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大学休学中の息子が言った「親が嫌い」

夕飯の買い物に出ると、学生服を着た集団の高校生に出会う。

マスクをしているけれど、みんな楽しそうに笑っている。

私は、一瞬、胸が苦しくなる。

なぜ大学生だけが、いつまでもリモート授業なのだろうか? 

2020年、今年の4月に大学に進学した息子は、入学式もなく、

キャンパスに一回も行かないまま、1年生の11月に突然、

大学を辞めたいと言い出した。

今はとりあえず、休学扱いにしている。

あまりのショックに眠れない夜が続いた。

今朝、ゆるゆると9時前に起床した息子につい「何、ダラダラ生きてんの」

というような意味の言葉を投げつけてしまった。

それに対して帰ってきた言葉が、「前から言っているけど、

昔から親のこと嫌いだし。なんで朝から親にそんなことを

言われなくちゃいけないんだよ」という類の言葉。

「嫌い」という言葉にあまりに驚き、何を言われたのか、

よく覚えていない。

私はシングルマザー。一人で養育費をもらわずに育ててきた。

そんな息子に、朝から投げつけられたナイフのようなひと言。

哀しみと、先の見えない不安の限界。

突如、日記を書こうと思った。

そういえばと、note という存在を思い出した。

53歳にもなると、色々なことがある…。

だけど息子のことは、誰にでも話せるものじゃない…。

大学休学の先に何があるのか…。

フリーランスで家で仕事をしながら、どうやって息子と

向き合うべきなのか。あまりに私的な日記のようなものを、

匿名に甘えて、書いてみたいと思います。



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