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Claude 3.5 sonnetで仕様書・指示書を書く練習をする

最近は、ChatGPT 4oよりもClaude 3.5 sonnetを使っています。
その理由は、Artifactsという機能が素晴らしいからです。

知らない人のために解説すると、画面が2分割されて左側にプロンプトとその解説、右側に制作物が表示されるという機能です。コードを書く時にすごく便利です。

ブラウザゲームを作った

無料版の場合、一つのチャットに対して指示を出す回数の上限があるので、自分が理想とする最終形態の前に制限される事がよくあります。
そのため、途中経過をまとめて次のチャットを新たに立ち上げないといけません。その行為が、仕様書もしくは指示書を書く練習になるのではないかという仮説です。

例えば、オリジナルの問い合わせフォームを作成するとします。
最初の指示は、以下の通り。

PHPで下記のようなお問合せフォームを作成してください。
1.入力画面
2.確認画面
3.送信処理
4.送信完了画面

この場合でも、気を利かせて悪意を持った入力を防ぐセキュリティやメール送信など通常のフォームに必要と思われる機能を実装してくれます。
でも、入力画面で必須項目を設定したいとか、電話番号は半角必須にしたいとかあると思います。また、実際にサーバーでテストしてみると文字化けしたり、メールが送信できなかったりします。
そんなことを繰り返していると制限に引っかかって新規にチャットを作成します。その時にそれまでの内容をまとめたプロンプトが、人への指示書のトレーニングになると思います。

具体的には、下記のようなプロンプトにパワーアップします。

PHPで下記のようなお問合せフォームを作成してください。
1.入力画面 html
2.確認画面 php
3.送信処理 php
4.送信完了画面 html

■入力画面 
郵便番号[必須]  
都道府県[必須]  
市区町村[必須]  
町名・番地[必須]  
建物  
氏名[必須]  
メールアドレス[必須]  
電話番号[必須]  
お問い合わせ内容[必須]
JavaScriptで必須入力の確認をする。
郵便番号を「3桁-4桁」とハイフンを自動的に入れるようにする。
メールアドレスが正しい形式になっているか確認する。
電話番号にハイフンがない場合には注意メッセージを出す。
全部の項目にエラーが無くなったらボタンをアクティブにしてください。

■確認画面
攻撃されないように入力項目はセキュリティを強化。
ただし、強すぎる対策は不要。

■送信処理
管理者と投稿者にmb_send_mail 関数を使ってメールを送信。
送信元メールアドレスは〇〇
管理者のメールアドレスは△△
確認メールは、投稿者と管理者それぞれのテンプレートを用意してこちらで修正できるようにする。
確認メールは文字化けの対策をする。
確認メールの項目は日本語で表記する。

この程度の内容ならばAIでも楽勝に対応できるので外注をすることはないと思いますが、AIでは対応できないような内容にしたい場合には、誰かに発注をしなけれななりません。
その時に、外注をしたことない人でも、丁寧なプロンプトを作ることで仕様書・指示書を書けるようになるのではないかという仮説です。

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