見出し画像

ファム・ファタルよ何処に!

ファム・ファタルという言葉は、押見修造の悪の華で初めて知った。

フランス語で「宿命の女(運命の女)」を意味し、しばしば文学や絵画のモチーフとして登場する。

という意味らしい。
「運命の赤い糸」を信じるほど僕は、恋愛に対してお花畑的な思想を持っていない。
と思っていたが、僕の恋愛論を他人に語った際に、唯一無二の女性、つまり赤い糸で結ばれた運命の人を信じてるんだね君は、と指摘され、そうだったのかと思わされた。
確かに、自分にとって最良のパートナー足り得る存在が世の中には極々少数いて、その人を探しそして理解を深め合うことが人生の課題の一つであるととまで思っている。
つまり、僕にとっての人生は己のファム・ファタルを探すためのジャーニーでもあるのだ!

ファム・ファタルの意味には続きがある。

ラルース大辞典によると「宿命の女」とは、「恋心を寄せた男を破滅させるために、まるで運命が送り届けたかのような魅力を備えた女」のことである。

破滅させるらしい。

僕は僕の幸せのためにファムファタルを探していたが、その果てにあるのは破滅とは、これはまたおかしな話である。

が、しかし、なんだか素直に否定できない俺がいる。
己を振りかえって思い当たる節がいくつかある。

(破綻させない)ファム・ファタルよ何処に!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?