jubeatの上手い人たちの習慣と意識について書きます。その二:意識編

 どうも、うっでぃです。

 こちらは、巷で話題の(そこまでではない)jubeat Advent Calendar 2020!の記事です。2回目です。よろしくお願いします。


 前回タイ時刻で12/3に公開した「習慣編」に引き続き、「意識編」ということで書いていこうと思います。jubeatの上手い人たちは一体、プレー中にどんなことを考え、どんなことに注意を向けているのか?あまたのランカーを観察して得られた知見から共通点を抽出して書いていきたいと思います。

 まあ、頭の中の話なんで、「それは結局お前の頭の中にあることの説明ちゃうんかい」という批判も聞こえてきますが……。

 …………………。


 それでは本編です。



①プレー中の「基本姿勢」がある

 なんのこっちゃ?と言いたいところを抑えて、まずはお読みください。

 jubeat上級者たちは、譜面の如何を問わず無意識的に徹底している「基本姿勢」があります。いわば、jubeatプレーの為の「型」とでも言うべきものでしょう。

 「意識編」と銘打っておきながら、いきなり「無意識にやっていること」を説明し出すのはどうなんだとは思いますが、大前提ではあるのでやはり外せませんでした。

 この「基本姿勢」とは、

・パネル全体を俯瞰する

・譜面が来ない時はパネルの外側(筐体のフレーム)に手を置く

・4段目のパネルを親指で押す

の3つで概ね共通点を洗い出せているかと思います。

 それでもなんのこっちゃと思う人がいるかもしれないので個別に説明していきます。


 一つ目の「パネル全体を俯瞰する」についてはもはや言葉の通りですが、上級者はjubeatをやっている時に基本的にまっすぐ立っていて前傾になりすぎていない印象があるんですよね。食い入るように画面を見てはいない感じがします。16パネル全てが視界に入っているからこそ、どんな譜面が来てもうろたえずに確実にノーツを拾える、押せる、光らせられるわけです。もちろん限度はありますが。

 大事なことは、この「全体を俯瞰する」視角を、ノーツが来てもブレさせないのが上級者を上級者たらしめているポイントだということです。ノーツの多寡にかかわらず、常に全体を捉え続けることが、jubeat特有の認識能力・譜面への対応力の肝であると言えるでしょう。

 二つ目の「譜面が来ない時はパネルの外側(筐体のフレーム)に手を置く」というのは、これまた読んで字の如しですが、上手い人たちって実は「パネルを押していない手が空中にとどまっていない」のです。少し間が空くと必ずと言っていいほど9番パネルの左の辺りと12番パネルの右の辺りに手が収まっています(位置には個人差があります)

 これはゲームの特性上、自分の手や腕で死角が出来やすいことから、それを嫌った結果動きがそのように最適化されたということでしょう。

 百聞は一見に如かずとも言いますので、僕の手元の動画を見てみてください。自分の動画の宣伝ではありません。決して。

これを見ると、曲中の変わり目などの2〜3拍空いている箇所で必ず筐体のフレームに手が帰っていることが分かると思います。他のプレイヤーの動画を見てもほぼ同じことが起こっているので、是非見てみてください。

 三つ目は「4段目のパネルを親指で押す」ですが、一番言うことが無い。

 意味が分からない人は先ほど貼った動画を再度見てみて、13・14・15・16番のパネルをほとんど親指で処理していることをご確認ください。

 上手い人はむしろ、4段目を中指や人差し指で押す時はだいぶ意識的にやっています。それだけ親指を使うやり方の方が手に馴染むのでしょう(他人事)。

 以上の3点のような、譜面を認識しやすく・叩きやすくなるようにするための「基本姿勢」を、上級者は経験の中で手に入れているのです。まだ上級者とはいえないあなたでも、これをやると上手くなるよとまでは言えないけれど、上手い人は大抵やっていることです。お試しください。


②出来ないところを無くしている

 めちゃくちゃ身も蓋もないことを言いますが、上級者は自分が出来ない箇所を自覚し、それを出来るようにすることを追いかけ続けて上手くなっています。……めちゃくちゃ身も蓋もない。

 しかし、これが上級者と上級者になれない人を分かつ最大の壁であるなぁと僕は思っています。

 何が言いたいかというと、jubeatが上手くならない人は得てして、「出来ているところと出来ていないところを分別できていない」のです。1曲を通して100%出来たと言える箇所がほとんど無く、他方「ここが出来なかった」という感触もまた、(あからさまに密度が上がり難しくなる箇所以外は)ほとんど無いという状況になります。

 対して上級者は、「どの箇所が出来れば理論値が取れるか」を洗い出すようにプレーしています。出来ていない箇所を把握するには、それ以外の箇所が出来ていなければならないので、必然的に簡単なところは常に出来ている状態を目指します(というか、気付いたら勝手になっています)。

 出来ないところが出来るようになるための方法論は人によりまちまちですが、その前段階たるこの姿勢は全上級者共通なのではないかなと考えています。


③jubeatに遊び心を持っている

 575ですね。(は?)

 たとえば、EXC狙いで粘着をしている時、かなり序盤の方でEXCペースを切ってしまったとします。こういう際に上級者は、そこから先のプレーで片手プレーだとか左右分業だとか、そういった「遊び」をやることがよくあります。この遊び心が、上級者特有のプレー中の余裕を生み出したり、腕や手の運動能力を底上げしたり、運指の多彩さを生み出したりしているのではないかと僕は考えています。

 それと、粘着はどうしてもゲームに対するマイナスの感情を増長させがちです。イライラし始めた時に遊びを取り入れることで、気持ちをリフレッシュさせることも出来ます。

 もちろんこれは、EXC狙いの最終段階である「出来ない箇所はもう無いが、一曲の中でヒューマンエラーが発生してEXCまで辿り着かない」という状況に限る話であり、無闇にスコアを捨ててすぐ遊びに切り替えろということではありません。出来ないところがある限りは、出来るようになるまで試行錯誤をしていくべきでしょう。


まとめ

 以上の3点が、僕の考える「jubeatの上手い人たちがプレー中に考えていること・やっていること」でした。最後にもう一度繰り返しておくと、

①プレー中の「基本姿勢」がある

②出来ないところを無くしている

③jubeatに遊び心を持っている

の3つでしたね。

 念を押して言いますが、この記事は「これをやれば上手くなれる!!」を述べたものではなく、「上手い人たちは大抵こうしている(気がする)!」という内容です。ゆえに、これを読んだ方々がまるで上達しなくても、むしろ迷走してしまって実力が停滞しても、責任は負いませんし、あらゆる苦情・批判・非難・罵詈雑言・しねしねこうせん等も受け付けません。各人の裁量で良さそうなものを盗み、自分のものにしていってください。

 それでは、良いjubeatライフをお送りください。


 以上!!お疲れ様でした。

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