【短編小説】花やしきとレモンサワー
恋人のバスケ仲間、ゲンちゃんが高校の部活のコーチをやっていて、関東大会の予選があるっていうので、両国にある学校の体育館まで観戦しにおいでと言われた。
試合は10時半からだっていうから8時には起きなきゃいけない、日曜日の朝だっていうのに! 健全な高校生のバイオリズムに合わせるっていうのはとんでもないことだ。
恋人のもう一人のバスケ仲間である鈴木さんと、わたし、3人で両国駅で待ち合わせ、セブンイレブンでわたしはハイボールを、2人はアサヒの「糖質ゼロ」を入れてから試合に向かった