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ミックスがこんなに簡単に⁈「Pinknoise Mix」にチャレンジしよう!


作曲家、DTMerみなさんこんにちは!
I'chiba'nのハンです!

みなさんはミックス、どうされてますか?

ミックスやマスタリングは音楽の知識だけではなく、
音響の知識も必要なので、ミュージシャンではなく、エンジニアさんの仕事
だったのですが、最近は音作りやミックス、マスタリングまで「作曲」の
範囲に入り、多くの方々が自分でミックスしていることが多いと思います。

技術も発達し、DAW上で作曲からミックス、マスタリングまで一気に済ませられるようになったり、良いプラグインがたくさん発表され、特別な機材が
なくてもベッドルームミュージシャンでも自分が作りたいサウンドバランスを作れるようになりましたね。

でも実際はどうですか?
長時間同じ曲を聴き、耳が疲れてしまって正確な判断ができなくなってしまったり、プラグインの使い方が難しくて思った通りのサウンドにならないなど、ミックスはいつもミュージシャンのみなさんにとって悩ましい部分ではないかと思います。

今日の記事はみなさんのミックスに対しての悩みを
少しでも解決できる方法として「Pinknoise Mix」を紹介したいと思います。




01.Intro : Pinknoise Mixって何?

Pinknoise Mixは、言葉通りに「Pinknoise」を利用したミックスのやり方です。
Pinknoiseという雑音を基準にし、各トラックのボリュームバランスを調節して、フラットな状態にさせることが目標であるミックス方法です。

Pinknoiseはノイズの一種であり、高音域になればなるほど、
その大きさが反比例する特性を持っているノイズです。

「Credland Audio - PINK」のアナライズ


02.ミックス前の準備

-マスタフェーダの確認


0dbになっているかを確認!


まずは、マスタフェーダの確認が必要です。
DAW上のStereo Outがしっかり0dbになっているかを確認しましょう。

作曲・DTM作業全般において、
マスタフェーダは楽曲のピーク状況やボリュームを確認できる大事なポイントとして基準になりますので、特別な理由がない限り、0dbから動かさないのが基本となります。

特にミックスは楽曲制作よりも正確な数値で確認することが大事な作業ですので、もし間違えてフェーダの数値が変わってないか、ミックスに入る前にもう一度確認しましょう。


-トラックのグループ化

トラックの整理を習慣化しましょう!

もし、レイヤーされているサウンドがあったり、一つのサウンドが複数のトラックになっている場合(Ex. 同じギターのフレーズはL,R二つのトラックに分かれている場合など)、サウンドデザインを完成させ、グループ化しておきます。


-プラグインのインストール

自分でPinknoiseのファイルを用意して作業に入っても大丈夫ですが、
今回は簡単にPinknoise Mix専用に出た無料プラグイン、「Credland Audio - PINK」を使いたいと思います。

上記のページに移動し、プラグインを設置すれば、全ての準備はOKです。

03.Pinknoise Mixの仕方

-「Credland Audio - PINK」の使い方

「PINK」はとても簡単なプラグインであって、
単純にPinknoiseを発生させるプラグインです。

まずは、インストールした「PINK」をStereo Output(最終2Mixトラック)に入れます。
つまみも三つしかなく、とても簡単で分かりやすい見た目をしていますね。

・Noise Level : ノイズのレベルを調節
・ON・OFF:ノイズをON/OFFができる
・Master Level:当プラグインのマスターボリュームを調節

この中でも、僕たちが使うことは多くても真ん中のON/OFF機能ぐらいです。
Noise LevelとMaster Levelは-6のまま、特に理由がない限り動かさないでください。

*各レベルが-6になっているのは、マスタリングでのHeadRoom(Mixの次、マスタリング段階で音圧を上げてボリュームをより上げるためのdbを確保すること)を想定して決まっている数値ですので、特に理由がなければ触らなくて大丈夫です。

-ボリューム調節

PinknoiseをONにすると、サーっとする雑音が鳴り始めます。
この雑音を基準にして各トラックのボリュームを調節します。

ポイントは、
各トラックをソローで聴きながらPinknoiseに音が被って、聞こえるか聞こえないかぐらいのボリュームに調節することです。

先ほどグループ化したトラックに関しては、グループごとにボリュームを調節してください。

すべてのトラックのボリュームをPinknoiseのボリュームを基準に調節すると、すごくフラットな状態に楽曲がミックスされていることがわかると思います。


みなさんいかがですか?
Pinknoise Mixは限界もあり、ボリュームバランスを調節することしかできませんが、ミックス初心者の方や耳の調子が悪い時など、さまざまな場合に効率よく使えます。

もしミックスに苦労をしていたり、ボリュームバランスを合わせることが難しい方はPinknoise Mixにチャレンジしてみるのはいかがですか?


楽曲制作から
Mix、Masteringまで!
自分の手でオリジナル楽曲を作ってみませんか?






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