【Davinci Resolve】カラーページの使い方①カラーコレクションの基礎
こんにちは。いつもお越しくださる方も、初めての方もご訪問ありがとうございます。
今回はDavinci Resolveの使い方についてまとめます。記事中には私個人の偏見や認識の誤りも含まれていると思います。その点のご理解のほど、よろしくお願いいたします。
プライマリーパレット
ホームのアイコンからプロジェクトマネージャーを右クリックし、プロジェクトのアーカイブの復元を選択。この手順の場合、プロジェクトファイルと共にファイルも入っている。
カラーページに入る場合は、下のカラーを押す。カラーページのレイアウトは個人が使いやすいようにレイアウトできるが、初期状態に戻すためには、メニューのワークスペース⇒UIレイアウトをリセットをクリックすると、通常のレイアウトに戻すことができる。
UIは上の段が
ギャラリー
ビューア
ノードツリー
となっている。
真ん中の段が
タイムライン
タイムラインはカットページやエディットページと連動している。
下の段はPCのシステム設定の解像度によって、セクションの数が3つもしくは2つである場合がある。
プライマリー
プライマリーには四つのセクションがある。
リフト
ガンマ
ゲイン
オフセット
それぞれカラーホイールとマスターホイールがある。
マスターホイール
オフセットは全体を暗くしたり、逆に明るくしたりすることができる。
リフトは暗い部分、ガンマは中間部分、ゲインは明るい部分(ハイライト)を調整することができる。
オフセットで映像を明るくしようとすると、暗い部分が白くなってしまう。そのためリフトを使って暗い部分を調整し、白く浮くのを抑えることができる。
変更したカラーを確認するにはビューアの右上にあるアイコンをクリックすることで変更前・変更後を切り替えることができる。ショートカットはShift + D。
カラーホイール
マスターホイールは明るさを調整するのに対し、カラーホイールは色の調整を行うことができる。
ゲインでカラーホイールを右下に移動した場合、ガンマを左上に移動するなど対称をなすように移動するとよいとされている。
コントラスト
コントラストを付けたい時は、プライマリーパレット上部にあるコントラストの数値を変更する。リセットする場合はコントラストという文字をクリックする。
ハイライト
ハイライトを調整したい場合は、プライマリーパレット下部にあるハイの数値を変更する。
色温度
カラーを変更する場合は色温の数値を変更することでも調整することができる。
カラーマネジメント(Resolve Color Management)
タイムラインを変更する場合は、カラーページのビューア上部にあるタイムラインのプルダウンメニューを表示させて変更する。
クリップは矢印の上下で移動することができる。
カラースペースの自動調整
映像はカメラやコーデックの違いにより色合いが大きく異なる場合がある。これを調整するには、プロジェクト設定⇒カラーマネージメント⇒カラーサイエンス⇒DaVinci YRGB Color Managedを選択する。これによりプロジェクト全体でカラーマネージメントができるようになる。
更に、ResolveカラーマネージメントプリセットからDaVinci Wide Gamutを選択する。DaVinciのオリジナルのカラースペースでどんな素材もこの中には入る。
出力カラースペースは、Rec.709 Gamma 2.4という標準のカラースペースを選択する。
これを保存するだけで、クリップの色が自動的に色補正される。それぞれのクリップのカラースペースは右クリック、入力カラースペースから確認できる。
リストで確認したい場合は、メディアページから、リスト表示⇒上の項目を右クリック⇒入力カラースペースを選択する。これはカラーページのメディアプールからも確認できる。
自動バランス
プライマリーはホイールで調整してもいいが、プライマリーの左上にあるⒶのアイコンをクリックすると、AIが自動でカラー調整してくれる。
波形スコープのRGBパレード
キーフレームの上のアイコンをクリックすると赤と緑と青の波形スコープが表示される。
スコープ
スコープの0が最も暗く、1023が最も明るい数値となっている。数字が0や1023から離れている場合は、コントラストの薄い映像になってしまう。波形を拡げることでコントラストのついた映像にすることができる。
波形が0以下になると「黒つぶれ」した映像になってしまう。逆に値が1023を超えると「白とび」した映像になってしまう。
そこでリフトで下限を調整し、ゲインで上限を調整し、波形が行き過ぎないように、またコントラストがない映像にならないように調整する必要がある。
カラー調整で赤・緑・青の上限と下限を揃える。そうすることによって、白と黒がハッキリしたニュートラルな映像を作ることができる。
最後にカラーホイールを調整し色合いを整える。
エフェクトライブラリからジェネレーターのカラーバーを使うとマスターホイールと白のホイールによる値の変更の違いを確認することができる。
マスターホイールの数値を下げると、色の濃さを落とす役割があり、Yのコントロールは色の濃さを落とさないで明るさを落とす役割がある。
YRGBカーブ
上のツールボタンのカーブでカーブを表示する。カーブの左下にあるの点がリフトに当たる。リフトを右に移動することで黒を引き締めることができる。カーブの右上にある点がゲインに当たる。ゲインを左に移動することでハイライトを出すことができる。ガンマは下から3分の1くらいなので底を掴んで調整する。
YRGBカーブは直線のどこにでも点が打てるので、リフト・ガンマ・ゲイン以上に分類をすることができる。
ノード
ノードツリーを使って作業を分けることができる。
YRGBカーブはY・R・G・Bのそれぞれのカーブを調整することができる。
ノードを追加するには、ノードを右クリックし、ノードを追加⇒シリアルノードを追加でノードを追加することができる。ノードラベルでノードに名前を付けることができる。
カーブは右上の拡大ボタンを押すと拡大された状態で編集できる。
ノードの数字の所をクリックすると編集前と編集後を切り替えることができる。ショートカットキーはCtrl + D。
映像のある部分の色を調整したい場合はビューアからスポイトで色を拾うと、カーブにスポイトで取った部分に点が表示される。
カラーコレクションのコピー&ペースト
クリップのカラーコレクションをコピー&ペーストするには、Ctrl + Cでコピーし、Ctrl + Vでペーストする。また選択されたクリップから別のクリップにコピーするには別のクリップを右クリックして、「選択したクリップにこのグレードをコピー」をクリックするとコピー&ペーストすることができる。これは中ボタンのクリックでもコピー&ペーストすることができる。
ギャラリースチル
編集が終わったクリップは映像を右クリックして「スチルを保存」をクリックすると、静止画の状態でギャラリーに表示される。
保存したスチルを別のクリップにペーストするには、クリップを選択した状態で、スチルのグレードを適用をクリックすると、編集した内容が選択したクリップに反映される。
またギャラリースチルをダブルクリックすると、スチルと選択しているクリップの色合いを比較することができるようになる。ビューアが分割され比較できるようになるので、境界線を移動して色合いを比較する。
同じ場面で色合いが違う映像などはこのように色合いを比較しながら、プライマリーのカラーなどを調整することで色合いを統一することができる。
境界線は上のアイコンで左右だけでなく、上下、斜めなどの参照も可能である。
最後に左上のワイプのアイコンをクリックしてスチルを閉じる。
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最後に
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