県立伊丹高校演劇部の現役生とOBOGで座談会をしました!


私たち伊丹市内演劇部OBOGは、アイホールがあったからこそできた経験がたくさんあります。
実際にアイホールと関わった、もしくは今から関わっていく、県立伊丹高校演劇部の現役生とOBOGで座談会を行いました。



Q1 アイホールがなくなるかも、聞いた時どう思った?
・びっくりした。
・何でなくすのかとか全然知らなかった。いきなりなくされると使っていた人が困るので、理由や、なくした後どうしたいのかなど、もっと伝えて欲しいと思った。
・全然アイホール使ったことがなく、いきなりなくなると聞かされ、どうしたらいいのか分からなかった。なぜこうなったのか知りたいと思った。
・家の近くにアイホールがあり、アイホール前の広場など幼い頃から利用したり、待ち合わせ場所にしていたりしたので、なくなったら寂しい。

Q2 市のサウンディング調査では、スポーツ施設やブックカフェなどへの転換も案として出ているけど、それについてどう思う?
・アイホールはWSやアイフェスなどで沢山利用した。設備が優れていて存分に使わせてもらったり、スタッフさんにもすごく良くしていただいた。それに魅力を感じて演劇部に入った子もいる。これから先演劇をやりたい子や、演劇部に入る子がその機会を奪われるのはもったいないと思う。

Q3 1年生へ:アイホールを初めて利用してどうだった?
・床が動いたり、照明を実際見たりして、初めてちゃんとした劇場をみて驚いた。
・大きいなと思った。
・WSで他校の人と関われて良かった。いつも一緒にやってる人と違う人とすることで違うものが生まれるのがよかった。もっと機会が増えたらいいなと思う。2校合同で演劇等したい。違う人と演劇を作ってみたい。

Q4 学校の体育館や講堂、教室と比べてどう?
・いろんなことができそう。学校じゃ動かせないものも動かせたりするので、演出の幅が広がる。台本もかけそう。
・学校より使いやすい。
・スタッフさんに隙間時間機材など触らせてもらえたのが印象に残っていて、アイホールっていいなあと思った。

Q5 顧問にもインタビュー
阪神大会は審査員2人に対して、アイフェスは4人もいる。これはアイホールに魅力を感じている演劇人がいっぱいいることの証。顔が見えるサイズで、全国から様々な劇団がきて、実験的なことも積極的にできる“イケてる劇場”に色んな人が自然と集まってくる。
それが無くなるとそういう人たちが来なくなる。WSの講師やアイフェスの審査員の質も変わってくると思う。演劇部の顧問でも、アイホールがあるから伊丹市に来たという人もいる。

アイホールがなくなると、人が集まってくる要素がなくなる。その心配をしなければいけない。

お金が足りない大前提で、ハードウェアを維持するのが大変だという理由で、ソフトウェアを無駄にしてしまう、無いものにしてしまうことの経済損失にカウントアップしないといけない。

Q6 最後に
・市民の利用率を上げるということで、やっている演劇の一般公開やSNSなどを利用して工夫すればよいのではないのか。
・アイホールをここに来るまで知らなかったが、伊丹にこんな劇場があることを知ってすごいなと思ったし、これが伊丹市の強みだと思った。なくなるのはもったいない。
・近くに住んでいてなくなるのは寂しいと思うし、アイフォニックホールなども利用しているが、すごく広いし予約も取りにくい。アイホールのサイズの劇場があるのは演劇部にとっては需要が高いので残してほしい。
・中高の多くに演劇部があるのは、アイホールがあるからこそだと思う。なくなると、演劇部も衰退するのかなと思う。
・尼崎のピッコロシアターなど他の劇場の舞台にも立ったが、アイホールはお客さんとの距離も近く、熱量が伝わりやすい。そういう劇場が無くなるのは悲しい。
けど、立ったことない人、使ったことがない人にとっては「あーそうなんや」で過ぎていってしまう問題なのかなとも思う。



座談会に参加してくださった皆さん、ありがとうございました。


どうかアイホールが、これから先の後輩たちにも、演劇を好きになる手助けをしてほしい。
そのためにどうすればいいか、私たちも考えたいと思います。

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