「私が住んでいたのはお屋敷だった」

 長野から実家に戻り3ヵ月。このブログを更新するのも久しぶりです。

休学中の私なのですが、今月から正式に実家を出て一人暮らしをすることになりました。秋から復学してまた研究活動を継続する予定です。一時期はいっそ退学してしまおうか悩んでいたのですが、やっぱり研究内容への興味とか、自分の将来のことを考え、ひとまずは修士課程の修了を目指すことにしました。

ところで最近、私は自分の住み環境に関する認識が少しずれているのではないか?と思うようになりました。

実家を出て賃貸契約をするにあたり物件を探していたのですが、学生が一人暮らしする部屋の広さは大体1Kの6畳前後が多いそうです。

1Kの6畳って何㎡なんだろう~と思って調べてみたら長方形で9.7~9.9㎡前後。

京間や江戸間などの畳の表し方によって若干変わるけれど、おおむねそんな感じらしいです。でもある1K6畳の物件を見学したときに

え、狭くない?笑

と思ってしまった。これからこんなこじんまりした空間で過ごすことになるの?

私の実家の自室の方が遥かに広くない?

じゃあ私の今まで過ごしていた自室の大きさはどのくらいだったんだ・・・?と思い巻き尺で測定してみたところ、

約3.5×4.2mでおよそ14.7㎡でした。畳になおすと約9畳といったあたりでしょうか。

部屋の大きさが14.7㎡もあれば大人2人は並んで寝られるダブルべッドを壁から少し離して置いてもまだ余裕があります。

その他に学習用机、ローテーブル、本棚(高さ1m 横幅60㎝程度)、コート掛け、エレクトーンを置いてもまだまだ余裕があります。笑

クローゼットは横の長さ3m余りなので頑張れば300着ほどは収納できるでしょうか(そんなに服持ってないけど!笑)


・・・と部屋の広さ自慢をしてしまったけれど、実際は部屋の中の様子は褒められたようなものではありません。私は整理整頓が苦手なため、この部屋で過ごし始めた小学3年生の頃から今まではむしろ物が散乱してきたない時期の方が長かったように思います。一週間後には引っ越して新居での生活が始まるため大幅に断捨離(家庭用ゴミ袋4つ分かな)を行いましたが、それでもまだ不要物が多いように思います。

実家や祖父母宅の外観だけを見れば地区でもそこそこ大きい持ち家に住んでいると思います。けれど私自身それほど生活や教育の面で贅沢をしていると感じたことはありません。

正直なところ実家が裕福なのか貧しいのか分かっていませんが、正しくは、どちらも経験していると思います。

小中高大と公立の学校に通い、大学は奨学金を借りて学費を工面していました。実家から大学までは往復4時間でしたが、経済的な事情からやむを得ず長距離通学をしていました。

実家は正しくは祖父母の名義で建ててもらったものなので、運よく住み環境には恵まれたかな、という感じなのです。

しかし晴れて1人暮らしさせてもらえることになりました。

22歳にもなって自立した経験がないため、金銭感覚も身に付いていません。買い物、料理、掃除、洗濯、ゴミ出し、大学院での研究活動やバイトとの両立、、、毎日こなせるか心配でたまりません。笑

世間知らずの小娘は社会に放り出されます。自分の認識の甘さを目の当たりにするタイミングもあるでしょう。

でもここで親元を離れないまま年を取ってしまえば、そっちの方が後悔すると思う。だから出て行きます。


とりあえずこの一週間で憂鬱な引っ越し作業を倒すぞ!🔥

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