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Googleはサイトから出るどんなシグナルをキャッチしているのか?

Googleのコアアップデートの真っ最中ですが、今回は小規模サイトと独立系サイトにも光を当てるという旨のアナウンスがありました。
今回はこれを考えてみたいと思います。

Googleの立場で考えてみる

Googleは、国や信頼できる企業が運営しているサイトを検索の上位に表示させたい。なぜなら、その方が変なサイトの確率が低いからだ。しかし、それを悪用しているサイトが多すぎるから対処もしたい。
サブディレ対策で、本体の企業が運営しているように見せることは容易なので、サブディレ貸しなのか、本体が運営しているのかさらにわかりにくくなった。ならば、ドメイン評価の比重を下げて、以前のようにコンテンツの重要度を上げてみよう。

「コンテンツ」の何で評価しようか考えよう。正しい情報の有無をチェックするのは無理だ。検索意図とコンテンツの合致の度合いがいいだろう。そのためには、タイトルのクリック率は重要だ。そのキーワードで検索したユーザーが期待して選んだからだ。そして、そのタイトルとコンテンツが一致しているかをチェックしよう。検索ワードとは無関係な情報は少ないほうがいいだろう。つまり、いわゆる共起語から外れているキーワードが多ければユーザーの期待とはちがうコンテンツかもしれない。
文章だけだとAIでどうにでもなるから、それ以外の情報の価値を高めよう。サイトのテーマに合った画像が使われているかチェックしよう。
あと、表はありかもしれない。「表」は検索エンジンに不利になると言って、使われなかった時代があったから、古い知識を持ったままの人を振り落とせるな。

それと見た目だ。きちんとしたサイトは見た目にも気を使っている確率が高い。「いいデザイン」というのは機械的に判断するのは難しい。でも、文字が小さいのはダメだ。ユニバーサルデザインではない。コントラストの低い色や変な色を使って色覚障害者に配慮していないサイトもダメだ。これは、画面キャプチャーを取って画像認識すればできるだろう。
「いいデザイン」にしようとすると、どうしても、CSSもJavaScriptも長くなってしまう。つまり、CSSファイルが小さすぎるサイトは、あまり手を入れていないサイトかもしれない。

サイトのページ数はコンテンツの質に関連性があるか?普通に考えれば、ちゃんと運営していれば、数十ページはあって当然だろう。でも、丁寧にサイトを作っているなら、100ページ以下が限界だろう(長年運営しているなら1年あたり100ページぐらいが上限か?)。ライターを大量に雇って大量にページを作るよりも、一人で丁寧にサイトを作っている方が、ユーザーにとっては価値があるかもしれない。
逆に、数千・数万ページ以上となるとスパムかもしれないから、慎重にチェックをしよう。オウンドメディア型かデータベース型か分けてみてみよう。

被リンクを増やすとサイトの評価が高くなるということがバレてしまったから、被リンクの数とサイトの質が合っていないサイトはリンクを買っているな。特に、企業や国・自治体・NPOからリンクが多いというのは普通ではない。少数なら何らかの関連があるからリンクをもらっているかもしれないが、普通に考えれば自然にリンクが大量に集まるわけない。

今回のコアアップデートは、デザインがしょぼいサイト・1ページあたりの文字が多くてページ数が多すぎるサイト・被リンクが不自然なサイトを落としてみよう。

あ、SNSでバズったとか、昔からめちゃくちゃ人気のあるサイトは例外な。

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