見出し画像

試打(V>20 Double Extra)


埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!


今回は、この春に発売される新製品の中から注目のラバー、VICTAS『V>20 Double Extra』を試打した感想を書きたいと思います。

もちろん、忖度なしで書きます(笑)

このラバーは、VICTASの契約選手であり『T.T彩たま(Tリーグ)』の2022〜2023シーズン新監督に就任した岸川聖也監督が監修したラバーです。

VICTASでは、このラバーに関しての特設ページがあり、VICTASや意気込みが感じられると思います。

『V>20 Double Extra』特設ページ


この『V>20 Double Extra』のキーワードは、インパクトの瞬間の『許容』『遊び』です。

それでは肝心の試打の感想をお伝えしたいと思います。

今回試打した『V>20 Double Extra』の厚さは『MAX』、ラケットは『ZX-GEAR OUT』、もう一枚のラバーは『V>15 Extra』の『MAX』でした。

ラバーの重さなどは量っていないため分かりませんが、感覚的にはそこまで重く感じませんでした。

この『V>20 Double Extra』の特徴は細くて低い粒を採用していることで、トップシートが薄くなりスポンジの厚さを『MAX』にするとこれまでの『MAX』よりも若干厚くなることもポイントだそうです。

この写真は、右側(黒色)が『V>20 Double Extra』で左側(赤色)が『V>15 Extra』です。

『V>15 Extra』と比べてスポンジの気泡が細かくなっていて、シートの粒の細さと低さもハッキリ分かると思います

まず、『V>15 Extra』で打ってみましたが、ボールに対してのレスポンスが早く軌道も直線的でしっかりとしたスイングとインパクトの強さがないと扱いが難しいと改めて感じました。

そして今回のメインである『V>20 Double Extra』を試打しましたが、打ってすぐに感じたのは『打ちやすさ』『安心感』でした。

『V>15 Extra』と比べていい意味でレスポンスが遅く自分が思ったボールが打ちやすく、軌道も弧線を描きやすかったです。

強打した際のスピードは『V>15 Extra』の方がありますが、連続で打っていて安心感があり、しっかりと台に収まってくれるのは『V>20 Double Extra』でした。

下回転を打った際も、球離れが早く回転をかける前に飛んでいくということはなく打ちやすかったです。

ブロックも安心して行うことができました。

『V>15 Extra』はフォア向きのラバーという印象がありますが、『V>20 Double Extra』はフォアでもバックでも扱えると思います。

カットもしてみましたが、『V>15 Extra』よりも切りやすく安定感が増したように感じました。

スポンジの硬度は、『5.25°±』と硬めになっていますが、打っていて硬さはあまり感じませんでした。

また、今回試打したラケットは特殊素材入りでアウタータイプのものでしたが、インナータイプのラケットであればより安定感が増し、扱いやすくなると思います。

『V>15 Extra』とはしっかりとした違いがあり、過去に『V>15 Extra』を試して扱いが難しいと感じた人、一発の威力よりもラリーで安定感がほしい人は試してほしいラバーだと思います。

最後に・・・
気になっている人も多いかもしれませんが、あのラバーとの比較だと思います。

正直、VICTASでいうインパクト時の『許容』や『遊び』は、あのラバーの方があると思います。

個人的に、感覚が近いとかと言われると『近くもないが遠くもない』といった感じで、これまでのドイツ製ラバーと比べてあのラバーに似た『安心感』はあると感じました。

今後、注目の1枚といっていいと思います。

ということで、VICTASから発売される『V>20 Double Extra』についていつも通り簡単に書いてみましたが、参考にならない場合はお許し下さい(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?