海辺のカフカ

自分の問題から逃げることはできない。
たとえ、自分の居場所から逃げたとしても、
その問題を解決するヒントを得られるが、
新たな場所で解決することはできない。

今の問題は、最終的には自分の居場所に戻らない
といけない。

時間は問題を解決しない。
自分が問題を解決しなければならない。

カフカの行動力、人を頼る力、考える力
は15歳の少年とは思えない。
家庭環境から、自立心を強く持ち、
タフでなくてはならないと自分に言い聞かせる
姿に尊敬の念を覚えた。

辛い出来事があっても、めげずに前に突き進んでいく。後ろを振り向かずに。

これらの多くはメタファーであるという。
村上春樹は、この物語の物事の動きを
人が動くべき動きとして代わりに表している
のではないかと思った。

タイミングによって事の重大さが変わる石。
猫との会話。図書館。音楽。海外。

もう一度読んでみたくなった。

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