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バイクをかっこよく撮りたかったら地面でも撮っとけ【バイクの撮り方】

はじめまして。I/O Doorsのえしらです。

ガジェット系YouTuberやモトブログに憧れ、「動画を始めるぞ!」と意気込み、趣味が高じてカメラに手を出し5年が経ちました。
最初はなんとなく「GoProよりキレイに動画を撮りてえな」くらいな感じだったのですが、ある日突然「このカメラって写真めっちゃキレイに撮れるんじゃね!?」と思い立ち、写真の世界の門戸を開きました。

自分の運営するYouTubeチャンネル - I/O Doors

これはカメラ初めてすぐの春に撮ったもの。今みると改善点はいっぱいある。

「バイク×写真」「バイクの撮り方」みたいな情報って意外とまとまってなかったりするので、その辺の情報が知りたい人向けに発信していきます。写真やカメラの領域(もちろん動画もですが)はまだまだ勉強中の身ではありますが、参考になれば幸いです。

うまい写真vs芸術的に良い写真

カメラを始めたては、絞りはなるだけ開けて、F1.8で背景ボッケボケ!めちゃいいや~ん!みたいなところで満足していました。iPhoneのポートレートモードも似た思想ですよね。背景ボケて楽しいじゃ~~んみたいな。手軽にうまい風の写真撮れて楽しいや~~~ん。みたいな。

背景は湖畔?雪原?

しかし、すぐに現実を知るわけです。「背景ボケてるだけは素人」「開放で撮るな」

そうしていつしか人間は、開放で撮らなくなり、絞るようになり、「背景整理」や「構図」を覚えていきます。

自分もそうやって、沢山の本を読んだり、色んなYouTubeを見て勉強してきました。特に「構図」というのは、自分の写真のランクアップをするためにぶち当たる大きな壁です。僕もまだ壁の中にいます(中?)

ただ、この知識は、時に写真活動の目的を濁らせます。
自分が撮りたかったのは「芸術的に美しい写真」なのか?「うまい写真なのか?」……「かっこいいバイクなんじゃないか?」


写真のお勉強をし始めると「こう撮ってはいけない」という禁忌的なものによく出会います

開放で撮るな、はみ出すな、水平垂直を乱すな……
日の丸構図で撮れ、3分割構図で撮れ、ビジュアルウェイトを意識しろ、視線誘導を意識しろ

先に言い訳させていただくと、これらはめちゃくちゃ大事な要素です。人類が歩んできた芸術の世界の話でもあるし、最も効率的かつ効果的に写真表現を上達できるような気がします。

ただ、「それらをクリアした写真」を撮らなきゃいけない人って、案外少ないんじゃないかな。とかそんなことを思っています。ときには上達意識が足枷になってしまう説。

僕自身、色んな知識に薄く触れていくのが好きで、それが故に見落としていたような気がします。もっと気楽にバイクを撮ろう、と。今日の自分が撮りたいのは「芸術/技術的に優れた写真」なのか「カッコいいバイク」なのか。二者択一とは限らない問いですが、そこを意識すると楽しいかもしれません。

ガッツリ撮影するのも面白いですけどね。ずっとそれは疲れちゃう

なぜ背景をボカしてはいけないのか?

先に例に挙げた「開放で撮るな=背景をボカしまくるな」という点に、少し補助線を引いておきます。(えしらの理解なのでもしかしたら正しくないかもしれません、違ったらこっそり教えてください)

開放すぎて背景どころかマフラーのほうまでボケている写真

まず、写真には「主題」というものがあります。画の中の主人公です。周りを構成するものを副題と言ったりしますが、適当に「背景」くらいに理解しておきましょう。今回はバイク写真の話なので、主題=バイクとしましょう。

背景をボカしまくった写真というのは、主題だけの写真、極端に言えば「バイクだけが写った写真」になってしまいます。これを極めていくと、スタジオ撮影のような白抜き/黒抜き撮影のような写真になっていきます。

それでも写真は成り立ちます。バイクはかっこいいから。

憧れて深夜の湖畔で撮った黒抜き写真

しかし、これでは写真が上達しません。故に「背景をボカすな」と言われるのではないかと考えています。

「背景整理」という言葉があります。撮りたい被写体以外のものは「引き算の法則」といった形で画の中から排除していき、きれいな背景だけを残す、そういう思考のことです。
「構図」や「ビジュアルウェイト」も似たようなものです。画の中の「どこに」「何を」配置するのかを考え、画を組み立てていきます。

上手な写真は、これらが綿密に練られている、もしくは偶然がそれらを叶えられている、そんな状況下で生まれます。多分。


先のバイクだけが写っている写真はどうでしょうか。背景整理もへったくれもないですね。背景が無いので。

背景がボケている写真はどうでしょうか。背景はもはや色でしかないですね。森か街か道端かくらいか分かりますが、背景に何が写っているかは対して重要ではありません。
(バイクだと「どこで撮った」みたいなロケーション感が大事なのかな?という分析は他においておきます)

こうなると、構図を考えるとか、「こうしたほうが写真がうまくなるよ」という視点がどんどん欠落していきます。貴方のカッコいいバイクは確かに写っていますが、背景がボケていることで誤魔化しているに過ぎない。そんな可能性があります。

バイクを撮りゃいいじゃん

結局何が言いたいんだ、という長さになってきましたが……(決して文章書くのに飽きてきたとかではないです。多分)

「バイク撮りたい!」「ただ背景ボカすとかやりたくない!」というワガママを叶えましょう。
※そもそも背景がよくボケるレンズは高いのでお金が無い人にもオススメ(言い方が悪い)

意識すべき点は2つです
「バイクを撮れ」
「背景を整理しろ」

バイクの簡単な撮り方

というわけで本題です。地面を撮ってください。

これも背景ボケてるっていったらそうなんですが……

アスファルト、黒くてかっこいいです。白線、コントラストが効いてて激渋いです。
貴方のバイクを「上から」撮ってみてください。背景を全て地面にしてしまいましょう。

上部、奥の方に手すりが入っているのが甘い写真。もっと上から撮りゃ良かったか
車だって上から撮っちまおう
フラッシュも炊いちゃおう。手すりは邪魔だったな……

まとめ

はい……先にタイトルが思いついちゃって勢いで書いてしまいました。

単純にバイクを上から撮ってくれ。ただそれだけの話でした。撮ったら後はXとかで「#斜め上から撮った俺のバイク」みたいなハッシュタグを作り上げて投稿すればいいと思います。

なんか久々にブログみたいの書きましたがむずいですね。気が向いたらまた書きます。では。

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