痛み止め

感情が死んでいくとか
感性が死んでいくとか

正座していていつから足が痺れ始めたのかはっきり分からない
あの感じに似ているなと思った。

歌詞を書き始めたとき、
歌詞にもならないような短い文章が浮かんだとき、
それを必死に書きためていたとき、

大きいバスターソードか何かを持ったような
自分だけの花園を持ったような
そんな気持ちになったけれど、

いつまでこの剣で素振りを続けるのだろうと思ったことが
あるような、ないような。

言葉にもならないようなことは
そこら中に転がっているし、
激しいような感情は
浮かんでもすぐ消えていくし、

バスターソードはたまたま今拾った。
そのへんに転がっていた。

花園の場所は今でもまだ覚えていますか?

その入口の鍵を後生大事に抱えていることに、いつか意味を見いだせますか?

大きすぎるよろこびも、

大きすぎるかなしみも、

その大きすぎる思いに気づかないふりをすることは、その場しのぎのための痛み止めに似ている。

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