2023年4月出版書籍「花殺し」について。
ご機嫌よう。Noelです。
健康ネタしかねえのかよ、と思われがちな私が本日は2023年4月にCAL文芸叢書様より出版したアンソロジー小説「サロメ座の華」に寄稿させて頂いた「花殺し」についてお話させて頂こうかな、と思います。
「生きている人間が一番怖い______
ありがとう________全てのドロドロした人間たち。」
注:この作品はクィア(LGBT)作品になります。
【あらすじ】
葬儀会社に勤める主人公の女性は過去に婚約者を病で亡くしていた。同じ職場で出会ったもう一人の女性は同性愛者であった。
二人とも過去に傷を抱え、人生を諦める為に葬儀会社で働いていた。
そんな二人が少しづつ少しづつ惹かれ合い寄り添っていこうとするが世界はどこまでも残酷だった。
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「幸せの形」とは人それぞれで。
だから私はこの2人の、この2人だけの「幸せの形」を書きたかった。
そんなお話です。
手に取ってくださった方からの直接のメッセージやDM、オンライン購入してくださった方からの口コミ、批判やアンチも含め全て読ませていただきました。ありがとうございます。
一部をご紹介させて頂きます。
嬉しいですね。恥ずかし、嬉し、えへへって感じです(語彙力)
この作品は実体験ですか?とよく聞かれます。
LGBTについてはお答えしたくありません、申し訳ないです。
葬儀会社では実際に働いていました。10年ほど前に5年間くらい働いていました。
その時に感じた違和感を「花殺し」にぶつけました。
自分の大切な人が亡くなって、最高の式でお見送りをして差し上げる、ここまではプロフェッショナルにこなします。もちろん。
ですが霊柩車を見送り、見えなくなってしまえば、やれ腹が減った、やれ今日の故人は腐敗が進んで臭かった、など汚い言葉が飛び交います。
悲しいですね、でもこれが現実です。
故人が運ばれてくると、その方のプロフィールをみんなで囲んでは
死因を見て「えー!自殺なんだって!やば!」
年齢を見て「20代?!若い!かっこいいかな!あとで見にいこ!」
ご遺体を見て「臭かったわw」
葬儀会社のリアルです。本当に悲しい。
こんな地獄で私が感じたこと、許せなかったもの、吐き出してスッキリしたかったものを全て「花殺し」にぶつけました。
そうです、この作品は私のオナニー作品です。
「花殺し」を読んでくださった全ての方へ謝りたいです。そしてお礼が言いたいです。
地獄を見せてしまってごめんなさい。
そして一緒に地獄についてきてくれてありがとうございました。
ありがとうね。
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死ぬまで無期懲役で独房に入るか
余命一年を好きな人達に囲まれて過ごして死ぬか
あなたはこの二択の人生ならどちらを選びますか?
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