8月19日 晴れ

列車旅に出た。
2両しかないローカルな列車に揺られ、ひたすら自然の奥深くに向かう。

道中冷房が効かなくなって乗客みんなで窓を開けたらバッタが入ってきてプチ騒ぎになった。

途中下車した駅のちょっとした施設にいるおっちゃんの話が長すぎて、お昼ご飯は寂れたヤマザキのちょっと怪しめな冷たいチーズバーガー1個とお茶になった。

最終目的地の滝に向かうバスはまだ14時なのに終わっていたから自転車を借りてもらった地図を頼りに走ってみた。喫茶店もパン屋も温泉もやっていなかった。

ふらふら走っていた時に急に呼び止めてビニール袋いっぱいのじゃがいもとトマトを持たしてきたおじさん、
梨冷やして食べようと思って行った川に駐輪場はなくて、1台分タダで貸してやるからそこ停めとけと言ってくれた駐車場管理人のおじさん、
帰りの電車待ちで入った駅前の喫茶食堂なんでも屋さんみたいなところでコーヒーについてきたミルクがちょっと、いやだいぶ怪しめの、滞りなく流れて綺麗に混ざり合うタイプのものではないがそれに気づいていないニコニコのおばちゃん。

これを最高の冒険旅と言わず、なんと言おうか。

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