部屋の酒を棚卸ししたら大変な事になっていた~我が家のお酒紹介~
前書き
ぼく「休日出勤最悪だけど、今日は案外待機時間が長くて楽ではあるなあ」
敵「待機時間中は退席ということにして、勤務時間はつけないでください」
ぼく「殺す!!!!!!!!!!!!!!」
※例え手を動かしていないとしても、休日拘束されているためお金は貰うものです。
先月のぼくは残業時間が50をオーバーし上に怒られるとのことで、
勤務時間調整(悪)が行われていました。
ぼく「っっっっっっっっっかあああ~~~ムカつく~~~~~目に映るもの全てがムカつくぜぇ~~~~~~~~~~」チラッ
ということで仕事をサボったり退席したりしながら、部屋にある酒を整理するついでにお片付けをしました。
本記事では部屋にあったお酒を、自分の備忘録を兼ねて簡単に紹介する記事となります。
自分のうろ覚えと付け焼き刃の知識で話しているので、正確な情報ではない可能性が大いにあります。真に受けないでください。
※今回の記事は某鯖Advent Calendar 2023にて投稿した記事となります。
多少の某鯖ユーザにしか伝わらない内容が含まれますのでご了承ください。先日の記事はクリスちゃんの「二郎系ラーメン作るよ」です。
男と生まれたからには誰でも一生のうち一度は夢見る「家二郎」
やっぱり自宅でやろうとすると大変ですね。
オーション麺そのまま買える場所があるのは知見でした。
汁なしなら案外取っつきやすそうで試してみたいかも。
ウイスキー
そういえば部屋の隅に棚あったよな……と開けてみたらこれ。
・山崎(ノンエイジ)
通常ボトル*2
ハーフボトル*1
ミニボトル*3
・白州(ノンエイジ)
通常ボトル*2
ミニボトル*4
・響 Japanese Harmony*2
・知多*1
・蒸留所限定宮城峡*1
・蒸留所限定山崎*1
ノンエイジとは、特に年数表記がないウイスキーみたいな理解でOKです。
ウイスキーに表記される年数とは
「そのウイスキーを構成する原酒の中で、一番若い年数を表記する」
というルールになっています。
そのため山崎12年であれば
「最低でも12年以上経過した山崎の原酒をブレンドして作ったボトル」
ということになります。
年数表記は必ずしも必要ないですが、かと言って山崎3年とか言われるとちょっとありがたみが薄れますよね。
余談ですが、山崎と白州を限りなく定価で購入する確実な方法は
「コンビニでたまに売られるミニボトルを買う」
になります。
セブンやファミマなどのコンビニで知多や碧のミニボトルが売られていることはよく見かけると思いますが、不定期に山崎と白州のミニボトルも販売されます。
体感年3回位見かける気がします。特に年末年始はお酒需要も高いため、見かける機会があるかも?
ミニボトル=180mlなので、コンビニで売っている価格の約4倍で700mlの通常サイズのボトルに換算でき、大体4500-5000円位となるので、ほぼ定価と言って良いでしょう。
見かけたら良心と制限に気をつけながら買い溜めをオススメします。
響のJapanese Harmonyは一番安い、スタンダートな響です。
これも定価は大体5000円位なんですけどね……
一つ上のグレードに響 ブレンダーズチョイスというものがあり、
こちらはジャパニーズハーモニーと別系統の味の印象でまだ定価(10000円前後)で買いやす……かったのですが、こっちもプレ値ついていました。
もはや定価で買えることはなく、定価の約2倍のプレ値で取引される山崎白州響のストックに涙が止まりません。
そのうち定価も上がるということで、年末年始に定価っぽいボトルを見つけたら買っておくことをオススメします。
知多はモルト=大麦原料のウイスキーではなく、とうもろこしやライ麦など他穀物を原料にしたグレーンウイスキーです。
モルトウイスキーよりは安定して供給されており、通常サイズのボトルも定価で見かけますね。
山崎、白州、余市、宮城峡辺りは蒸留所の見学ができ、そこにあるショップで蒸留所限定のボトルを買うことが出来ます。お土産に是非どうぞ。
自分は白州以外は行きました。コロナの規制も明けて予約制ですが、そろそろ白州も行きたいです。
なお、蒸留所見学では有料試飲でめったにお目にかかれない響や山崎の長熟ボトルも飲めます。
良いお値段しますが、バーよりは多分安いです。
蒸留所見学に行く際はお財布を厚くして行きましょう。
・余市ノンエイジ
北海道の余市蒸留所で作られる、ピートの効いたウイスキー。
要するにけむい。
とはいってもやはり日本人の舌に合うのか、ピート系ウイスキーの中では飲みやすい方だと思います。
ストレートでもハイボールでも。
ちなみに宮城峡はこの前飲んでしまったので家に今はないです。
そこになければないですね。
・フロム・ザ・バレル
個人的定価で買えるなら最強クラスのブレンデットウイスキー。
ウイスキーには珍しい四角くて背の低いボトルで、素朴なジャケと相まって見た目のデザインが大好きです。
度数はちょっと高めの51%(平均的なウイスキーの度数は40%位)ですが、
それを感じさせない味のまとまりは、やはりニッカのブレンド技術が天晴れと感じます。
定価が2000円いくかいかないか位で、ちょっと量は少ないですが味を考えると最強のコスパを誇る1本なんですけど、これもプレ値がついて2倍以上の値段です……そこまで出して飲む必要は……。
もしスーパーなどで2000円前半、出しても3000円いかない位で売っていたら即買いです。
水割りとハイボールでガンガン飲み……たい……
・竹鶴ノンエイジ
ニッカのブレンド技術は(略
ニッカの代表格ブレンデッドウイスキーですね。前にスーパーで2500円で1本だけ隠れているのを見つけて優しく保護しました。
本当に素晴らしいバランス感覚です。長熟モノも美味いけどまあ見つからない。これも2000円台であったらマストバイです。
ハイボールで見かけがちですが、個人的にはストレートか特にロックが好き。
・ローヤル
ポスト響
響は買えないけど、似た系統が飲みたいならこれ。
サントリーのブレンデッド系あまり見向きされないんですけど、この後出てくるスペシャルリザーブ等含めて、それぞれのシングルモルトの雰囲気を持っていて雑に飲むならこっちで良くね?と思っています。
白州と山崎の間みたいな印象、つまりは響っぽい。
安定して3000円代で買えたと思うので、値段上がってなければ試しに買ってみてください。
繊細な印象なので水割りかも?
・スペシャルリザーヴ
ポスト白州
白州っぽい爽やかさが体験したいならこれ。
同じくサントリーのブレンデッドで白州を中心にブレンドしている。
これも2000円代で安定して手に入るので、試しにどうぞ。
ちなみに飲んだので持ってないけど、1000円台で買えるオールドというブレンデッドがポスト山崎って感じです。ちょっとパンチは弱いけど。
白州系統はやっぱりハイボールで
・ティーチャーズ
安くスモーキーを味わいたいならこれ
1000円台で買えるブレンデッドウイスキー。
中心にいる原酒はアードモアというウイスキーで、それがピートを使っているためスモーキーさをしっかり感じられるブレンデッド。
安く飲みごたえのあるハイボールが飲みてぇ!って時に最高です。
んんwハイボール以外ありえないww
・バランタイン12年
ジョニーウォーカーやシーバルリーガルなどと同じ、ブレンデッドウイスキー(複数の蒸留所の原酒を混ぜたウイスキー)です。
下のランクにバランタインのファイネストや7年などもありますが、12年は価格と味のバランスが適度な水準で良いと思います。
一番安いバランタインで痛い目を見た人は試してみてもいいかもしれません。
17年などの長熟物も他の17年より安く買えるので、バランタインの別年代飲み比べなども楽しいです。
個人的にはジョニーウォーカーよりは飲みやすく、シーバスよりはパワーがある印象です。
水割りかハイボールで普段飲みにどうぞ。
・タリスカー10年
世に言う煙くさい、正露丸みたいな匂い、で表現されるアイラモルト(アイラ島で生産されるモルトウイスキー)の代表例です。
くさいです。だがそれがいい。
ハイボールにした上で、最後にブラックペッパーを粗めに削って飲むと風味がマッチしてかなり美味しいです。ぜひ一度お試しあれ。
・ジョニーウォーカー グリーンラベル
よく見るジョニーウォーカーと言えば赤か黒、最高級ランクは青になります。
共通するのは全てブレンデッドということですが、ジョニーウォーカーでは珍しく、複数のモルトウイスキーをブレンドした、ブレンデッドモルトウイスキーというジャンルになります。あまり見ない。
じゃあブレンデッドってなんやねんという話ですが、
ウイスキーの基本原料である大麦=モルトと、
とうもろこし等の穀物=グレーンの2種類をブレンドしたウイスキーが
ブレンデッドウイスキーと呼ばれます。
基本的にグレーンの比率が高いです。グレーンの方がコストが安いので、大量生産に向いています。
なのでブレンデッド(してるけど)・モルト(だけの)・ウイスキーということになります。
上記にあったタリスカーやカリラなど、アイラ系を混ぜているので、
ジョニ黒と同じ様にスモーキーさはありますが、やっぱり味が1段階お上品です。
ロックかハイボールで
・ネイキッドグラウス
良コスパのシェリー樽ウイスキー
フェイマスグラウスというブレンデッドウイスキーの亜種で、
こちらも上記ジョニ緑と同じくブレンデッドモルトウイスキーです。
シェリー樽(シェリー酒を作るために使った樽)で熟成された原酒をブレンドして作られています。
昨今シェリー樽が不足しているのもあり、ウイスキーの価格高騰の中でも輪にかけて値段が上がっているシェリー樽ウイスキーですが、
5000円前後でそれなりの味がする良コスパのシェリー系です。
ですが、やはり世の中の流れには勝てず、名目上終売となってしまいました……
3回ほどビッグカメラで見かけたことがあり、その度に買ってストックしていますが、もし見かけたら買ってみるといいかもです。
ウイスキー界のロールスロイス、シェリー系の最高峰のブランドを持つマッカランもブレンドされています。
シェリー系はハイボールにすると渋さが前にでて飲みづらい印象があり、
基本はストレートか水を少しだけ足してゆっくり飲むのがおすすめです。
ロックでも甘さが前に出てきて印象が変わるけど、シェリー特有の香りは少し閉じてしまう印象。色々試してみてね
・グレントファース15年
バランタインのキーモルト
ここからどんどん知らないウイスキーが増えていきます。
上記にあったブレンデッドウイスキー、バランタインを構成する主な原酒=キーモルトの1つであるグレントファース。
箱にもバランタイン シングルモルトシリーズとありますね。
ちなみに他のキーモルトでこの形で売られている銘柄では
ミルトンダフとグレンバーギーというシングルモルトも出ています。
スペイサイドというイギリスの海岸沿いの、狭いながらもたくさんの蒸留所を抱える地域で作られているウイスキーです。
まあバランタインの味の中核になるので、単体でも美味しいです。
華やかな香りとナッツみたいな甘さ、みたいな印象だった気がします。
ストレートとロックでゆっくり香りを楽しんでみましょう。
・トミントール 10年
ミント感はない
同じくスペイサイドの蒸留所よりトミントール。
ホワイトマッカイというブレンデッドのキーモルトを担っています。
スペイサイドは全体的な傾向として香りがフローラルで華やかな印象です。
香りは例に漏れずそんな感じですが、味はかなりサラリとしていて甘さを感じさせた後にスッといなくなります。
ストレートでも飲めるけど、ハイボールにして超爽やかハイボールもグッド。
・トミントール セイリッド
シェリー版のトミントール
同じくトミントールですが、こちらはバーボン樽で熟成させた後、一旦原酒を出してオロロソシェリー樽にて追加熟成したものとなります。
シェリー酒の中にオロロソというジャンルがあり、そのオロロソシェリーを作った樽となります。
用語で言うならオロロソシェリーカスクフィニッシュ。
年数表記はないですが恐らく10年前後でしょう。
シェリーカスクの特徴であるスパイシーと甘さが香りの中心となっています。
味もレーズンなど深みのある味で、10年より重さが出ています。
こっちはストレートがいいかも
・グレンファークラス 105
105ってなんなんだ
同じくスペイサイド、同じくシェリーカスクウイスキーよりグレンファークラス。
のカスクストレングス(=樽出し原酒、加水なし)Verです。
蒸留所としてシェリーカスクを多く保有しており、シェリーカスクの中では安定して供給されています。
オフィシャルの展開も12年15年17年21年25年とあまり見ない年数かつ複数の年数があり、生産元の力強さを感じます。
また、価格もシェリー系にしては相対的に安く、シェリー系を試してみたい時の選択肢としては有力候補です。ただし若いシェリーはスパイシーが前に出すぎて辛く感じたりするので注意。
105とは英国式の度数表記で約60%という意味です。
そうです、60%のウイスキーが1000mlです。死ぬ。
典型的なスパイシー寄りシェリーの味と香りで、甘さが後ろについてくる印象です。
強烈なラムレーズンみたいなイメージ?
とにかく度数が相まってパンチが強く、ゆっくりじっくり飲まないとダメになります。というかゆっくりじゃないと飲めません。
ストレートでゆっくりと、映画見ながらとかいいかもです
・グレンドロナック
どっしりベタ甘系シェリー
スペイサイドとハイランド、どちらかというとハイランド寄り?、の地域の蒸留所。
ウイスキーの名前でよく見る「グレン〇〇」の「グレン」は
ゲール語で「◯◯の谷」という意味です。
ウイスキー作りには美味しい水が必要不可欠なので、必然的に水が流れる地域、川のある地域で作られるため、谷に蒸留所が多い、という理屈ですね。ボトルに鹿の彫刻がついているグレンフィディックは「鹿の谷」
上記グレンファークラスは「緑の、草原の谷」みたいな意味です。
グレンドロナックは諸説だそうですが、「黒いちごの谷」とか「茨の多い谷」みたいな名前だそうで。
ファークラスやトミントールにあったオロロソシェリーと違い、ドロナックはペドロヒメネスという甘いシェリー酒を作る樽で熟成されています。
そのため同じシェリーでも、こちらはシェリーの甘さが大きく前に出ているウイスキーになります。ベタ甘です。
ちなみにですが、酒飲みの言う"甘い"は、お酒飲み慣れていない人は信用してはいけません。やつらは相対的な甘さを見出しているだけで、一般人からすれば全部アルコールで辛いです。
甘い系シェリーは香りがバニラのようで、ドロナックはどっしりしています。
味もチョコレートやフルーツが来た後に、もう一つの特徴であるスパイシー感がシナモンっぽく残ります。
寒い日に飲むのが合うシェリー系ウイスキーの中でも、特にイメージ通りな重さと甘さがあります。ぜひ一度お試しあれ。
家にはないですが、同系統でグレンアラヒーというベタ甘シェリーも大好きです。クソ高くなってて泣いちゃった。
ゆっくりストレートでどうぞ
・ダルウィニー 15年
素朴な1本
イギリスの上の方、という分かりやすい意味でハイランド地方のウイスキー。
ちなみに私、どうも色々飲んでみるとハイランドのウイスキーに好きな銘柄が多いようです。
自分が好きなウイスキーがいくつか見つかったら、その地方で作られている別のウイスキーを飲んでみると、お気に入りが案外すぐ見つかるかも知れませんね。
ハイランド地方のウイスキーの全体的な特徴として、麦芽由来の甘さと、ヘザーハニーというハイランドに生える蜜が取れる花の香りがあります。
麦麦している素朴な感じのウイスキーが好きな人にはハイランド、おすすめです。
そんなハイランド地方の標高が高い場所に蒸留所があります。
蒸留所内に気候観測所とかあるみたいです。
ハイランド系の特徴を分かりやすく感じられる麦や干し草みたいな印象と、ヘザーハニー由来の甘い花の香り、麦とほんのりハチミツみたいな甘さがソフトで軽~く過ぎ去っていきます。
ハイランド地方の手始めにいいかもしれません。
繊細なのでストレート1択
・エドラダワー 10年
oh クリーミー
同じくハイランドよりエドラダワー。蒸留所がめちゃくちゃ小さいです。
イチローズモルトで有名な秩父蒸留所がここをモチーフにしているらしいです。
ハイランドウイスキーではあるんですが、ナッツとかチョコレートとかクリームみたいな油分という印象が強いです。
ねっとり甘い系で香りも味もそんな感じ。ただ酒質はそこまでどっしりとはしていないです。
ほっと一息、ティータイムみたいなイメージです。
ストレートか、ほんの少し水を足してあげるか
・バルブレア 2005
うーん、ハイランド
これまたハイランド地方、バルブレア。
名前がなんか強そう。箱に斜めに入ってるのがオシャレで好きです。
オフィシャルのラインナップは現在12年や15年などの年数表記ですが、
これは2005年に蒸留した原酒で作られたという、過去のオフィシャルのリリースです。まあ消費者からすれば12年とか書いてあるほうが分かり安いということでしょう。
ハイランドの中では古い蒸留所で「天使の分け前」という映画の舞台になっています。
正直味の印象があまりありません。オーソドックスなハイランドモルトって感じで、ちょっとフルーティー強めかなぁという感じ。
素直にストレートかちょっと加水で
・グレングラッサ エボリューション
またハイランドだ!
ハイランドの港町付近にあるグレングラッサ蒸留所。
今はオフィシャルの商品展開がガラッと変わり、12年とかサンデンドなどがラインナップに並びます。
つまりエボリューションはもうありません。
50度とちょい高めの度数で、これまたハイランドらしい味をしていたのですが、どうもバーで飲んだ時に甘さのバランス感が好みで1本買っとこー、
となった次第です。なんか飲みづらくなったな……
同じくストレートで。度数が高めなので水は多少多くても耐えられる。
・ハイランドパーク 18年
逆にお前がハイランドじゃなかったら困る……あれ?
名前の通りハイランド地方です……と思ったかバカめ!!
まあ普通思いますが。
イギリスにある4つの地域、本島西側のイングランド、東の島アイルランド、本島東側のウェールズ、そして本島北側のスコットランド。
そのスコットランドでも北部全般の地域がハイランド。
さらにそのハイランドの最北端、海を挟んだ向かいにあるオークニー諸島にあるのがハイランドパーク蒸留所です。
大まかに見ればハイランド地域で間違いはないと思いますが、厳密にはハイランドにはありません。
……で、あってるはず……多分……
最北端の蒸留所として君臨しており、ピートは地産のピートを使用しています。
ところで最初の方にも出てきたピートを簡単に言うと、草と土が混ざった泥炭のことです。それこそヘザーとかが入っています。
要するに生乾きの石炭みたいなイメージでいいかもです。
それを燃料にして原材料である麦芽を乾燥させるため、炊いた際に発生する大量の煙が麦芽を燻してあのスモーキーな風味となっています。
香りの表現でもまんまピート香とかいいます。
ピート臭いとか言われたらけむいやつだ!と思っておけばとりあえずOK、
シェリー樽を使っており、ピートのスモーキーさとシェリーカスク由来の甘さ、オーク樽のスパイシーさ、ハイランド特有のヘザーハニーと麦感が見事に調和した大好きな銘柄です。
ハイランドパーク12年は5000円前後で手に入ったと思うので、是非とも1度飲んでみてほしいです。
自分は12年2本位開けてから18年に手を出してしまいました。うますぎ。
ハイランドパークはシェリーの要素が強いですが、以外にもハイボールにしてもいけます。ストレートからちょい加水にハイボールまで幅広く楽しめます。
・アバフェルディ12年
ずんぐりむっくり
ハイランドの南側にあるアバフェルディ。
居酒屋でよく見かけるデュワーズハイボール、そのデュワーズのキーモルトです。
立ち飲みスタイルで色んな場所にあるHUBですが、通常のラインナップにもアバフェルディがいます。HUBいって飲むのが一番手っ取り早く試せます。
これまた典型的なハイランド味で、麦とハチミツみたいな印象です。
優しい寄りハイランドでは3000円台で手に入ったりするので、最初の1本にもおすすめ。
ストレートでも良し、ハイボールでもよし。加水もいいけど水入れすぎ注意
・オールドプルトニー 12年
海と潮の化身
北ハイランド海岸沿いのプルトニー蒸留所。
立地のせいかめちゃくちゃ潮みたいな匂いがします。いそくせぇ。
ボトルの首の部分に段差?があり鏡餅みたいになっていますが、
ウイスキーを蒸留するポットスチルの形になっています。
香りはとにかく磯臭い。味はかなりオイリーでねっとり。
正直かなりクセが強いと思います。ピート系とは別ベクトルで好きな人は好き、嫌いな人は嫌い。
Barで1杯試してみるのがベスト。
飲み方は何でも行けるけど、何でもいそくせぇ。
・アベラワー 18年
ダブルカスクマチュレーション!!(必殺技)
スペイサイドの蒸留所。
シェリー樽とバーボン樽の2種類を使うダブルカスクマチュレーションという手法を使います。
バーボン樽はアメリカで作っているバーボンウイスキーを作った樽で熟成させているという意味です。ウイスキー作った樽でウイスキーを作ります。
シーバルリーガルに使われてリしていますが、単体でもかなり美味しいです。最近人気なのかめちゃくちゃ値段上がっててびっくりしました。
2種類の樽を使っていますが、主軸はシェリー樽の印象です。
そこまでどっしりしていないシェリーとバーボン特有のバニラ感などが合わさり、重さのバランス感がいい感じです。
よく分からなくてもシンプルに美味しく感じやすいと思います。
オフィシャルだと12年があるのでそこからが良さそう。私は1本開けました。
ストレートでゆっくりか、ちょっと加水で。
・アベラワー アブーナ
シングルカスクマチュレーション!!(存在しない単語)
同じくアベラワーより、「起源」の意味であるアブーナ。カッコいい。
こちらはシェリー樽オンリーの構成で、加水なしのカスクストレングス。
大体60%くらい。
んま~これも美味しい。甘い寄りシェリーの味と香り。度数も高いのでパンチも十分。
ゆっくりストレートで
・ウルフバーン ノースランド
ジャケに一目惚れ
スコットランドの最北端にて復活したウルフバーン蒸留所。
狼がカッコいいぜ。
自分語りですが、ウイスキー飲んでてよく言われる「ナッツの甘み」という表現を初めて明確に認識できたのがこのウルフバーンのノースランドでした。
蒸留所が2013年から動き始めたのもあって、ノースランドの年数は3年表記になります。
流石に若過ぎないか?と思うかも知れませんが、
それを感じさせない味とアルコールのアタック感の無さに、
こいつは将来化けるぞ……と後方腕組みおじさんの顔つきになりました。
オフィシャルで展開している中では、基準になるボトル。
ハイランドっぽい味ではないけど、ナッツ感を中心にオイリーな印象。
素直にストレートで
・ウルフバーン オーロラ
同じくウルフバーンのオフィシャルより、シェリーカスクを少し使った仕様。
がっつりシェリーではなく、キャラクターの1人としてシェリーがいる感じ。香りも味も多少のシェリー感が出ている。
こちらも3年なので、今後に期待。
同じくストレートか、ちょい加水
・ウルフバーン モーヴェン
オフィシャル3種類目はピーテッドモルトを使用したピート香のある仕様。
基本の樽は変わらずバーボン樽で、アクセント程度にピートの印象。
他よりもオイリー感が強いかも。
まあストレートで
・ウルフバーン ラングスキップ
オフィシャル4本目はバーボンカスクのカスクストレングスになり、他3種が46%とちょっと高めの中、58%という強烈な度数になっています。
ノースランドの強化版みたいなイメージで多分大丈夫です。
相対的にはハイランドらしい味わい。
ストレートか加水で
・アラン 10年
我が家のハウスボトル。
5000円台で一番雑におすすめできるシングルモルトです。
アラン島にあり、現在の名前はロックランザ蒸留所。
昔は島にめちゃくちゃ蒸留所あったらしいですが、今はロックランザとその派生の2つのみ。
とにかく美味く、オールラウンダー。
バニラっぽい甘さやシナモンっぽさがあり、華やかフルーティというほどでもなくバランス感覚が絶妙。
家にはないですがバレルリザーブという8年位のボトルが一番安く手に入るアランで、バレルリザーブか10年を買ってみて口にあったら色々なバージョン試してみてください。
これは5本目の10年なので自信を持っておすすめできます。買ってみて。
ストレートでもハイボールでもロックでもちょい加水でもトワイスアップでも水割りでももう何でも大丈夫!
・アラン クォーターカスク
同じくアランのカスクストレングス版で、56.2%。
クォーターカスクという小さいサイズの樽で追加熟成してそのまま瓶詰め。
アルコールのアタック感も強くなっており、10年より若いような印象を受けますが、10年の味が気に入った人はどうせ好きになるので大丈夫です。
こちらもどう飲んでも大丈夫
・アラン シェリーカスク
シェリーもあります。
こちらも55.8%と高度数ですが、持ち前の柑橘感にレーズンなどが増え、複雑なフルーツ盛り合わせの印象。
中盤はアランだなぁとなり、終盤にシェリー感。
シェリーカスクが好きな人にもアラン好きな人にもおすすめです。飲みごたえもあり7~8000円台でこの度数と味ならじっくり楽しめます。
うちにあるのはこの3種類ですが、
ポートワインカスクやソーテルヌカスクなど様々な樽で追熟したバージョンもあり、アランにハマると遊びがいがあって楽しいです。
そして滅多に買えませんが18年21年の長熟オフィシャルも激ウマ。ほしい。
シェリーなので流石にストレートかちょい加水かも
・タムデュー 12年
スペイサイドのシェリー樽ウイスキー
自前でシェリー樽100%を持って操業していましたが、閉鎖された後に復活しています。
復活後も変わらずシェリー100%
スペイサイドのシェリーは安定して美味しいですね。
シナモンなどのスパイシー寄りのタイプだったはず。
カッコいいので棚に飾っておきたいかも。
いつも通りストレートで
・カバラン ディスティラリー セレクト No.1
打って変わってこちらは台湾のウイスキー。台湾です。
南国系統の気候である台湾のせいか、マンゴーなどの南国果実みたいな印象があります。
寒いスコットランドと違い、南にあるので長熟が出来ず、大きい樽を使ったり対策はしているみたいです。
そのためあまり長熟に耐えれない一方、短い熟成でも一気に進むので若い年数でも美味しく飲めがち。
このシリーズは40%と平均的な度数で、わりかし繊細。
他にも高度数のソリストシリーズや各種限定など色々展開しています。
後は蒸留所見学にて自分でブレンドしたりも出来たと思います。
一度いってみたいね。
ストレートでOKだけど、ハイボールにしてもまあ許せる範囲の値段?
・ジャックダニエル
いつもの。
イギリスのスコットランドで作られるウイスキーがスコッチウイスキーですが、
アメリカで作られる、麦ではなくとうもろこしやライ麦など他穀物を主体としたウイスキーをバーボンウイスキーと呼びます。
バーボン樽のバーボンはこれです。
その中でもテネシー州で作っており、炭のフィルターで濾したりなど他ではやらないことをやっているため、広義の意味ではバーボンというジャンル内ですが、テネシーウイスキーという独自のジャンルになっています。
我が家の父親が大好きで、初めて飲んだウイスキーもジャックでした。
ロックにした時の立ち上るバニラ香が昔から好きです。
話すとこれ単体で色々出てくるので割愛しますが、常においてあります。
ロックかハイボールで。オフィシャルでコーラ割りをプッシュしており、ちょっと前に缶の製品も出るくらい有名です。
・ジェントルマンジャック
先ほどジャックダニエルは炭のフィルターで濾す、と言いましたが、
それを2回も行います。
そのためレギュラーのジャックよりクリアでライトな印象です。
ジャックダニエルちょっとキツイんだけど好きではあるんだよな~
って人にはおすすめです。
飲み方のおすすめはジャックと大体一緒。コーラにするとちょっと負けるかも?比率に注意
・ジャックダニエル シングルバレル
普通は蒸留所にたくさんある樽の中から複数の原酒をピックして、
一定の味になるよう調整してボトリングするのがシングルモルトウイスキーです。
しかしこのジャックダニエルは1つの樽の原酒のみをボトルに詰めています。
そのため味のブレも多少はありますが、逆に言うと樽1つで勝負しても問題ないクオリティの樽が選ばれているという証明になります。
つまりうまい。
普通のジャックよりも複雑でボディも重く、余韻も長く、と全てが1段階上のステージにいるジャックダニエルです。見た目もカッコよくて総合的に好きなボトルです。
ココまで来るとコーラ割やハイボールは流石にもったいない
・ウッドフォードリザーブ ダブルオークド
こちらは王道のバーボンウイスキー。
ケンタッキー州にある蒸留所で、蒸留を3回も行っています。手間です。
そのおかげで割と荒っぽかったりアルコール感が強い印象が強いバーボンウイスキーのなかでもかなり優しい仕上がりです。
バーボンウイスキーの共通した特徴としてバニラ感がありますが、このダブルオークドは熟成した後に若い樽で追熟して、パワーを上乗せしています。
軽すぎず重すぎずのバランス感で楽しめます。
バーボンだけどストレートかロックで大丈夫
・ロングロウ
スコットランドの西側にある島
の小さな港町にあるスプリングバンク蒸留所で作られている、ピートタイプのウイスキーです。
左には散々煙いといい続けていたアイラ島があり、ボウモアやポートシャーロットなどが見えます。
一方右には先程出たイチオシのアラン島。
竹鶴政孝が修行にいった場所でもあり、小さいながらもアメリカへ輸出入を行う玄関口として栄え、蒸留所も複数ありました。現在でもキャンベルタウンというジャンルが確立している程度には影響力があります。
アメリカの禁酒法に巻き込まれて衰退しましたが、ココには現在スプリングバンク、グレンスコシア、グレンガイル蒸留所があります。
その一角として、高クオリティのウイスキーを作り、モルトの香水と呼ばれているのがスプリングバンク蒸留所の基幹製品、スプリングバンクです。
あり得ないくらい値段上がってて1本家に置きたいけど絶望しています。
そのスプリングバンク蒸留所にて、ピートを強めに使って作られたのがこのロングロウです。スプリングバンクの強ピートバージョンです。
キャンベルタウンの共通した特徴として、港にあるせいか磯臭いというほどではない塩味があります。
塩味に加えて使用するピート感と、麦の風味が合わさり、力強くも高貴な香りが楽しめます。ずっと深呼吸してたい。
バンクは買えないけどロングロウはまだ買える方なので、煙いのが大丈夫な人は飲んでみてもいいかもしれません。
ストレートでいきましょう
・ヘーゼルバーン 13年 オロロソシェリーカスク
スプリングバンク、ロングロウを有するスプリングバンクは全部で3種類のウイスキーを出しており、その3種類目がこのヘーゼルバーンです。 3兄弟です。
こちらは打って変わってピート不使用のノンピートに加え、先程にもあった3回蒸留を行っています。そしてシェリー樽が中心です。
元々はヘーゼルバーン蒸留所として存在しており、先程出た竹鶴政孝が修行していた蒸留所がヘーゼルバーンです。
閉鎖した後、スプリングバンクに組み込まれて復活しました。
元々生産量の少ないスプリングバンク蒸留所(そのせいで高くなっている)の中でもさらに生産量が少なく、かなり目に入る機会がありません。
オフィシャルで10年や12年など展開していますが、
このオロロソシェリー13年はたまにしかリリースされない限定版です。
奇跡的に1本見かけて即買いました。非常に開けづらい。
シェリー樽由来の味と香りに、持ち前の潮っけと麦感、オイリーな印象が絡み合いつつも、酒質は3回蒸留で重くなりすぎないという摩訶不思議なスペックです。ちゃんと美味い。
ストレートでOK
・スモークヘッド
ここからは更に1段階複雑な概念のウイスキーです。
ウイスキーは蒸留所が作り、蒸留所がオフィシャル品として販売されています。今まで紹介してきた全てがそうです。
しかし世の中には蒸留所から樽だけを買い取り、自分たちでリリースしたり追熟したりする会社が存在しており、それらを総称してボトラーズと呼びます。
そのためボトラーズがリリースしたウイスキーにはどこの蒸留所か、と基本的に明記されていません。その代わりボトラーズにいる目利きの強い人が、先程のジャックダニエルシングルカスクのように美味しい樽を見抜いて販売しているため、オフィシャルでは味わえない味が楽しめたりします。
中身はオフィシャルのものだけど、売られ方などがアンオフィシャルって感じです。
そんなわけでボトラーズのアイラモルト。中身は非公開ですがアードベッグ説が強いです。
アイラ島のピートが効いたモルトウイスキーの中でもかなりクセが強いアードベッグ?の58%ということでとにかく見た目通りの強烈な味と香りです。
ちまちまストレート
アイラスター
ノーススターというボトラーズがリリースするアイラスターという名前のボトル。
こちらの中身はカリラです。
アイラ系のウイスキーってボトラーズで出るコト多いんですよね。特にカリラはよく見かける気がする。あとラガヴーリンとか。
割と色が薄めなカリラで、酒質は軽めだけどピートはしっかり。
塩味もくる。
ストレートだと大変だったので体力がある時に飲むか、贅沢にハイボールする時に解禁
・シグナトリー ストラスアイラ 10年 2008
老舗のボトラーズの一角、シグナトリー社のリリースしたストラスアイラ。
名前は公表していますが、このストラスアイラはシーバスリーガルのキーモルトで、オフィシャルで出していた12年は終売となり、基本買えなくなりました。
全てがキーモルトに回されているかというと、一部ボトラーズが買ってきてこの様にリリースしてくれたりします。
群馬の草津温泉で行ったBarで飲んだ時、あまりにも黒糖過ぎてびっくりして楽しかったので、何とか見つけて買いました。
ウイスキー飲むフォロワーにあったぞ!と報告したら、残り3本の在庫を自分ら3人で1本ずつ買って完売させた思い出があります。
ちょっとオイリーでスペイサイドらしく香りは華やか。でもこいつは味も香りも黒糖の印象が強く、不思議な1本でした。
もしストラスアイラ見かけたら飲んでみてください。単品として好きな銘柄です。シーバスリーガルと飲み比べしてもいいかも。
繊細なのでストレート
・シグナトリー グレンロセス(確か)21年
同じくシグナトリーからグレンロセスのボトラーズリリース。
長熟のシェリーなんか買いたい~と彷徨っていたら相対的に安かったので買いました。
スペイサイドの蒸留所で、なんか昔から燃えたり爆発したりしてるらしいです。
ただあまり期待していた長熟感が感じられず、軽めの酒質で繊細くんでした。
こういうところで当たり外れが出やすいのがボトラーズというわけなんですね。
繊細すぎてストレートのみ
・スリー スコティッシュ ブラザーズ 20年 シングルグレーン
ブレンデッドウイスキーは、大麦原料のモルトウイスキーと穀物色々原料のグレーンウイスキーをあわせたものです。
シングルモルトウイスキーは、そんなモルト100%で作られたウイスキーです。
ということは、誰しも考えることでしょう。シングルグレーンウイスキーってのもあるのか?と。
あります。
実は知多がグレーンウイスキーです。自前で響などのブレンデッドを作るためには、グレーンの蒸留所も必要になりますが、その単体リリースとして知多がいるわけですね。
他にもニッカグレーンや、キリンの富士、陸などがグレーンです。
特に陸はハイボールとして最近プッシュされていますね。
単体で飲むととにかくあっさりクリアなグレーンウイスキーですが、
ちょうど同じものをBarで飲んだ時も得てしてそのような感想でした。
ストレートで飲むには深みがなさすぎるため、そういう気分の時やハイボールが良いと思います。
大体のウイスキーはこれで終了です。多すぎ。
ブランデー
ウイスキーは大麦を原料にした蒸留酒ですが、ブランデーはぶどうを原料にした蒸留酒です。
その中でもフランスの特定の地域で作られたブランデーがコニャックと呼ばれます。
ブランデーという大きなジャンルの中に、コニャックがあります。ここだけ覚えて帰ってください。
ブランデーはウイスキーと比べると、同じ熟成年数でも安いです。
というかウイスキーが世間のブーム需要と相まって高すぎ。
同じ値段でより美味しいものを、となるならブランデー、特にコニャック飲んでみるのがおすすめです。
よくVSOPとかXOとか見慣れない文字を見ると思いますが、熟成年数を表す独自の用語です。名目上はVSOPが4年以上、XOが10年以上ということらしいですが、体感ウイスキーで言う12~17年がVSOP、18年以上がXOみたいなイメージです。
・レミーマルタン VSOP
そんなコニャックには5大ブランドがあり、
ヘネシー、レミーマルタン、マーテル、クルボアジェ、カミュ
を指します。
その一角のレミーマルタン。
コニャックともなるとボトルデザインなどゴージャス感が溢れています。
ブランデーはぶどうの蒸留酒ではありますが、別にぶどう味とかワイン味ってわけではありません。そのような分かりやすいフレーバーは蒸留工程の熱で吹っ飛びます。でもぶどうっぽい特有のフルーティーさはウイスキーと比にならないくらいあるため、これはこれで美味しいです。
5大ブランドの中では一番素直な印象
ブランデー、コニャック全体の話ですが、基本はストレートです。
加水しすぎるとぶどうの皮や枝の渋みっぽさが出てくるのでNG。
ハイボールは相性悪目です。
開き直って飲むなら、トニックウォーター割で飲むのが実は美味くて大好きです。そこまで高くないもので試してみて。
・カミュ VSOP
同じく5大ブランドの一角、カミュ。
5大の中では花っぽいフローラルな香りが強い印象。酒質はちょい軽め?
キャップの開け閉めの感覚がどっしりしていてなんか好きです。
ストレートで
・バロンオタール XO
同じく5大ブランドのバロンオタール。のXOになります。
XOって基本的には1万円中盤から、というイメージですが、なぜかバロンオタールだけ1万円位で買えます。安ければ8000円から?
とにかく雫型のボトルが好きすぎる。やっぱりコニャックはボトルデザインが大きな構成要素になっていると思います。見た目が楽しい。
でも注ぎにくい。
XO名乗っていますが、味はかな~~~り軽いです。というかもはや薄く感じる。
ファーストコンタクトはうおっ!となれるんですが、すーぐいなくなる。
居残り補習していってほしい。
クセもなく優しいとも言えるし、薄くて物足りないとも言える。
ただ最初に飲む分にはいいと思います。飲み慣れている人にはおすすめしないかも。
酒質が弱くてストレートしか無理
・マーテル コルドンブルー
5大ブランドの一角、マーテルからVSOPとXOの間の位置づけ?らへんにいるコルドンブルー。
見てくださいよこの深い色と青の組み合わせ。もう見た目が良すぎる。気品に溢れている。
頂き物なので開けるタイミングを伺っています。
フランスのコニャック地方で作られるから名乗りを許されるコニャック地方には5つの地域のグループがあり、その1つであるボルドリ地方のブドウがメインとのことで、優しい口当たりと花のフローラル感が強くて美味しいらしい。
勇気がいるよ~~~でも本当にありがとうございます。
ちなみに残りのヘネシーとクルボアジェは家にないです。
ヘネシーは一番名前が通っているブランドのせいか、他4つのVSOPが5-6000円代なのに一人だけ1万3千円とかするんですよね。他4つのXOくらいあります。今のはメラゾーマではない、メラだ。
クルボアジェはそんなことないんですが、あまり見かけないのといつでも注文できるが相まって買ってません。
まあ気になるしそのうちVSOP買ってコンプリートしたい。
・フラパン VSOP
有名じゃないけど好きなやつ。
上記5大ブランドは、生産量が多い理由でもあるのですが自前畑のぶどうだけではなく、他の畑からもぶどうを買い付けてコニャックを製造しています。
一方で自社ぶどうしか使わず、蒸留から熟成、出荷まで全ての工程を行うコニャック生産者をプロプリエテールと呼びます。
そんなプロプリエテールの1つ、プラパン。
このVSOPがんま~~~クセがないけど適度に味もしっかりしていて、ストレートで気軽に飲み続けられてハウスボトルです。こいつ4本目。
・ミュコー VSOP
見た目が良すぎてジャケ買い。
逆に言うと見た目だけで買ってインテリアみたいにしてたせいで、存在をすっかり忘れていた。
面食いで、申し訳ありません。
・ラニョーサボラン レゼルヴスぺシャル No.20
同じくプロプリエテールのラニョーサボラン。
VSOP以上XO以下のレンジで、大体20年位の原酒を使っているようです。
これは同年代の他銘柄と比べて香りの華やかさが際立っており、息しているだけで幸せになれます。酒質はちょい軽めだけど、口の中も華やかになります。
・名前忘れたけどアルマニャックのなにか
コニャック地方で作られたブランデーがコニャックなら、アルマニャック地方で作られたブランデーはアルマニャックです。
コニャックと比べて野性味が強いワイルドな性質になりやすいらしいです。
コニャックハマった時期に買ってみたけど、ちょっと舌に合わないなぁとか思ってたら封印されてました。思い出したら書きます。
焼酎
わざわざ写真は撮ってないけど、黒霧島が4本くらいありました。
あと薩摩茶屋という芋焼酎が大好きです。
あのプレ値焼酎村尾を作る村尾酒造の製品ですが、こちらも全然美味しい。
プレ値村尾買うなら薩摩茶屋ガバガバ飲んだ方がQoL上がります。
焼酎は普段からはあまり飲まないけど、気が向いたら飲むくせに気が向きがちです。
ウイスキーのせいで金銭感覚破壊されてますが、焼酎の値段と味のバランスがコスパ良すぎて遊び放題なのめちゃくちゃ良いと思います。
また鹿児島と熊本旅行にいって焼酎で終わりを迎えたい。
日本酒
日本酒は性質上あまり買い置き出来ないため、家にほとんどありません。
買ったらそのまま飲む、みたいな感じです。
確認したら鍋島、屋守、陸奥八仙、加賀鳶、花陽浴がありました。
日本酒もっと飲んでいきたい気持ち、あります。
ワイン
日本酒と同じく買って即飲むパターン。
前に居酒屋で横にいた酔っぱらいのおっさんから何故かもらったよくわからない赤ワインが1本ありました。
後はコストコで買った箱ワインが1つ。
ワインね~~~~最近ちょっと店行って飲んでるけどまだ知識が薄くてね~~
葡萄の品種や作る国、地方がキーになると思うけど、ウイスキーと比べると複雑な体系している気がする。
後は味と香りの表現や感じ取り方のハードルが高いのが難しいね。
一方で3000円も出せば普通に満足できるクオリティがゴロゴロ転がっているのは嬉しいところ。
上を見たら一番死ぬのがワイン。下を向いて歩こう。
シャンパンだけどヴーヴ・クリコ生えてきてビビりました。
ビール
同じく即買い即飲み。冷蔵庫は有限である。
数年前からクラフトビールのブームが来ており、継続して飲んでます。
家から徒歩5分位の場所に、クラフトビールをワインの3倍位置いているイタリアン?があるせいで無限になっています。
写真撮ってないけどSTONE、DD4D、ワイマーケット、志賀高原のビールが入ってました。
後は手元にあるこれ。
・霹靂 with ぷにぷに電機
一橋大学のある国立の醸造所、くにぶること国立ブルワリーが、インターネットシンガーぷにぷに電機とコラボしたビールです。
醸造長がぷに電の大ファンで好きすぎてコラボしたとのことで、楽曲もあります。
↓色んなプラットフォームへのリンク
ぷに電大好きです。
ジン
・季の美
京都蒸留所のジン。
ジンは色々な植物をを中心に作られた蒸留酒で、ジントニックなどのジンでうす。
やはり植物由来の香りがメインのため、好き嫌いが分かりやすいと思います。タンカレーとかボンベイ・サファイアとか。
しかしジャパニーズジンとなると、やはり同じ日本人が作るおかげか、日本人と相性の良いものが多いと思います。翠とかプッシュされていますね。
ウォッカ
蒸留酒だけど、冷凍庫がスペース空いてないせいであまり買わず、飲まないジャンル。きらいじゃないんですけどね。
説明できる知識を持ち合わせていないので写真だけ。なんかフルーツ味のウォッカとかあります。
高いウォッカ一度飲んでみるといいですよ。冷凍庫で冷やすのは一緒だし、喉焼かれる感覚もまあありますが、余韻の長さと複雑さは全然違っていい経験が出来ます。
ラム
サトウキビを原料にした蒸留酒。2本位あったけど定番どころだったので写真なし。
ウイスキー飲むならコニャックかラムを掘るぜ!と思っているけど、個人的にはコニャックの方が相性良くてまだ全然わからないです。
テキーラ
立ち位置的にはウォッカと同じ。
ただ高いテキーラは常温でワイングラスのような形でゆっくり飲むものです。
クラブで冷凍庫から出したやつをショットするだけしかテキーラの思い出がない人は、Barで良いテキーラ飲んでみてください。ちょっとはいい方向に印象変わります。
その他
その他色々。梅酒とか出てきた。
悪の化身
コアントロー、好きなんですよね。オレンジ系のリキュールです。
コアントローにコニャックをブレンドしたのがこのノワール。
なんか今終売してるらしいですね。飲めなくなっちゃった。。。
カクテルによく使われますが、夏にトニックウォーターで割って飲むと超気持ちがよい。
秘蔵
ここからは単純に高かったり、資産価値の領域です。
・ブッカーズ
バーボンといえば、のジムビームが作る最高ランクのバーボンウイスキー。
バーボンウイスキーというジャンル全体の中で見ても最高峰の存在です。
大量にあるジムビームの原酒の中で超こだわって作られた少数精鋭です。
原酒のうまさとパワーを味わう、というコンセプトで度数は脅威の64%前後。
飲んでないのですが、まあバーボンの中で一番美味いっていう人もいるくらいなので絶対うまいです。
この前居酒屋で知らんおっさんと話しててブッカーズ持ってると言ったら3万で売ってくれと言われて本当にビビりました。
・ジャックダニエル 150thアニバーサリー
ジャックダニエルの蒸留所150州記念で作られたボトル。
全世界で18万本、日本で大体1.2万本だそうです。
その昔ジャックダニエル好きな父親へ初任給で買ったプレゼントです。
二人して開けるタイミングを一生逃しています。
分からん、父親の定年とかで開けるのかも。
もうここまで来ると味とか関係ないと思います。どうせ美味いだろうし。
・グレンモーレンジ 18年
ウイスキーの中では有名なほうじゃないでしょうか。
ハイランドのウイスキーでグレンフィディック、グレンリベット、マッカランに匹敵する売上だそうで。
様々な樽を用いている蒸留所で色んなバージョンがあります。
12年の甘さと柑橘感がハイボールと相性がよく、Barで頼むとたまにオレンジを添えてくれる場合があり、それがめちゃくちゃ美味いです。オレンジハイボール。
そんな18年もオレンジっぽさを残しつつ深みのある複雑な香りと甘みで文句なしに美味しいです。贈答用にもおすすめ。
・グレンモーレンジ ケーク
そんなグレンモーレンジは定期的に限定品を出しており、2020年の限定がこのケークでした。
今まで飲んだ中でもトップクラスの甘さで、もはや名前の通りショートケーキでした。Barで飲んでどうにか買おうとして、数ヶ月単位で探し回ってました。おかげさまでもう開けられる気がしません。
トカイワインという世界三大貴腐ワイン(ぶどうを腐るギリギリで収穫して作る、はちゃめちゃに甘いワインというジャンルの3大巨頭の一つ)の樽で作られたため、まあ甘いです。納得です。
二度とリリースされないし、Barいっても大抵空のボトルしかないです。
もうここまで来たら封印するしかないです。
いつか5万位で売れたりする時が来るのかも知れない。
・ウルフバーン Cask No.201 立狼川記念ボトル
西東京寄りの範囲が行動範囲で、立川にはたまにいくんですが、
そこで大好きなウルフバーンがコラボボトル出すって言うじゃないですか。
行きましたよ立川伊勢丹。
よく分からないんですけど、ウルフバーンは色々な限定ボトルを出しており、日本限定版やチャリティー用、立川(何故)、三峯神社(どうして)など変わり種がたくさんあります。
そんな1本。
まあラベルカッコいいからOKです。
・モルトウイスキーカンパニー Westport 1997
ボトラーズです。モルトウイスキーカンパニーのリリースで、中身は確かグレンモーレンジです。
ボトラーズリリースでグレンモーレンジってあまり見なくて、偶然ハマっている時に見つけたので買ってしまいました。
ウイスキーにはティースプーンモルトと呼ばれるジャンル?があります。
これは同一の原酒のみで構成されたボトルにティースプーン1杯分の少量の別原酒を入れることで、
はいこれはグレンモーレンジじゃありません~~自社でブレンドしたボトラーズウイスキーです~~~だから売ります~~~~
って感じの仕組みです。
こうすることで名前を公表して売ってはいけないボトルも売れることになります。
つまり余程美味い樽なんだろうなあという感じです。
ただボトラーズウイスキーは基本的に1樽=180本くらい?のボトルしか取れないので、同じ樽のボトルはほぼなく、基本的に一期一会になります。
それもまた魅力──
・THE U 2nd シークレットハイランド
下北沢にあるBar、ウイスキー専門TENの店長が選んだボトル。
中身は20年のクライヌリッシュ。
youtubeでお勉強しつつクライヌリッシュにドハマリしていた時期に、その店長の動画を見ていたので買ってみるかと購入。
オフィシャルのクライヌリッシュが大好きで3本くらい開けているんですけど、最近高くなりすぎててしんどいです。
ハイランドらしい特徴を抑えつつ、オイリーで塩気がジャンル内では強い印象。
そのせいかこれ飲む度に昆布しゃぶっている気分になります。
それって美味い感想なのか?と思うと思いますが、ちゃんと美味しいです。
UMAMI.
・ダンイーダン 21年
中身は1992のグレンマレイ。
スペイサイドの蒸留所であるグレンマレイは例に漏れずスペイサイドらしい華やかフルーティな味と香りですが、それがまあ綺麗にまとまっている。
こういうボトラーズ飲んで美味しかった時、周りに詳しい人がいなかったら
「うまいな~~~いい樽選んでるわ、これ」とか樽に言及すると、一瞬で通ぶれます。
とはいってもマジで美味い1樽だけの1本勝負なので、買い付けた人のセンスが良いんだろうなあということです。
・ウィリアムソン 2005 14年
中身はラフロイグのティースプーンモルト、つまりほぼラフロイグです。
板橋にあるお店でウイスキーたまに買いに行くんですが、そこで勧められた1本。
14年って長熟じゃなくない?と思われるでしょうが、まあその認識で合ってると思います。
ただまあもうそんなの関係ないくらい単純に美味い。
こういう時に言うといいですよ、いい樽だわこれ~~~~~~~~~~
・ディスティラリーズ・コレクション グレンマレイ 2007 15年
日本のボトラーズとしてリリースされてきたディスティラリーズコレクションから同じくグレンマレイ。
某サーバのDJ面子も参加していた、群馬の廃校でひたすらパーティーするガッコウレイヴという一大イベントにて希望者を募ってお金を集め、クラファンということで選んだ1本。
当日の参加者からも驚きと感動が垣間見えて良い経験になったなと思います。
ちなみに来年も上記ガッコウレイヴやるつもりらしく、自分もまたウイスキークラファンして最強の1本を選ぼうと思っています。来年会おう。
上記と同じく華やかフルーティ全開なグレンマレイ、こちらは15年なのもあってより若々しい印象でしたが、それでもアルコール感などはなく、
飲み慣れていない人でも美味しく飲めていました。
美味い酒は、美味い。
・マッカラン 18年
なんでこんなものがあったんだ……。
その昔父親がもらったものが封印されていたらしい。
スペイサイドにあるマッカラン蒸留所は、ある意味一番有名なウイスキーかもしれません。
この前酒屋に行った時、中国人が入ってきて店員に「この店にあるマッカラン全部ください」とか言い始めたときはデケェ声が出てしまいました。
その位のブランド力があるマッカランですが、最近はシェリー樽原酒が安定して供給できず、他のシェリー樽やバーボン樽と合わせたトリプルカスク、ダブルカスクなどがかろうじて店で見かけるくらいで、
オリジナルのシェリー樽オンリーのマッカラン12年はもう見かけることはほぼありません。
あってもプレ値。というか12年供給できないから作ったダブル/トリプルカスクもプレ値ついててもう意味分からん。
そんなわけで、贈答用などには最高の選択肢ですが、
普段からウイスキー飲む人からすると、シェリー飲みたいならマッカランじゃなくて他飲むわ。となってしまう気がします。
美味しいのは間違いないんですけどね……
そんなオリジナルの18年が封印されてました。やばすぎ。
定価で3万位の、プレ値5-6万では?
・レジェンド オブ キューバンラム Pre1962
1962と言ってるけど、実際には1940-50年代のラム原酒をギリギリまで樽熟成させてボトリングされたラム酒。
ジャック150thと一緒に酒屋で買った初任給プレゼント。
もうここまでふるいラムとかなんもわかんない。たぶんすごい。
・ポールジロー ヘリテージ
生産から瓶詰めまで全てを行うプロプリエテールのコニャックの中でも有名なのがポールジロー。
そのラインナップでも脅威の50年以上の原酒で作られています。
ブッカーズのように、コニャックというジャンルの最高峰です。
これ、誕生日プレゼントで貰っちゃったんですよね……
いつかくれた本人と一緒に飲むつもりです。
終わりに
ということでメインがウイスキーのせいで内容も偏っていたお酒紹介でした。
本当はキンミヤとかアマレットとかボンベイサファイアとか、紹介するほどでもない普段使いのお酒がまだまだあるんですが、無限になるのでこれにて終了です。
家の床が抜けないことを祈ります。
金額の計算したくないです。
某ディスコードサーバではスレッドとして#お酒総合 というスレッドを自分が作っています。#ビール は専用スレッドがあるのでそちらで話が弾んでいますが、居酒屋のハイボールからBarのウイスキーまであらゆるお酒の話をしています。是非ご参加ください。
明日はチケットさんの「今年打ったパチンコ・パチスロの感想 2023編」です。
確立研究部部長の今年の活動に感動しました。
※追記
面白そうだったので、紹介した酒+αを可能な限りAmazonで購入した場合、いくらになるか計算してみました。
盛りに盛ったエンターテインメントです。
Amazonになければ楽天、なければメルカリ、それでもないなら適当な酒屋から。
あまりにぶっ飛んだ価格は避けました。がジャパニーズ系のAmazon価格が本当に壊れていて笑ってしまいました。
さてさて結果は……
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