、「ヒノキ」を使用したラケットは他にもあります。

また機会があれば、ご紹介してみたいと思いますが「ヒノキ」を使用したラケットは好みも分かれるかもしれません。

メーカーによって特徴も異なりますが、硬いラバーを使っていてラケットで弾みもほしいけど球持ちも出したい人には選択肢として考えてもよいかもしれません。

ということで、今回は「ヒノキ」を使用したラケットの一部を簡単にご紹介しました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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