余生
1ヶ月前に登山したことを書こうと思ってはいたものの
A子さんの沼にハマりずるずるときてしまった
前々回の投稿(サンライズ)であれだけ1人の良さを
語ってたわけだが、やはり友人と登る楽しさもある
今回は初めての縦走
南足柄市と箱根町にまたがる
明星ヶ岳から明神ヶ岳に至る稜線をハイク
低山の縦走とはいえ時間も距離も過去最長
晴天と言えど2月の箱根
気温は1℃。日陰には霜がぎっしり
急勾配の山道が続く明星ヶ岳を一気に登頂
箱根の外輪山の一峰で、起伏の少ない
草原状の山頂が広がる好展望の山
やはり富士山が見えるとどこからか力が湧いてくる
道中、先陣をきっていた和摩が謎の発作で苦しむも
なんとか明神ヶ岳山頂まで辿り着いた
明星ヶ岳より見晴らしがよく大涌谷がくっきり見える
ここで昼食
やはりソロとの違いは誰かとご飯を食べれること
複数人で食べるご飯と人に入れてもらった
コーヒーは何よりも美味しい。コピ・ルアック
昼食を終え、片付けをしている時に
背筋がピンと伸びた1人のおじさんに遭遇
例の如くあいさつを交わす(登山では万が一の目撃情報に繋がるためすれ違う際にはあいさつするのがマナー)
登頂直後なのに息をも切らさず笑顔で話かけてくれた
金時山(反対の山)から縦走してここまで来たようだ
これから下山することを伝えると同じ下山路とのことで一緒に下山することに(おじさんほぼ休憩してない)
話を聞くと全国の山を全て完登し今はお気に入りの山を楽しんで登っているらしい
全国の山を完登しているとサラッと
発言するあたりも驚きだが、このおじさん御年70歳
その足取りは20代の僕らよりも軽く
まるで歳をとるたびに若返っているかのようだった
『温泉に入ってビールで一杯やるのが楽しみなんだ』
と、おじさんは言った
ああ、こういう余生の楽しみ方いいなぁ
とまっちがボヤいてるのを聞いてたしかにと思った
僕のスマホで撮った後に
こっちのスマホでも撮ってくれ
とベンジャミンバトンおじさんが言った
山はあんなにスラスラと下山するのに、
スマホは不慣れでおぼつかない様が愛くるしかった
※ちなみにもう1人のおじさんはいつの間にか
後ろにいて一緒に下山してきました
では、この辺で
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