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テレビ番組で情報を得る

自分の家には姉にもらったテレビがある。が、繋ぐのがめんどくさくてクローゼットにしまっている状況だ。自分は自称ミニマリストなので、まず無い状況から始めて、必要だと判断をしたときにはじめて物を日常に取り入れたいと思っている。だからテレビが家にあるだけで繋ぐ気にはならないのだ。

今朝久々に実家でサンデーモーニングを見ていた。その体験がすごく自分の中でいいものだった。

普段自分はYahooニュースと、ポッドキャストのAIがニュースを読み上げてる朝日新聞制作の音声コンテンツでニュースを知ろうと試みている。しかしどちらも良い情報収集方法だと思えなかった。
その理由として、自分は教養があまりなく、語彙をしらない。だから、文字とか音声で認識すると、集中して読んでいてもその単語の意味は何だ?と思い、ニュースから脱線して単語の意味を調べなければならず、本当に必要な情報をすぐ知れない。それは本でもそう。
さらにYahooニュースはどうでもいいエンタメ情報や広告が多く、まず自分で情報の取捨選択をしなければならないのがダルい。

何故テレビでサンデーモーニングを見ることがよかったのか。
その理由は、まず第一に視覚的に情報を伝えてくれるということにある。ニュース解説にある図や絵がこれほど理解するのに役立っているのかと驚いた。また、映像からニュースの重大さを伝えてくれることはすごく大きいと思う。それまで文字だけの情報では、日本から遠いから自分には関係がないか、と読み飛ばしていた海外の情報も(自分は英語科に行ったのに英語が話せないコンプが強くてキショい)その悲惨さや規模の大きさや影響を強制的に伝えてくれる。

さらに、コメンテーターが多角的な視点で、見る側の人間に情報共有してくれるのもありがたかった。ネット記事は端的に情報を得られるが、自分は何が問題視されてニュースとして取り上げられているのかが分かりにくかった。だからこそ政治評論家や、臨床心理士などその分野に精通している人の視点からニュースを捉え直してもらえることが、私の理解に繋がった。
コメンテーターの中にはタレント業の比重が大きく本業を疎かにしているのでは?と批判されている人もいたのは気になった。けれど、他の番組はタレントがその役割を担っていることも多く、視点が視聴者と同じだったら共感はできるが情報として弱いだろうとも思う。

テレビは受け身でも情報を得られることがいい。時間の縛りはあるが、決まった時間にそのボタンを押せば、知りたい情報を簡単に得ることができる。
そこから発展したYouTubeはおすすめ動画として自分が知りたい情報も予測して次から次へと何もせず情報を得られるから恐ろしく思う。どんどん自分から知的欲求が奪われている気がしている。私はYouTubeに何百時間も費やしたがそこで得て良かった情報はチェーンソーマンの裏設定くらいだ。

そうは言っても、何でも情報を得ることが正しいとは思わない。YouTubeでASMRを観てる時の私は情報を得てはないけど、気持ちが落ち着くし、音楽を聴くことも気持ちを高めることができるから意味がある。
自分がもし現代アーティストを目指すなら、今社会がどう在るのかを知るべきだし、それが自分の制作にどう関わるのかを考えなければならない。その為に自分が知的欲求を満たす理由を見出せたら最適だと思う。

それでも、テレビを繋ぐのがめんどくさい。テレビ台がない。台、買いたくない。テレビの黒色が部屋と合わない。とにかくテレビのある部屋にしたくない。
論理的に理解しようとしても怠惰な自分がそれを阻止してくるのだ。

とりあえずSNSで自分の知りたい情報を仕入れることにする。
Instagramでサンデーモーニングのアカウントをフォローしてみた。今日の出演者が誰かの告知や、制作物について以外にも、今日放送の話題を図や絵で解説する投稿や、コメンテーターの発言の切り抜きがあった。番組を見るよりはもちろん情報量は減るし、映像のが理解しやすいが、かなり良いコンテンツに感じた。
が、やっぱり番組を見たほうがいい。

TVerなどの見逃し配信のアプリやYouTubeなどでもう少し探してみようと思う。評論家や学者のコメンテーターが出演する情報番組・コンテンツをネットで見つければ私の生活は社会と乖離しないものになれる気がしている。

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