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アンドロ・ラザンターシリーズの違い


埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!


今回は、ドイツの卓球メーカー「アンドロ」が発売しているラバー「ラザンターシリーズ」の違いについて簡単に書いてみたいと思います。

卓球メーカー「アンドロ」については以前の記事で書いているので、読んでみて下さい。

【 卓球メーカー紹介(アンドロ編) 】

今回ご紹介する「ラザンターシリーズ」はアンドロを代表する人気ラバーで、スポンジからシートの細部に至るまで構造改革を行い、従来品に大きな差をもたらした新次元のラバーです。

最大の特徴は、性能をUPさせながら限界まで薄くしたトップシートと、厚さ2.3㎜の「ULTRAMAX」のスポンジです。

この2つの特徴が、スピン性能とスピード性能を大きく向上させています。

現在「ラザンターシリーズ」には「Vシリーズ」「Rシリーズ」があり、「Rシリーズ」は更に「R・ECシリーズ」があります。

まず、「Ⅴシリーズ」と「Rシリーズ」の一番の違いは、トップシートの粒形状と粒間隔の違いです。

それでは順にご説明します。

【Ⅴシリーズ】

「Ⅴシリーズ」には「Ⅴ47」「Ⅴ42」の2種類があり、これはスポンジ硬度の違いです。
「Ⅴ47」は「47°」、「Ⅴ42」は「42°」です。

「Ⅴシリーズ」のトップシートの粒形状は、細めの粒と広い粒間隔を採用していて、ボールが食い込みやすいシートでスピード性能を重視した設計となっています。

ちなみに、Ⅴシリーズの「Ⅴ」は「VELOCITY」の略で「速さ」や「速度」という意味があります。

【Rシリーズ】

「Rシリーズ」には「R50」「R47」「R42」「R37」の4種類があり「Ⅴシリーズ」同様、スポンジの硬度の違いとなっています。

「Rシリーズ」のトップシートの粒形状は、太めの粒と狭い粒間隔を採用していて、ボールにパワーを伝えやすくスピン性能に優れた設計となっています。

ちなみに、Rシリーズの「R」は「ROTATION」の略で「(軸を中心とした)回転」という意味があります。

【R・ECシリーズ】

「R・ECシリーズ」には、「R53」「R45」「R48」の3種類があり、こちらもそれぞれがスポンジ硬度の違いです。

トップシートは「Rシリーズ」と同じなのですが、「R・ECシリーズ」の一番の違いはスポンジにあります。
R・ECシリーズの「EC」は「ENERGY CELL」の略で、再現が難しい中間サイズの気泡構造のスポンジの呼び名です。
このスポンジを採用することで同硬度のラバーよりも柔かい打球感が得られ、より威力のあるボールを打つことが可能となっています。

ちなみに、「R53」は攻撃的なスタイルのトッププレイヤー向け、「R48」は回転重視の上級者向け、「R45」はバランス重視の中・上級者向けとなっています。

さらに、現在「R48」には「グリーン」のカラーラバーがありますが、3月には「R53」「R45」にもカラーラバーが追加されます。

そして、近々「ENERGY CELL」スポンジを搭載した新たなラバーが出るとか出ないとか...

最後に「ラザンターシリーズ」を簡単にまとめると、「Vシリーズ」はスピード重視、「Rシリーズ」は回転重視、「R・ECシリーズ」は「Rシリーズ」の性能を更に向上させたラバーといった感じです。

ということで、今回はドイツの卓球メーカー「アンドロ」が誇るラバー「ラザンターシリーズ」の違いについて書いてみました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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