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踏み出すハードルが高いだけで、精神科は怖いところではない。


精神科通院歴、12年目にして思ったことがある。

初めて精神科にかかったのは確か15歳か16歳の時。その頃は精神科の雰囲気が怖く、待合スペースで順番を待っている間、どんよりした空気に飲み込まれそうだった。

だがそれは当時の病状が重く、自分自身が空気を重くしていただけだった。

昔より病状が軽くなった今、こんなに爽やかで明るい雰囲気の病院だったのだと気付く。通っている人も良く見てみたら、一見精神疾患を抱えている人には見えず普通の人。中にはパニックを起こしたり、落ち着きのない人もいるが、今はその空気に圧倒されない。

おしゃれな音楽が流れていて、観葉植物などが置いてあり、可愛いカフェみたい。怖がる必要はなかった。

当時は子供だったので先入観から怖がってたというのもあるけれど、病状が大分良くなり余裕が出来た証拠だと思う。当時の私は、何でも怖がってマイナイスに考えていたのだろう。

今は治療と向き合いつつも、このおしゃれな空間に癒されに来ている感覚。主治医も初めてかかった時から変わっておらず、長い付き合いのため母親のような安心感があり、さらけ出して話せる。


隣接している薬局の対応も素晴らしい。きっとどの薬局もそういうルールなんだろうけど、精神科通いの人に薬を出すときに「今日はどうされましたか?」と症状を聞かない。内科にかかった人には聞いているけれど、きちんと使い分けている。「いつものお薬出てます」とだけ言い、優しい笑顔で見送ってくれる。

精神科に隣接してる薬局だけに限らず、薬局なら今のところどこも悪い対応はされない。よく行く内科に隣接した薬局では、精神科患者にあまり慣れていないだろうに、察してくれる。風邪で内科にかかり薬を貰いに行くと、お薬手帳の精神薬の履歴を見て「普段飲まれてるお薬と一緒に飲んでいただいて大丈夫です」と優しく教えてくれる。そういう風に言うルールだとしても嬉しいし、有難い。


踏み出すまでになかなか勇気がいるけれど、意外と怖いところじゃないということを、これから精神科にかかるのを考えている人に伝えておきたい。







主に深く悩んでいる人に向けて、少しでもトラウマを緩和するために、悩みに対してどう捉え方を変えていけばいいか?という提案をしていきたいです。その他にも多様なジャンルの記事を発信していく予定です。是非サポートをお願い致します。