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言えなかった言葉:蟹座満月 2020.12.30

こんにちは、iです。

2020年も残すところあと2日。
はやかったような、長かったような一年でした。
「良いお年を」と言った回数が今まで生きてきて一番少ない年だったなあと思います。2021年は、人に気兼ねなく会う事ができる年になっていてほしいですね。

さて、今年最後の満月は蟹座です。2020/12/30  12:27頃です。

今年は6月から7月にかけ、蟹座で二度も新月が起こり、さらにその一度目は夏至+日食というスペシャル×2みたいな様相を呈していました。

社会変化を起こしていた山羊座の天体群が注目されていた中で、山羊座の真向かいにある蟹座もまた、今年の重要なテーマを提起していたのだろうと思います。

山羊座が社会という大きな集合組織を担当するなら、蟹座はその反対の極にある小さな集合体を担当しています。
家族や、バックグラウンドは違っても「ファミリー」的につながっている集団のようなものを担当するのが蟹座というイメージです。

2020年は、「家族」や「ファミリー」的なつながりが、裏テーマだったのでしょう。
「家族」について変化があったり、向き合わなくてはならないことが持ち上がったり、決断しなくてはならなかったり・・・というシーンが多い年だったのかなと感じます。

社会が風の時代への変化に向き合わざるをえないように、家族もまた変化に向き合わざるをえなかった。

その中で、誰かの言葉に傷ついたこともあったでしょう。
自分の行動が相手を傷つけてしまった、ということもあったと思います。
言いたくても言えなかった言葉、
会いたくても会えなかった辛さ。
その中には、取り返しのつかないものもあったかもしれない。

親しい友人のご家族は、病院の面会制限が続く中、大切な人の最期に立ち会うことができなかったと聞きました。そんなことが世界中で起きていたのだと思うと、本当に2020年とは何という年だったのだろうと思います。

明日の蟹座満月は、心の傷を表すキロンが満月と強く結びついています。
そして、太陽の傍には伝達やコミュニケーション担当の水星があり、
さらに、満月自体も3ハウスでコミュニケーションの位置にあります。

今年、愛する人びとや家族、身内との関わりの中でついた傷やトラウマが、蘇る満月になるかもしれません。

でも、痛みは認識することで癒しが始まります。
逆に言えば、認識されることのなかった痛みは、いつまでも癒されることなく静かに痛み続けるのです。

だからこの満月で浮かび上がった痛みがあれば、それは今から癒されていくというサイン。
向き合うことが辛ければ、今はそっと傷を撫でてあげるだけでもいいのだと思います。無理しなくて、いいんです。傷があると知ったなら、それはいつか癒えるから。


大晦日までに一年の垢をおとして、新年の準備をして、スッキリとお正月を迎える。
実は、昔はそういう雰囲気が苦手だったんです。
今日と明日で私たちの何が変わるんだろう、と。
形式だけ整えて、行事を滞りなくやって、何も変えようとしなくても「ちゃんとしてる」雰囲気がまかり通っているのが何となく居心地が悪くて。
もともと家族行事がとても苦手だったので・・・・・・かなりひねくれていますね笑!

今は人間の知恵なんだなあと思っています。
「来年」という概念があるだけで、次の一年に希望を持つことができる。
今年ついた傷も、癒えなかった痛みも、来年はすっきりと癒えていくのかもしれない。
そんなふうに、希望を持つことができるから。


今年はたくさんの方に読んでいただき、またたくさんの方とご縁をいただき、本当にありがとうございました。

これが今年最後の更新になるかなと思います。文章を書いて書いて書きまくった一年でしたが、これも読んでくださる皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。

12/30~2021/1/3まではお休みを頂きたいと思います。色々と充電して、来年の準備をしたいと思っています。

皆さまも良いお年をお迎えください。
それでは、来年もどうぞよろしくお願いいたします。




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