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Ambient

再来週、久々に登山へ行く
3.4年前に登山をするようになり
早朝から出発し山頂で昼食を済ませ
下山後に麓の温泉に入って帰るという
休日を過ごしていた

調子のってAIR MAXで登って大滑りした初登山

しかし、冬シーズンで冬眠しているうちに
新しい娯楽を覚え(ゴルフやらAPEXやら)
徐々に山離れが増していき、3年前に新しく買ったColombiaのトレッキングシューズは
一度も履かずに今に至る

決して山が嫌いになったわけではく
頭の片隅には常に行きたいという気持ちがあったが
タイミング合わずにいた

なぜ、再び山欲が出てきたかというと
久々に買った漫画に影響を受けた
連載中の漫画を買うのは記憶にないくらい久しぶりで
女性の漫画家さんの単行本を買うのは初めてだった

作者 入江 亜季

少し時を戻して6年前、(脱線するけど帰ってきます)
美容師1年目の時に都内各有名店のアシスタントによるヘアショーがLIQUIDROOMで行われた
ヘア、メイク、衣装、音楽、シナリオ全て
アシスタントによる演出らしい

高速カットが繰り出されるのか最新のエアリーシャギーがみれるのか色んな期待をしていたが
実際のところ思わぬところで度肝を抜かれた

暗転から陽が昇るように舞台がゆっくりと明るくなり
それに合わせて音楽もかかる

まるで広大な自然の中でカットをしているかのように
そしてあたかも自分もその空間にいるかのように
風を感じる
噴火前の火山の如く体の奥から沸々と込み上げる
得たことない感覚
陽が頂点に上がるころには速度も上がっていき客も湧くそしてまた陽が暮れ始め日没とともに
またゆっくりと舞台が暗くなった

度肝を抜かれたのは高速カットでも
圧倒的演出でもなく、"音楽"だった

既に人気のあるアーティストであったが
僕が聴いたのはこの時が初めて

薄暗い雰囲気と高音質なスピーカーのおかげで
より心に刺さったのだと思う

おかげでアイスランド人ロックバンドと
アンビエント音楽というものを知ることができた
その音楽のルーツを知りたくてアイスランドについて
調べたが、答えはすぐに出た

ヨーロッパ最大の氷河、世界一の活火山
決して人間が作り出すことのできない火山噴火によって生み出された土地が永遠と続く
自国を愛し大自然を謳歌する歌声はまるで
大地の囁きのように柔らかく心地が良い

ここで話を戻すと、この漫画の舞台がアイスランド
繊細に表現された主人公の愛車(ジムニー)や
極寒の地で飲むコーヒー、漫画から伝わってくる
秘境の風、美味しそうな空気を見ていたら
山に登りたくなった

これを読むと海外に行ったような気持ちになれるのと
旅に出たくなる両方の気持ちを味うことになります

正直、一度きりの人生の貴重な20代
コロナに足並みを揃えて立ち止まってなんかいたくない

なんてロケンローなことばかり言ってられないので
感染予防を当たり前に
出来る範囲で目一杯動いていきたい所存です

では、この辺で

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